創立45周年の記念日(3月6日)に行われた大田区総合体育館大会に続き、追撃戦として開催される後楽園ホール大会。3月11日(土)名古屋&12日(日)尼崎で行われる『NEW JAPAN CUP 2017』1回戦の前哨戦を軸に、全7試合が用意された。
オープニングマッチは、天山組vs中西組の8人タッグマッチ。天山&小島は、3・6大田区のIWGPタッグ戦で矢野&石井を下し、新王者に輝いた。また、田口は同所でIWGP Jr.王者ヒロムに敗れ、タイトル奪取に失敗した。
中西組がゴングを待たずに奇襲を仕掛け、乱闘で試合がスタート。田口が天山のマスクを勝手に被り、天山にモンゴリアンチョップを浴びせる。
ここから川人がライガーに猛攻を仕掛けるが、ライガーがカウンター掌底で報復。さらに、ストンピング、逆水平チョップ、トーキック、踏みつけ攻撃などで川人を痛めつける。
これで川人が孤立し、岡がエルボー連打、天山がモンゴリアンチョップ連射、天山&小島がダブルショルダータックル、ライガーが鉄柵攻撃などで集中砲火を浴びせる。
川人の劣勢は続き、小島が逆水平チョップ連射、串刺しジャンピングエルボー。そして、「いっちゃうぞバカヤロー!」の叫びをファンと大合唱するも、フィンレーが背後から急襲。そして、川人を自軍コーナーへ放り投げ、強引に不利な流れを断ち切った。
小島対田口の場面。田口が串刺しジャンピングヒップアタック2連発、ダイビングヒップアタック。すると、フィンレーが天山にモンゴリアンチョップを見舞い、カウンターエルボーで場外へ蹴散らす。そして、田口が小島にモンゴリアンケツ連射、延髄斬りで追撃し、ジャンピングヒップアタックを発射。だが、小島が受け止めてアトミックドロップを食らわせ、コジコジカッターで挽回した。
岡対中西の場面。タックル合戦から岡がボディスラムを繰り出し、中西を投げ捨てる。ここで天山組のトレイン攻撃となり、ライガーが串刺し掌底、小島が串刺しバックエルボー、天山が串刺しラリアット。そして、岡がフロントスープレックスで中西を叩きつける。
続いて岡は逆エビ固めを極めるが、中西が脚力で脱出し、カウンター野人ハンマーで逆転。そして、アルゼンチンバックブリーカーで一気に勝利した。
試合後、川人がエキサイトしてライガーの胸を突く。だが、ライガーは敢えて相手にせず、そのまま黙って退場した。
田口「素晴らしいニューメンバー。タグチジャパン、ニューメンバー。デビット・フィンレー」
フィンレー「どうしたの?」
田口「外国人枠、1名」
※フィンレーはベンチの上に立ち、コスチュームに書かれた「Prince」の文字をカメラに見せつける
田口「プリンス。新たなケツの担い手。貢献者。」
※中西が田口の横に現れる
田口「まぁ、ジュニアのシングルの方で、昨日は結果出せませんでしたけども、私は常々選手たちに、ゴチャゴチャ語るんじゃないと。口で語らない。背中で、ケツで、語れと。男なら黙って、背中で、ケツで、見せるもんだと。常々言ってますんで。まぁ、『NEW JAPAN CUP』という、新たなタグチジャパン代表候補を選ぶトーナメント、開催されますんでね。じっくり選手をね、吟味していきたいと思います。今日は中西選手の、猛アピールがありましたので」
中西「楽しみ」
田口「タグチジャパン、ますます期待してください。またいきましょう」
中西「はい!」
田口「タグチジャパン、リターンマッチ権、持ってるはずなんで。実行委員会もビデオを見てると思いますけど。タグチジャパン1回、勝ってますから。勝ってるのに、疑惑の判定で負けてますから。まだまだタグチジャパン、リターンマッチ権は、どこかで行使していきたいと思います」
※川人はノーコメント
岡「くそおお!」
天山「こんなんで負けてたまるかって? もっともっと向かっていかなあかんて」
岡「すみません!」
天山「何があろうと、相手に立ち向かわなんと。よし、またやろう!」
岡「ありがとうございました! 次は活躍するようがんばります!」
※岡は先に控室へ
天山「え~、まあ、昨日の今日でベルト奪取。ホンマにここにあるのが、ちょっと不思議な感じもするんですけど。あの、こうしてチャンピオンになった以上はシッカリとテンコジがまだまだやるんだと、見せたいですね。あとは、ホントに本間クンにね、一日も早くリングにカムバックしてほしいなと。その時まではね、やっぱこのベルトは本間クンの思いが詰まってるし。やっぱ俺たち、なんていうかな? 彼に対する気持ちにも応えてあげたいし。そういう意味で、ホントに彼が早く復帰してほしいなと。ホントに思いますね、ハイ。その時まで、このベルトを保持しなきゃいけないという気持ちもあるし。たぶんコジもそうやと思うけど」
小島「……やっぱり3年以上、持っていなかったというのはね。すごく重たい。いまこのベルトを持っているということが凄くやっぱ尊いモノに感じる。やっぱ3年って普通、中学とか高校とか入学して卒業するまでだからね。その時間って俺の中の想像以上に長かった? それでいまこうやって持っていることが凄く新鮮な気持ちで、また新たにやっていこうと思える。あとはもう、本間に関しては思いやりは昨日で終わりだよ。あとはおまえが自力でまたここまで上がって来い。もういつまでも本間大丈夫かな、可哀そうだな、なんて言わないよ。それはプロレスラーだから、あとは自力で這い上がってきてほしい」