• 2016.3.27
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【IA16】“渦中の男”タマ・トンガにインタビュー!「俺にとって最大のチャンス! BULLET CLUBの“穴”は俺たちが埋めるしかない!」ウワサの“弟”タンガ・ロアとは?
4月10日(日)両国国技館大会で、真壁刀義&本間朋晃の持つIWGPタッグ選手権に挑戦するタマ・トンガ。パートナーに弟のタンガ・ロアを指名し、キャリア最大のビッグチャンスに挑む、渦中の男に初のロングインタビュー!

■『INVASION ATTACK 2016』
4月10日(日)16:00 東京・両国国技館

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※「砂かぶり」「アリーナA」は完売となりました。
※「アリーナB」「2F特別席」は残り僅かとなりました。
 
■俺にとって、BULLET CLUBもニュージャパンも大事な“ホーム”。そう考えたら、このリングを離れるわけにはいかない。

——まず最初に、AJスタイルズに続いてカール・アンダーソンとドク・ギャローズも新日本プロレスを離れました。彼らからその話を聞かされた時、どう思いましたか?

 
タマ そうだな……。正直に言えば、最初は「俺も離れないといけないのかな?」とも思ったよ。なぜなら、マシンガン(アンダーソン)は俺のベスト・フレンドだったし、プロレス界においてセンパイであり、トレーナー、そして偉大なティーチャーだった。彼らがニュージャパンを離れると聞かされて、俺の心も揺れ動いていたんだ……。
 
——そうだったんですか。
 
タマ そこから、自分のキャリアのことを真剣に考えた。そしていろんな道を探した。一つだけじゃない。いろんな選択肢も考えられたんだよ。……ただ、最終的に俺とバッドラック・ファレは「ここを離れるわけにはいかない」ということを決めた。
 
——その結論に至った、大きな要因はなんだったんですか?
  
タマ 一番は、ここまで大きくなったBULLET CLUBを落とすわけにはいかないと思ったからだね。同時に、ニュージャパンに関しても同じことを考えた。いいか? 俺にとって、BULLET CLUBもニュージャパンも大事な“ホーム”なんだ。そう考えたら、「このリングを離れるわけにはいかない」と思ったんだ。
 
——アンダーソンとギャローズにしても、自分たちが去ってもBULLET CLUBは大丈夫と考えたから決断した部分もあったでしょうし。
 
タマ そうだね。俺たちに任せてくれたんだから、飛び出すわけにはいかないだろ? だから、俺たちにとって、いまは本当に重要な時だ。彼ら3人はBULLET CLUBにとってもニュージャパンにとっても重要な存在だった。俺やファレ、ケニー(・オメガ)やほかのメンバーにとっても必要な存在だった。そんな彼らが「抜けた」ということは、大きな穴が開いたということ。その穴を誰が埋めるのか? 俺たちしかいないじゃないか?
 
——もちろん、そうなりますね。
 
タマ そして、その時は“いま”なんだ! 俺にとっても大きくステップアップするビッグチャンス。それができれば、俺はマイ・ティーチャーから卒業できる。俺はマシンガンの生徒なんだから、しっかり卒業しないといけないよね。
 
——じゃあ、今回のIWGPタッグ挑戦は初めてのビッグチャンスとともに、卒業試験のようなモノ?
 
タマ イエス。俺にとっては特別な意味を持った大事な試合なんだ。それだけに、このチャンスを絶対モノにしないとね。
 
■タンガ・ロアは、俺よりも身体が大きくて、タフでストロングな男。身体能力も高く、ナチュラルな強さを持っている
 

——しかもパートナーに指名したのは弟のタンガ・ロア。彼はいったい、どんなレスラーなんでしょう? 教えてください。

 
タマ オーケー。“マイ・ブラザー”タンガ・ロアは俺より1歳下で、俺より身体もデカい。たぶん、パパ(キング・ハク)と同じぐらいあるんじゃないか?
  
——あのキング・ハクさんと同じくらい大きいですか。
 
タマ イエス。とてもタフでストロングだよ。パワフルな男だし。身体能力も高く、ナチュラルな強さを持っている。まあ、彼に比べたら、俺はジェントルで優しい男かもしれないな(笑)。
 
——野生児的な強さを持っているということですか。
 
タマ イエス。経歴でいえば、彼は、フットボールで奨学金を得て、テキサス大学に進学した。ポジションはディフェンス・エンドとラインバッカー。それだけでも優秀なアスリートであり、タクティクス(戦略)にも長けてることがわかるはずだ。
 
——これは、期待できそうですね。
  
タマ フフフ。期待してもらわなきゃ困るぜ? その代わり、俺はアイツにないスピードや素早い身のこなしがある。それに……俺のほうがハンサムだろ?(笑)。まあ、彼の一番の長所は、非常にパワフルなことだ。まあ、タッグを組むからには、いろんなアイデアを考えているよ(ニヤリ)。
 
——これまでにタッグを組んでいたことは?
 
