セミファイナル(第6試合)ではアダム・コールのROH世界王座に、YOSHI-HASHIが挑戦。両者は1.5後楽園での6人タッグで対戦。その際、コールからフォール勝ちを収めたYOSHI-HASHIは、「新年一発目、目標は決まった」とROHの至宝をロックオンしていた。
開始のゴング、ロックアップからリストの取り合いになると、コールはYOSHI-HASHIをコーナーに追い詰めてクリーンブレイク。そして、「アダム・コール、ベイベー!」と今宵も高らかにアピール。続いてショルダータックルでYOSHI-HASHIを吹き飛ばし、もう一度「アダム・コール、ベイベー!」。しかし、YOSHI-HASHIもタックルでダウンを奪い返すと、「YOSHI-HASHI、ベイベー!」と、相手のお株を奪うシャウト。
すると、怒りのコールはYOSHI-HASHIに襲いかかるが、逆にYOSHI-HASHIはエルボー。さらにボディスラムで投げきり、もう一発「「YOSHI-HASHI、ベイベー!」。続いてYOSHI-HASHIはコールの串刺し攻撃をカウンターのキックで返し、セカンドロープに登るが、すかさずコールは突き飛ばして場外に落とす。
ここからコールは場外戦に持ち込み、YOSHI-HASHIを鉄柵に叩きつけ、「アダム・コール、ベイベー!」。そして、YOSHI-HASHIをリングに上げると、強烈なハンマースルーでコーナーに叩きつける。コールがもう一度叩きつけると、YOSHI-HASHIはその勢いで前方に倒れ込んでしまう。
コールはYOSHI-HASHIを起き上がらせ、腹にキックを叩き込む。しかし、YOSHI-HASHIもスピンキックで応戦。そして、ロープに走るが、コールは雄叫びと共にカウンターのラリアット。ここでコールは「アダム・コール、ベイベー!」から、一気にラストショットを狙うも、逆にYOSHI-HASHIはバンカーバスター。さらにヘッドハンターを見舞い、串刺し逆水平チョップ。そして、コールをトップロープに腹ばいにセットすると、その背中にドロップを炸裂。
続いてYOSHI-HASHIはパワーボムの体勢で持ち上げるが、コールはYOSHI-HASHIの頭上にナックルを落として切り抜ける。そして、バックの取り合いからコールが延髄斬り。さらに顔面にキックを叩き込むと、首切りポーズから両肩にYOSHI-HASHIを担ぎ上げる。これはYOSHI-HASHIが不時着し、展開を変えようとロープに走るも、待っていたのはコールの二段蹴り。そして、コールはもう一度両肩に担ぎ上げるとファイヤーマンズキャリーネックブリーカー。YOSHI-HASHIはフォールをカウント2で返す。
ここでコールはヒザのサポーターを外し、ランニングニーを狙うが、YOSHI-HASHIはかわして横入り式エビ固め。コールがはね返すと、ツームストンパイルドライバーの体勢に抱え込み、リバースのショルダーバスター。そして、ジャックナイフ式のパワーボムで叩きつけるが、コールはカウント2でキックアウト。ここを勝負どころと見たYOSHI-HASHIは、スワントーンボムを繰り出すが、コールはヒザで迎撃。だが、YOSHI-HASHIは一瞬のスキをついて、コールをバタフライロックで捕獲し、勝利への執念を見せる。コールはなんとかロープエスケープ。
YOSHI-HASHIはもう一度バタフライロックを狙うが、コールは切り抜けて二段蹴りをヒット。そして、投げキスからスーパーキックを狙うも、YOSHI-HASHIはかわしてスリーパー。これで動きの落ちたコールに、YOSHI-HASHIはバッククラッカーを決め、今度こそスワントーンボムをヒット。しかし、コールはカウント3ギリギリでキックアウト。
ここでコールは力任せにYOSHI-HASHIをコーナーに叩きつけ、串刺し攻撃を狙うが、YOSHI-HASHIはうまく切り抜ける。そして、逆にYOSHI-HASHIが串刺し攻撃を仕掛けるも、コールはカウンターのスーパーキック。そして、コールは狙いすましたパナマサンライズを敢行。YOSHI-HASHIはカウント2ではね返すが、コールはとどめとばかりにラストショットの体勢へ。だが、YOSHI-HASHIは首固めに切り返す。これをキックアウトしたコールは、スーパーキックを連発。そして、ランニングニーを叩き込むが、YOSHI-HASHIはカウント2で返す。しかし、最後はコールがラストショットを炸裂させて3カウントをゲット。ROH世界王座防衛に成功した。