すでに日本でもお馴染みのキャッスルが、棚橋&田口とトリオを結成。一方、身長2mの巨体を誇るマルティネスは、LOS INGOBERNABLES de JAPONの内藤&ヒロムと合体。マルティネスは翌日(27日)の後楽園大会で、NEVER王者・後藤に挑戦する。また、3月6日大田区大会では、ヒロムvs田口のIWGP Jr.戦が行われる。
なんと、棚橋&田口は“孔雀ボーイズ”として登場し、キャッスルの入場をサポート。羽扇子で風を送り、2人でコスチュームを脱がせた。
試合はキャッスルとマルティネスの対決でスタート。キャッスルがマーティー浅見レフェリーを盾にするが、マルティネスがチョークでニュートラルコーナーへ追い込む。その直後、キャッスルが得意のポーズを見せると、マルティネスは静かに青コーナーへ下がった。
棚橋対内藤の場面。棚橋がキャッスルのポーズを真似てフェイントをかけ、エルボー連打、カウンターバックエルボー、フライングボディアタック。
これで内藤の動きが止まり、田口と棚橋がヒップアタックを連発。さらに、2人の扇子パフォーマンスからキャッスルもヒップアタックを浴びせ、3人そろってポーズを決めた。
ところが、内藤が棚橋にカウンターマンハッタンドロップを見舞って流れを変え、ヒロムのアシストから低空ドロップキックをお見舞い。これでL・I・Jが棚橋を捕まえて集中攻撃を仕掛け、内藤がメキシコ式足4の字固めでロープエスケープさせる。
しかし棚橋は、内藤が繰り出したスイングDDTをこらえ、ネックスクリューで逆襲。これで田口対ヒロムとなり、田口がロープワークでヒロムを翻弄。そして、ヒップアタック連射、串刺しジャンピングヒップアタック2連発、スライディングケツへ繋げる。
次に田口がどどんの体勢に入り、ヒロムが抵抗すると、アンクルホールドへ切り返す。これをヒロムが脱出してトラースキックを浴びせるも、田口は即座に延髄斬りでお返しした。
キャッスル対ヒロムとなり、キャッスルがヒロムの脚を取って変型フロントスープレックス。ここでマルティネスが登場すると、キャッスルはチョップとエルボーを連発。さらに、カウンターフロントハイキック、ジャーマンスープレックスホールドへ繋ぐ。
その直後、キャッスル&棚橋&田口がトリプルドロップキックでマルティネスに追撃。しかし、マルティネスがカウンターフットスタンプで棚橋を踏み潰し、ジャンピングスピンキックで田口をなぎ倒す。そして、コーナー最上段からキャッスルにフライングニールキックをお見舞い。
続いてマルティネスはチョークスラムを狙うが、キャッスルが抵抗してエルボーを浴びせる。そして、コーナーからダイブするも、キャッスルがチョークで捕獲し、そのままシットダウン式チョークスラムで決着をつけた。
試合後、内藤&ヒロムが拳を掲げるも、マルティネスはそこに自分の拳を合わせず。内藤&ヒロムはマルティネスを置き去りにして退場した。
内藤「パニッシャー・マルティネス?我々、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンのパレハだと思ったか?いや、誰も思わないでしょ。なんせ、俺知らないからね。今日初めて見たよ。まぁ今日、リング上で見て分かったよ。彼の力は、我々、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンには必要ないね。てかさぁ、こういう知らない外国人選手を、俺らのところに入れてくんなよ。扱いに困ったか?だからって、コッチに入れる必要はないだろ。そんなさ、訳分かんない選手と一緒にやれるくらい暇じゃないんだよ。我々は、暇じゃないんだよ。何て言うか分かる?そう、オクパードなんだよ。カブローン」
マルティネス「知らなかったヤツら、わかったか?俺が、パニッシャー・マルティネスだ。日本、俺のことを甘く見たら、痛い目に合うぞ。これからビッグネームになる。それが俺だ。これはまだまだ始まりだ。次はゴトー。オマエの番だ」