タマ 弟とは一緒にプロレスラーとしてキャリアのスタートを切ったんだ。“サンズ・オブ・トンガ”(SONS OF TONGA)というタッグチームとして。じつは、一緒にWWEのトライアウトを受けたんだけど、合格したのは弟だけ。そこから俺と弟は別々の道を歩んできたんだよ。
 
——そうだったんですか。そのエピソードはあまり知られていないと思います。
 
■弟がWWEに行ったあとも、「いつか兄弟でニュージャパンに上がってみたい」とずっと考えていたんだ

 
タマ それともう一つ、おもしろい話がある。じつは、俺と弟がプロレスラーの道を歩み始めた時、パパである、キング・ハクは俺ら兄弟が、「ニュージャパンでトレーニングすること」を強く望んでいたんだ。「それがパパの夢なんだ」とよく言っていたよ。「ニュージャパンは本当のレスリングを教えてくれる」とね。
 
——キング・ハクさんは、もともと大相撲出身の元力士で、日本でプロレスを学んだ方ですから、そういう気持ちが強かったのかもしれませんね。
  
タマ 口グセのように「ニュージャパンにはリアルなレスリングがある」と言っていた。だから俺は「WWEには行けない」と決まった時、すぐに「ニュージャパンに行けないかな?」と考えたんだ。だから、2010年にニュージャパンのドージョーに入れることになったのは願ってもないチャンスだった。パパももちろん喜んでくれたよ。
 
——そんな経緯があったんですね。
 
タマ イエス。だから、弟がWWEに行ったあとも、「いつか兄弟でニュージャパンに上がってみたい」と考えていたんだ。でも、自分の力じゃあ、すぐにどうすることもできなかったけど。
 
——じゃあ、念願かなって、新日本で兄弟タッグを組めるというわけですね。
 
タマ イエス。ざっと7年ぐらいかかったよ。ローング・タイムさ。でも、いまはこの期間が短くさえ感じるよ。夢が叶うっていうか、本当に不思議なフィーリングだ。
 
——新たにタッグチーム名は「ゲリラ・オブ・デスティニー」(GUERRILA OF DESTINY)と決まりましたが、誰のアイデアですか?
 
タマ 俺たち2人で考えた。……いや、俺の両親とも話し合って決めたんだ。
 
——おお、キング・ハクを交えての家族会議が行われましたか!
 
タマ フフフ。弟とタッグを組むのは俺の夢だったけど、パパにとっても夢だったからね。“ゲリラ”というのは「自由な闘い」という意味を表している。「制約のない闘い」と言ったほうがいいかな? 作戦を選ばないというか……。それにふさわしい闘い方をするつもりさ。
 
——よりフリーフォームな闘いというか。
 
タマ そうだね。そして、別々の道を歩んできたけど、ここに来て同じ道を歩むことになった。これこそ運命(デスティニー)なんだ。タンガ・ロアという名前は“家族の神”という意味。そしてタマ・トンガは“闘いの神”。ギリシャ神話でいえばゼウスにあたる。長い歴史の中で、トンガ、ハワイ、フィジー、ニュージーランドはもともと同じ神を信じていた。タマ・トンガもタンガ・ロアも神を表しているんだから、それにふさわしい頭文字(GOD)が並んだチーム名なんだよ!
 
■弟は、現代のアメリカンスタイルを学んだ“ニュースクール”。俺はニュージャパンで伝統的な“オールドスクール”を叩き込まれた
 
——現IWGPタッグ王者チームの真壁刀義&本間朋晃をどう分析してますか?
 
タマ プロレスの世界で、キャリアを積むことは最も重要なこと。彼らがマシンガン&ギャローズを倒したのも、その経験があったからこそ。マカベとホンマは、何度も彼らに跳ね飛ばされてきたけど、そういった経験を生かして、最後はベルトを奪った。そうだろ?

  

 
——彼らの底力は認めていると。
 
タマ イエス。それから、前王者のマシンガン&ギャローズはとてもタフなチームだった。しかし俺と弟は、また違ったタッグチームになるよ。弟は、現在のアメリカンスタイルを学んだ“ニュースクール”のレスラー。そして俺はニュージャパンで昔から伝わる伝統的なスタイル、“オールドスクール”を叩き込まれた。違ったスタイルの二人が組むんだ。はたして、どんなスタイルになるか?俺たちも凄く楽しみだよ。きっと誰よりも、力強く、速くて、スマートなチームになるはずだ。
  
——4.10両国は、タマ・トンガ選手にとってプロレス人生最大のチャンスになるわけですね。試合もセミファイナルに組まれました。
 
タマ ニュージャパンで1からプロレスを学んできた。6年間やってきて、やっとこういうチャンスに恵まれるところまで来た。いろんな人のヘルプに報いるためにも、このチャンスを絶対につかみ取りたい。これまでステップを上ってきたけど、やっとトップを狙うスタートラインに立つ気分だよ。いいかい? プロレス界には“あるライン”から向こうには多くの偉大なレスラーたちがいるんだ。ようやく、そのラインの前に立つことが許された感じだね。
 
——いま、まさにその扉をノックしているわけですね?
 
タマ ノー! ノックをしても開けてなんかくれないさ。彼らは決して手招きなんかしてなんだから。自分の力でドアをぶち壊さないと、偉大なレスラーの仲間入りはできないんだよ。そのために弟を呼び寄せたんだ。まあ、楽しみに見ていてくれよ!
 
■じつは、タンガ・ロアの下にもう1人、弟がいるんだ。彼はコーディ・ホールくらい大きいよ
 
——キング・ハクも、向こう側の世界にいるわけですね。
 
タマ イエス。俺たちもそこに行かないとね。しかも、タンガ・ロアの下にじつはもう1人、マイ・ブラザー、弟がいるんだ。名前はタウラ。
 
——なんとタマ・トンガは3人兄弟でしたか!
 
タマ フフフ。いま25歳なんだ。しかも3人の中で一番のビッグガイさ。身長はコーディ・ホールと同じか、それ以上くらいあるよ。まだ、ようやくプロレスラーのトレーニングを始めたところだ。
 
——では、いずれ3人でトリオ結成?
 
タマ そうなれば最高だな。その時はパパをマネジャーに付けて、ニュージャパンのリングを完全にジャックするよ!

聞き手/橋爪哲也

★はたして、ケニー・オメガ、THE ELITEとの関係は? タマ・トンガのインタビュー後編は近日中に新日本プロレスのスマホサイト(https://sp.njpw.jp)でアップ予定です。

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