全国で激闘中!! 『ローソンチケット Presents G1 CLIMAX 27』の開幕前に、内藤哲也選手に直撃インタビュー!(後編)
※このインタビューは7月上旬に収録。
■存在感がなくなって後藤洋央紀よりも鹿児島アリーナに目がいっちゃいますね
――続いて、8月1日(火)鹿児島大会の公式戦で、後藤洋央紀選手と対戦しますが。
内藤 かつては“四天王の一人”と言われていた後藤選手ですけど、どういう決意のもとCHAOSに入ったのかよくわかりませんが、もう満足しちゃってるんじゃないですか? CHAOSでお友だちがいっぱいできて満足しちゃったんじゃないですかね。非常に残念ですよ。ボクがこの鹿児島で期待することは、また“白塗り”の後藤洋央紀が俺の目の前に現れるんじゃないかと。
――“白塗り”の後藤選手であればやる気が出ますか?
内藤 いや、やる気はありますけど別になんの楽しみもないので。2年前ぐらいだったら鹿児島での後藤戦っていうシチュエーションは、俺の目の中に入ったと思いますけど、いつの間にか存在感がなくなってしまいましたね。特に語るポイントもないぐらい。むしろ、ボクは鹿児島アリーナっていう会場が好きなので。後藤洋央紀よりも鹿児島アリーナに目がいっちゃいますね。フフフ。
■ザック戦は非常に楽しみな一戦。彼のテクニックをいろいろと味わってみたい
――続いて、8月4日(金)愛媛大会の公式戦で、『G1』初出場となるザック・セイバーJr.選手と対戦しますが。
内藤 ボク、一回タッグマッチでザック・セイバーJr.とやったことがあるんですよ、イギリスで。かなりグランドテクニックに長けた選手ですからね。「ボクの知らないいろいろなテクニックを味わえるんじゃないかな」と思って、この試合に関してはボクは非常に楽しみな一戦ですね。
――ファンは普段見れない攻防を期待してると思いますが。
内藤 ただ、彼のスタイル的は初めて見る人には伝わりづらいスタイルで会場が愛媛となると、内藤とザック・セイバーが向かい合った時、彼が完全アウェーになってしまうんじゃないかと。
――ああ。後楽園ホールならまだしも。
内藤 ええ。おそらく、彼が何をしてもまったく会場に響かない。むしろ、会場は「頑張れ、内藤!」の声援一辺倒で、彼の心が折れてしまうんじゃないかと心配ですよね。だから、彼の心が折れないことを祈りますよ。ただし、彼のテクニックをいろいろ味わってみたいですね。
■この『G1 CLIMAX』は知名度を競い合う大会なんですか?
――続いて、8月6日(日)浜松大会の公式戦で真壁刀義選手と対戦しますが、お2人の闘いは2012年8月5日(日) 大阪府立体育会館大会の『G1 CLIMAX 22』公式戦が印象に残ってますね。
内藤 そうですね。あの大阪のあとの仙台で靭帯切っちゃいましたし。ただ、あの試合は覚えてますよ。
――真壁選手と対戦するのは久々ですか?
内藤 いや、2年前の『G1』でやってますね(※2015年8月2日愛知県体育館大会『G1 CLIMAX 25』公式戦)。
――いまの真壁選手はドラマやバラエティーなどリング以外の場での露出も多く、知名度ナンバーワンでもあるかと思いますが、そういう部分で認めるところは?
内藤 知名度は素晴らしいですよね。プロレス以外の分野において非常に才能を発揮してるじゃないですか。だから、そっちに移行すればいいんですよ。
――また手厳しいことを言いますね。
内藤 だって「この『G1 CLIMAX』は知名度を競い合う大会なんですか?」「違うでしょ。プロレスを競う大会でしょ」と。たしかに彼の知名度であったり、他の分野での活躍は素晴らしいと思いますよ。でも、そっちに力を入れ過ぎた結果、いつの間にかプロレスでは彼がタイトルマッチ戦線に浮上してくることもないわけですよ。
――タッグパートナーの本間選手も欠場中で、いまはなかなかベルト戦線には絡めてないですね。
内藤 となると、もしかしたら彼は『G1 CLIMAX』に出るのにふさわしくない選手になってしまったのかもしれないですね。別に、他の分野の活躍を否定するわけではないですけど、そっちに力を入れるのであれば「もうプロレスは一歩下がったらどうですか?」と。なので今回は、彼本人もお客様もそう思ってしまうような“厳しい『G1 CLIMAX』”になってしまうんじゃないかなと思いますよ。そして、タイミングとしてはかなり後半じゃないですか?