ヒロム「田口さん。前回の俺のコメント、どう?覚えてくれてた?俺が言っていいんだったら……ありがとう。俺をこの世界に入れてくれたのは、アナタのおかげなんだよ。2009年5月の入門テスト。よく思い出してよ?そこから、俺とアナタは始まってるんだよ。運命の赤い糸で繋がってたんだよ。闘う運命だったんだよ、リング上で。そんな田口さんを、怒らせたいよね。怒らせたら、どんな顔見せてくるんだろ?まだ、怒らせ方がよくわからないから、ゆっくりいくよ。ゆっくり、ゆっくり、アナタを、怒らせたいと思います。鳴かぬなら、鳴くまで待とう、ホトトギス……うわぁー!あぁー!!(※急に叫び声を上げて、頭を抱える)悪夢だ!悪夢だ!また昨日、悪夢を見た。田口、アンクルホールド。嫌だ、絶対受けたくない。あんな技。恐ろしい。アンクルホールド。アレだけは、絶対受けねぇからな。9受けて10返すのが、俺のプロレス。俺のプロレスだけど、悪いけどさ、アレだけは受けられねぇ。アレ受けたら終わりだ。俺はこのベルト守らなきゃいけねぇんだよ。アンクルホールド。それだけは絶対に受けない。(※急にニヤついて)それ以外はさ、全部受けてあげるよ、田口さん。楽しみだなぁ。もっと!もっと!!もっと!!!もっと!!!!もっと!!!!!もっと!!!!!!もっと!!!!!!!もっとーーー!!!!!!!!!楽しもうぜ!!!ハハハハハ!ハハハハハ!!」
キャッスル「今日の試合、いまさっき何が起こったのか? まだ、よくわかっていない……。ただ、私はボロボロに見えるかもしれないが、ピンピンしてるぞ? (手に持っていたアイスパックを投げて)こんなものもういらない! ダメージなんか全然ないし、私は自分の足でシッカリ立ててる。そうだろ? いいか? 私は今回、日本をエンジョイするためにきたんだ。まだまだ楽しんでいない。でも、私にはボーイズがいるからまったく問題ない。どうだ、今回のボーイズはとても美しいだろ? 今日はただのミステイク。でも、次回はまったく違う試合になる。これはまだまだ始まりにすぎない! (ビデオカメラに向かって)この目が見えるか? これがチャンピオンの目だ! ……それにしても今日のボーイズは美しい!」
――今日はタグチジャパンとは違って、ボーイズとして登場しましたが?
田口「ええ。ボーイズとして徹するのがいいかなと思いまして。ボーイズに徹しました。また違う景色を見れたといったところです」
――そんな中、3.6大田区でIWGPジュニア選手権が決定しました。
田口「ハイ。やっていて凄く……肌が合うというかね、身体が合うというか。ハイ。そういうのはマットの上で感じますね。そういう中で3.6が楽しみになってきました。3.6といえば、旗揚げ記念の大事な日。そんな日に試合を組んでもらったということでコンディションをシッカリ整えて。……ヒロム、いや高橋ヒロムのコメントを見ました。2009年ですか? 『入門テスト、覚えてますか?』と。忘れもしないです。試験管の三澤トレーナーに『誰が一番よかったか?』と聞かれて、ボクが一番よかったと言ったのが、ヒロム、いや高橋ヒロムでした。当時、高橋広夢でした。あ~、いまになって『ああ、言わなきゃよかったな』と思ってます。ヒロム、当時の高橋広夢、俺がいいと言わなきゃよければよかったです。こんな強敵になって立ちはだかるとは思ってもみませんでしたけども。でも、あの時、2009年ですから。ボクがデビューして7年。もうチャンピオンを経験していた。それがいまは私が追う立場ですから。べつに私は上から目線でいろいろ発言をしているわけではないですから。まあ、常に下から見上げるほうが好きなんでね。常に上にいてもらうほうが好きなんで。常に下から見上げるほうが好きなんで。下からのねそべった視線で見てるんで。まあ……突き上げてやります。下から突き上げて、ヒイヒイ言わせてやります。ボクにはそれしかできないんで。最高の試合をお見せ……します。コレ以上は何も浮かびません。これ以上、求めないでください(苦笑)」
※棚橋はノーコメント