「どんな手を使ってもベルトは俺たちがいただく!」
タイトルマッチの前哨戦は鈴木軍が全勝!!
1月27日(金)、東京・後楽園ホールで『Road to THE NEW BEGINNING』開幕戦が行なわれた。今大会では1.5後楽園で全方位に向けて宣戦布告した鈴木軍が、2年ぶりの新日本マットで大暴れ。それぞれが強烈なインパクトを残した。
メイン(第7試合)では、2.5札幌でIWGPヘビー級王座を賭けて対峙するオカダ・カズチカと鈴木みのるが、同じ2.5札幌で同ジュニアタッグ王座戦を行なうロッポンギヴァイス(ロッキー・ロメロ)と、タイチ&TAKAみちのく組とトリオを結成し、ダブル前哨戦で激突。鈴木軍はラフ殺法でペースを握ると、最後は鈴木がオカダをスリーパーで捕らえているスキに、タイチがロッキーをタイチ式ラストライドで撃沈。試合後、鈴木は「そのベルトは俺のものだ。俺が俺こそがプロレス界の王さまだからだ! どんな手を使っても、そのベルトは俺たち鈴木軍がいただく!」と、あらためて宣戦布告。
セミファイナル(第6試合)は、2.11で行なわれるIWGPインターコンチネンタル、そしてNEVER無差別級6人タッグのダブル前哨戦。マイケル・エルガン&棚橋弘至&中西学&田口隆祐&KUSHIDA組と、L・I・J(内藤哲也&SANADA&EVIL&BUSHI&高橋ヒロム組)が総力戦を行なった。L・I・Jは鉄壁の連携を駆使し、最後はBUSHIの毒霧でひるんだ中西を、SANADAがSkull Endで仕留めた。
第5試合では真壁刀義&本間朋晃&柴田勝頼&ジュース・ロビンソンの本隊カルテットが、後藤洋央紀&矢野通&石井智宏&ウィル・オスプレイのCHAOSと激突。2.5札幌でNEVER無差別級王座戦を行なう後藤とジュース、2.11大阪でのIWGPタッグ3WAYマッチで雌雄を決する矢野&石井と真壁&本間、同じく大阪でブリティッシュヘビー級王座戦を行なう柴田とオスプレイは、互いを意識した激しい攻防を展開。それぞれが持ち味を発揮した一戦は、本間がこけしを成功させ、矢野からフォールを奪った。
第4試合では、これまでIWGPタッグやNWAタッグを巡り、熱闘を繰り広げてきた天山広吉&小島聡組と、ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.のK・E・Sが対戦。2.5札幌&2.11大阪でIWGPタッグ二連戦に挑むK・E・Sは、開始からパワー全開。テンコジタッグも真っ向から応戦し、白熱の攻防となるも、最後は分断に成功したKESがキラーボムで小島に激勝。
第3試合はYOSHI-HASHI&邪道&外道組が、飯塚高史&金丸義信&エル・デスペラードと対峙。試合はゴング前から鈴木軍が奇襲を仕掛け、大荒れの展開に。最後は飯塚が、2.5札幌でシングル対決を行なうYOSHI-HASHIにイス攻撃を見舞い反則決着。試合後も飯塚はYOSHI-HASHIに攻撃を加え、遺恨を深めるかたちに。
第2試合は「梶原一騎氏没後30年追悼試合」として、タイガーマスク&ヨシタツ組と獣神サンダー・ライガー&ヘナーレ組が対決。当初、タイガー&ライガー&ヨシタツ組vsデビッド・フィンレー&ヘナーレ&川人拓来組の予定だったが、フィンレーが右肩負傷のために欠場。急遽、カードが変更に。4選手は、タイガーの 生みの親”である梶原氏に追悼の意を表すように奮闘。最後はヨシタツがヘナーレをペディグリーで下した。
そして、第1試合では今年の1.3『大プロレス祭り2017』でデビューを果たした大型新人、岡倫之が再び永田裕志にチャレンジ。豪快なフロントスープレックスを繰り出すなど、果敢に攻め込んだ岡だったが、永田が貫録のナガタロックⅡでギブアップを奪った。