――そうですね。Aブロックの公式戦としてはラスト2ですね。
内藤 「彼はここまでたどり着けるんですか?」と心配になっちゃいますよね。不戦勝でアクトシティ浜松にご来場のお客様、内藤哲也の試合を楽しみにアクトシティ浜松大会のチケットを買ったお客様をガッカリさせてしまうんじゃないかなと。そうなってしまわないか、ちょっと心配ですね。
■すべて内藤の棚橋。結局、俺ありきの棚橋なんですよ。
――そして、最後の公式戦8月11日(金)両国国技館大会では棚橋弘至選手と対戦しますが、6月11日大阪城ホール大会での棚橋選手はどうでしたか?
内藤 執念を感じましたよ。
――対戦前には棚橋選手へ厳しい言葉があった中で、結果的に内藤選手としては珍しいタップアウト負けを喫しましたが、棚橋選手を認める部分はありましたか?
内藤 認める部分というか、彼が何年かかの新日本プロレスを支え続けてきたことは間違いない事実ですし、大阪城の対戦で棚橋の執念は凄い感じましたよ。そして、たしかにボクは彼のテキサスクローバーホールドでタップしました。これは事実です。
――そういう部分は認めると。
内藤 でも「内藤、棚橋の順番はもう崩れないな」というのを、大阪城を終えて改めて感じてしまいましたね。大阪城でたしかにボクはギブアップ負けをしましたよ。でも、やはり“内藤、棚橋”なんですよ。けして“棚橋、内藤”ではない。
――レスラーの“格”として、内藤のほうがだと。それはどんな部分で感じましたか?
内藤 よく考えてみて下さい。「内藤に勝った」「内藤が雑に扱っていたベルトを救出した」「内藤が壊したベルトを直した」すべて内藤があった上での棚橋。結局、俺ありきの棚橋なんですよ。
――う~ん。そう言われると、たしかにそうかもしれないですが。
内藤 昔は違ったかもしれないですけど、今回の大阪城ホールに関してはすべて“俺ありきの棚橋”ですよ。それが現実ですよ。結局、彼は一人で輝けないんですよ。たしかに昔の棚橋弘至は輝いてましたよ。俺の目にもハッキリ輝いて見えてたけど、いまや彼は一人で輝けない。俺の輝きがあってやっと反射する程度ですよ(ニヤリ)。
――ただ、前回敗れているだけに連敗は避けたいところだと思いますが。
内藤 たしかに直近の試合ではボクが負けましたし、彼はいま現在チャンピオンですよね。でも、この8月11日両国で向き合う時は、あくまでも「彼が俺にチャレンジしてくる試合だ」と思ってます。
――たとえ、IWGPインターコンチネンタルのベルトを持ってても。
内藤 ハイ。ベルトを持ってても、前回負けていても。
――なぜなら存在感で上回っていると。
内藤 そうですね。もう今度、そこが入れ替わることはないでしょう。なので、俺はこの最後の公式戦が棚橋弘至であるということに関して、皆様が思ってるほど燃えてくるものは別に何もないですね。むしろ「2日後に行われる優勝決定戦で誰が俺の目の前に立つのか?」と。両国国技館に関してはそっちの方に目がいってしまいますね。
■いまの俺なら『G1』という強力なジャンプ台を最大限利用してもの凄い高さまで上がれる自信があります
――となると、Bブロックからはどの選手が上がってくると思いますか? あるいは闘いたい選手は?
内藤 これはおそらく皆様にアンケートをとったら、Bブロックはケニー・オメガかオカダ・カズチカのどっちかになるでしょう。「いま現在の実力的にもこの2人のどちらかになるんじゃないでしょうか」と。ただ、俺の希望はEVILかSANADAに上がってきてほしい。皆様が予想してるのは、オカダ、ケニーのどっちかだけど、この2人には皆様の予想を覆して、最終的には俺の目の前に立っててほしいですね。
―― もし一人を選ぶのであれば、EVIL選手とSANADA選手のどちらを。
内藤 俺はEVILを希望します。
――おっ、SANADA選手ではなくEVIL選手ですか。その理由は?
