新日本プロレス本隊vsBULLET CLUBの10人タッグマッチ。真壁は今大会で矢野&石井のIWGPタッグ王座へ挑戦する予定だったが、パートナー本間の欠場(※3月3日沖縄大会で頸椎を負傷)によって立ち消えとなった。
タイガー対裕二郎で試合がスタート。ところが、タマが乱入して裕二郎と共にタイガーを痛めつけ、裕二郎がタイガーを羽交い絞めにする。だが、タイガーは裕二郎を背負ったままショルダースルーを繰り出し、タマを大きく投げ飛ばす。そして、裕二郎にはカンガルーキックをお見舞い。
続いてタイガーが裕二郎にローリングソバットを見舞い、ライガーが掌底で追撃。さらに、ライガーがパワーボムホイップで裕二郎を叩きつけ、タイガーがダイビングヘッドバットを食らわせる。
ところが、ケニーが裕二郎の杖でタイガーの首を絞め、替わったタマがボディブロー、ボディスラム、ジャンピングエルボードロップで追い討ち。さらに、ケニーのコタローフェースクラッシャーから高橋がフィッシャーマンバスターに繋げる。
しかしタイガーは、コーナー最上段へのぼったタンガを雪崩式アームホイップで投げ捨て、ようやく真壁とタッチ。ここから真壁とタンガのラリアットが2連続で相打ちになり、真壁がカウンターラリアットで競り勝つ。
真壁の攻勢は続き、ケニーにパワースラム、タンガに串刺しラリアット。さらに、タンガの頭部へパンチの雨を降らせ、カウンターラリアットで吹き飛ばす。
それでもタンガはカウンターボディスラムで真壁に逆襲。ここでタマが登場するも、真壁が右ラリアットを放ち、かわされた直後に左ラリアットを食らわせた。
永田対タマとなり、永田がミドルキック3連射、串刺しフロントハイキック、エクスプロイダー。すると、タマが高速で永田の死角へ入りこみ、ショートレンジドロップキックを見舞う。しかし、永田が素早くタマの腕を取って腕固めを極め、白目をむいて絞り上げる。そして、カウンターフロントスープレックスで叩きつけた。
フィンレー対ファレの場面。フィンレーがファレにジャンピングエルボー連打、ケニーにドロップキック。しかし、直後にファレがショルダータックルで報復。
続いてBCのトレイン攻撃となり、裕二郎が串刺しフロントハイキック、タンガが串刺しボディアタック、ケニーが串刺しジャンピングバックエルボー、ファレが串刺しボディアタック。
すると、ケニーが裕二郎をボディスラムで投げ、ダウンしているフィンレーを押し潰す。そして、タマとタンガも利用し、同様にフィンレーをプレスして行く。続いてケニーはファレを呼び込んでボディスラムの体勢で持ち上げるが、支えきれずに転倒し、自分が潰れてしまう。
この混乱に乗じ、今度は真壁組がファレにトレイン攻撃を敢行。永田が串刺しフロントハイキック、タイガーがハイキック、ライガーが串刺し掌底、真壁が串刺しラリアット、フィンレーが串刺しエルボースマッシュを食らわせる。
その直後、フィンレーはシャリマティーでファレに追撃。しかし、ファレがグラネードを炸裂させ、一気にフィンレーを轟沈した。
タマ「みんな、ユウジロウに、今日の試合について聞いてくれ。ハッシュタグは、#Ask the TOKYO PIMP、だ」
裕二郎「(※英語で)アスク・ミー・エニシング」
ファレ「ケニー、オマエも話せ」
オメガ「今日は失敗だった。ファレ!太っただろ?でも大丈夫だ。新日本のレジェンドはみんな弱いから。今日は俺たちにとっては、ウォーミングアップだ。『NEW JAPAN CUP』へのウォーミングアップだ。俺たちにはもっと大事なことがある。ギュウカク、それと明日後楽園でやる『NEW JAPAN CUP』の会見。みんな楽しみにしてろ。GOOD BYE、GOOD NIGHT」
※ロアはノーコメント
真壁「まぁ、ダメだな。やっぱり、こけしのクソ野郎がいないと。今日に照準を合わせたってのもあるけど……アクシデントは仕方ないわな。こういうこともある。何かある?」
――本間選手の状況は?
