内藤が復讐に燃える怪力エルガンに激勝!
リーとの死闘を制したヒロムに、田口が挑戦表明!!
2月11日(土・祝)、大阪・大阪府立体育会館(エディオンアリーナ大阪)でビッグマッチ『THE NEW BEGINNING in OSAKA』が開催され、5大タイトルマッチを中心に熱闘が繰り広げられた。
メイン(第9試合)ではIWGPインターコンチネンタル王者の内藤哲也が、前王者のマイケル・エルガンを相手に3度目の防衛戦を敢行。当初、両者のリマッチは昨年の11.5大阪で行なわれる予定だったが、その直前の10.9両国でのタッグマッチで、エルガンが内藤の攻撃により目を負傷。以降、エルガンは今年1月まで欠場に追い込まれていただけに、今回は満を持しての復讐戦となった。
内藤はエルガンの動きを止めるべく、左ヒザに集中攻撃。しかし、エルガンも得意のパワーファイトをベースに応戦し、執念で王者をあと一歩のところまで追い詰める。しかし、バーニングハンマーを切り抜けた内藤が、最後はスウィング式リバースDDTからデスティーノにつないで辛勝。試合後、超満員札止めの大観衆と共に「デ・ハポン!」を大合唱し、大会を締めくくった。
第8試合では高橋ヒロムのIWGPジュニアヘビー級王座に、メキシコ遠征時代から抗争を繰り広げているドラゴン・リーが挑戦。序盤から両者はハイスピードバトルを展開。リング内外で繰り広げられる破天荒な攻防に、場内は大歓声を送る。試合はリーのドラゴンドライバーをしのいだヒロムが、コーナーへのデスバレーボムからTIME BOMBにつないで死闘にピリオド。試合後、田口隆祐が現れ、ヒロムに挑戦をアピール。襲いかかってきたヒロムをアンクルホールドに捕らえ、「いい返事待ってるよ」と言葉を残した。
第7試合ではIWGPタッグ選手権3WAYマッチとして、王者の矢野通&石井智宏組に、真壁刀義&本間朋晃組、そしてデイビーボーイ・スミスJr.&飯塚高史組が挑戦。当初、スミスのパートナーはランス・アーチャーだったが、腰の負傷による欠場のため、急遽飯塚が代打出場することに。試合は真壁組が入場途中の矢野組に襲いかかるかたちで開戦。そこから3チームは攻守を激しく入れ替えながら、接戦を展開。終盤、飯塚のアインアンフィンガーフロムヘルが猛威を振るうなか、矢野がスミスとの同士討ちに成功。ひるんだスミスを矢野 が急所攻撃から丸め込み、王座防衛に成功した。
第6試合ではブリティッシュヘビー級王者の柴田勝頼に、ウィル・オスプレイが挑戦する異次元対決が実現。序盤、両者はイギリスを意識するかのように“ランカシャースタイル”の攻防を展開。その後、オスプレイは持ち前の空中殺法から、柴田のお株を奪うような激しい打撃を繰り出す。しかし、最後は柴田がオスカッターをスリーパーに捕らえ、グロッキー状態のオスプレイにPKを叩き込んで激勝。
第5試合ではNEVER無差別級6人タッグ王者の棚橋弘至&中西学&田口隆祐組と、前王者のSANADA&EVIL&BUSHI組がリマッチ。入場からL・I・Jを意識した出で立ちで会場を沸かせた“タグチジャパン”は、チームプレーで試合を優位に進める。しかし、徐々にL・I・Jも悪のコンビネーションで挽回。BUSHIの毒霧で視界を失った中西を、SANADAがSkull Endで捕獲し、L・I・Jがベルト奪還に成功した。
第4試合では2.5札幌でIWGPヘビー級王座戦を賭けて死闘を展開したオカダ・カズチカと鈴木みのるが、それぞれロッキー・ロメロ&バレッタ、金丸義信&タイチをともなって激突。開始のゴング前に奇襲攻撃を仕掛けた鈴木軍は、その後も試合の要所でダーティファイトを展開。最後は鈴木がオカダをスリーパーで捕獲する中、金丸がディープインパクトでロッキーを撃沈。
第3試合では永田裕志&ジュース・ロビンソン&獣神サンダー・ライガー&タイガーマスクの本隊カルテットが、CHAOSの後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&外道&邪道組と対峙。CHAOSはジュースをターゲットにロックオンすると、集中攻撃を浴びせる。しかし、本隊はCHAOSをうまく分断し、ジュースがパルプフリクションで邪道に勝利を収めた。