内藤 ハッキリ言ってSANADAとはシングルマッチやったことないですから、「SANADAとシングルしてみたいな」っていう気持ちはありますよ。でも、一緒に組んでてEVILからはSANADAへの強烈なライバル心、嫉妬心を凄い感じるんですよね。SANADAもそういう気持ちがあるのかもしれないけど表に出さないので、そのぶん表に出してるEVILの方が試合にそういう部分が表れるんじゃないかと。なので、俺はEVILを希望しますね。
――そんなEVIL選手となら素晴らしい試合をできると。
内藤 ハイ。『G1 CLIMAX』という注目されている大会の中で、L・I・J同士の闘いがL・I・Jを皆様にお見せするのに一番いいんじゃないかと思いますし、我々L・I・Jは同じユニット内でも常に競い合ってますからね。そういう大きい舞台で競い合ってこそ、『G1 CLIMAX』以降さらに魅力的なL・I・Jができるんじゃないかなと思うので、やはりこの注目される『G1 CLIMAX』という舞台でL・I・J同士で競い合いたいなと。
――第1希望はEVIL選手ですが、SANADAとも闘いたいと。
内藤 そうですね。予想はケニーかオカダですよ。ただし俺の希望はEVILかSANADA。
――そして、今年は内藤選手が“優勝候補筆頭”と言われていると思いますが、そういう空気を感じますか?
内藤 感じますね(即答して)。
――過去、内藤選手は2013年に『G1』を優勝しましたが反響は凄いですよね。
内藤 そうですね。やはり4年前にそれは凄い感じました。優勝する前も優勝した後も「返って来るモノが非常に大きいんだろうな」とは思ってましたけど、2013年に優勝してみて「自分が想像してた以上にこの『G1 CLIMAX』優勝って非常に大きいモノなんだな」と感じましたね。
――ただ、あの時は“スターダスト☆ジーニアス”の内藤哲也でした。今年はさらに勢いのあるL・I・Jとして優勝したらどんでもない反響となると思いますが。
内藤 ええ。ボクは『G1 CLIMAX』をこれ以上ないジャンプ台だと思ってますよ。これ以上ないぐらいバネの強いジャンプ台ですよね。そのこれ以上ないぐらいバネの強いジャンプ台を2013年にボクは踏んだんですよ。でも、あの頃はその反動をうまく利用できなかったですね。ただ、いまの俺ならこの強力なジャンプ台を最大限利用してもの凄い高さまで上がれる自信がありますね。
――L・I・Jの内藤哲也なら『G1』優勝というジャンプ台すら、乗りこなせると。
内藤 ハイ。なので、今年の『G1 CLIMAX』はこのジャンプ台を踏みたいですね。「どこまで上にあがってしまうのか」っていうのは凄い楽しみですね。2013年の時はそこまで上がれなかったですけど、いま踏んだらとてつもない高さまで上がれると思うし、そこから見える景色は一体どんな景色なのか? 凄い楽しみですね。
■「ローソンチケット Presents G1 CLIMAX 27」大会スケジュール
8月4日(金)愛媛・アイテムえひめ
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※「ロイヤルシート」は完売となりました。
※「アリーナA」は残り僅かとなりました。
8月5日(土)大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)
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※全席完売となりました。「小中高生券」を含め当日券の発売はございません。
8月6日(日)静岡・アクトシティ浜松
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※「ロイヤルシート」「指定席S」「指定席A」「指定席B」は完売となりました。
8月8日(火) 神奈川・横浜文化体育館
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※「SS席」は完売となりました。
※「アリーナA席」「アリーナB席」「2階指定A席」「2階指定B席」は残り僅かとなりました。
8月11日(金・祝)東京・両国国技館
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※「砂かぶり」はファンクラブ先行予約で完売のため、一般発売でのお取り扱いはございません。
※「アリーナA」「アリーナB」「アリーナC」は残り僅かとなりました。
※前売券の販売は、プレイガイド各店ごとに購入枚数制限を行うこともございます。
8月12日(土)東京・両国国技館
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※「砂かぶり」はファンクラブ先行予約で完売のため、一般発売でのお取り扱いはございません。
※「アリーナA」「アリーナB」「アリーナC」は残り僅かとなりました。
※前売券の販売は、プレイガイド各店ごとに購入枚数制限を行うこともございます。
8月13日(日)東京・両国国技館 <優勝決定戦>
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※「砂かぶり」「2F特別席」はファンクラブ先行予約で完売のため、一般発売でのお取り扱いはございません。
※「2F指定席」は完売となりました。
※一部のプレイガイドでは、発売日にお取り扱いのない席種もございます。
※前売券の販売は、プレイガイド各店ごとに購入枚数制限を行うこともございます。