真壁「さっき連絡があって、かなり良い状況には向かってるから。気になってるファンのヤツは、いっぱいいると思うんだよね。こけしのくせに。だいぶ良い方向に向かってるから、見守っててくれって。俺たちも正確に本人から聞いたわけじゃないから、とにかくそれは言えねぇわな。分かんねぇから。これは憶測ばっかだから。ただ、アイツが良い方向に進んでて、今元気にコメント出せるから。だから、何べんも言う通り、こけしのヤローに、いずれ戻ってこい。ゆっくり完璧に直してこい。そしたら、もう1回だ。もう1回、IWGPのタッグベルト。獲ってやる。アイツと2人じゃないと意味ないからな。こうやって今回(王座挑戦を)辞退したのも、別のヤツと組んで挑戦したって、だから何だ、って話なんだよな。勝ち取ったところでよ。こけしの、アイツの頑張りがあって、ここまで来て。だって仕方ねぇだろ。俺様はスーパースターだからよ。頂点までいってんだ。誰もが知ってんだろ。あとは、こけしの頑張りでここまで来た。アイツの頑張りがすべてだ。結果、冠獲ったろ。冠獲って、タッグリーグの冠獲って、IWGPタッグのベルト、また、取り返してやるって思ってたら、こんなことになって。でも、それは仕方ない。俺だって、数年前にアキレス腱切ってるしな。だから、そんなことは心配しなくていい。とにかく、こけしのヤロー。今リングから離れて焦ってると思う。そんなことは、どうでもいい。元気に戻って来いって。そうしたら、テメェとまた夢の続きだ。IWGPタッグのベルト、周りが何にも言えないくらい、完璧な勝ちで獲ってやればいいだろ。あと何かある?(と記者陣に聞くが、誰からも質問が出ない)あれよ!逆に」
――真壁選手もアキレス腱を切るかなりの重傷を負われて、今回、本間選手も大きなケガで……
真壁「ケガはつきものだよ。だから、そこからまたカムバックすれば良いわけじゃん。また踏ん張って、立ち上がればいいだけだろ?立ち上がる勇気だよな。普通の、一般の人たちもそうだし、スポーツマンもそうだし、俺たちプロレスラーも、みんなそうじゃん。立ち上がればいいんだ。もう1回。すべてだよな。それがすべて。だって、考えてみてみ?数年前まで、アイツ、クソだぞ?俺もクソだったしな。それから、ここまで上がってきただろ。だから、もう1回上がればいいだけ。俺、何かの話で聞いたことがあるんだよ。神様がいるとすればよ、その試練は、乗り越えられる人にしか与えねぇ、って。分かんだろ?そういうことだよ。乗り越えて、今、俺たち頂点だ。こけしもそうだろ。だから、頑張って、ゆっくり、完璧にして戻って来い。あのヤロー、焦ってるからな。俺の言葉聞いて、相当焦ってるだろうから、ゆっくり帰って来いって。それだけだ。あと何かある?(と記者陣に聞くが、また誰からも質問が出ない)ねぇのかよ。何かあれよ。用意しとけよ、オマエ」
――真壁選手としては、本間選手を待ち続ける?
真壁「そりゃそうだろ。だって、俺、冠みんな獲ってるじゃん。冠獲ってるからさ、俺が何見せるかって言ったら、リング上で、どれだけのスゲェ暴れっぷりを見せるか、ってことだけだろ?でも、本間は、ベルト獲らなきゃ話にならないんだよ。だからこそ、アイツと獲る意味があるんだよ。だから、俺、アイツと獲りてぇんだわ。アイツと獲りてぇから、待ってるからよ。まぁ、だから、いつだか俺が欠場した時、あのヤローも待ってたろ?だから、今回は俺がオメェのこと待ってやるよ。それしかねぇだろ。プロレスの世界、どんな世界でも、厳しいことはあるけど、それを乗り越えて、初めてホンモノだと思うから。テメェもホンモノになれってことだ。それだけだ。とにかく、今、本間に言えることは、今は焦らずにゆっくりでいい」
※永田、ライガー、タイガー、フィンレーはノーコメント