ヒロムは難敵田口を撃破し、IWGPジュニア防衛!
柴田を下したザックが衝撃の鈴木軍入り!
3月6日(月)、東京・大田区総合体育館で新日本プロレス創立45周年を記念したビッグマッチ『旗揚げ記念日』が開催された。
メイン(第8試合)では「NJPW旗揚げ45周年記念試合」として、オカダ・カズチカとタイガーマスクWによるドリームマッチが実現。タイガーWは空中殺法をはじめ、“覚醒”モードでの打撃、雪崩式タイガードライバーと大攻勢。しかし、オカダはハイアングルのジャーマンからレインメーカーを叩き込んで激勝。試合後、オカダは「新日本プロレス、45周年おめでとう。新日本プロレスは永遠に不滅です。この俺がいるかぎり、新日本プロレスにカネの雨が降るぞ!」と咆哮した。
セミファイナル(第7試合)では、IWGPジュニアヘビー級王者の高橋ヒロムに田口隆祐が挑戦。田口は持ち前のコミカルな一面に加え、実力者としての引き出しを全開にして猛攻。白熱の王座戦は“タグチジャパン総監督”がアンクルホールドであわやの場面を作り出すが、執念で耐え抜いたヒロムがTIME BOMBで辛勝。試合後、前王者のKUSHIDAが挑戦を表明した。
第6試合は棚橋弘至&マイケル・エルガン&ジュース・ロビンソン&KUSHIDAの本隊カルテットと、内藤哲也&SANADA&EVIL&BUSHIのL・I・Jが激突。試合は『NEW JAPAN CUP』1回戦で対決する棚橋とEVILをはじめ、それぞれが存在感を発揮。最後は内藤がジュースをデスティーノで撃沈。試合後、EVILは棚橋を変形フェイスロックで痛めつけ、不敵な表情を見せた。
第5試合はIWGPタッグ王座を賭けて、王者チームの矢野通&石井智宏組と挑戦者チームの天山広吉&小島聡組が対峙。当初、矢野組には真壁刀義&本間朋晃組が挑戦する予定だったが、3.4沖縄の試合中に本間が頚椎負傷により欠場。急遽、テンコジタッグが挑戦することに。巡ってきたチャンスをものにすべき、ベテランのテンコジタッグは躍動。本間の思いを背負うようにこけし殺法を繰り出すと、最後は小島が矢野を豪快なラリアット葬。3年4カ月ぶりにIWGPタッグ戴冠を果たした。
第4試合はブリティッシュヘビー級王者の柴田勝頼が、前王者のザック・セイバーJr.を挑戦者に防衛戦。両者は観る者を引き込むようなグラウンドの攻防を繰り広げるも、なんと終盤に鈴木軍が乱入。窮地に追い込まれた柴田は、ザックのPKの前に敗退。ザックはベルトを奪還すると共に、衝撃の鈴木軍入りを果たした。
第3試合ではIWGPタッグ王者組のロッポンギヴァイス(ロッキー・ロメロ&バレッタ組)に、金丸義信&タイチ組が挑戦。鈴木軍ジュニアはセコンドのデスペラード、そしてディーバのあべみほの介入とダーティファイトを駆使し、ハイボールWでベルトを強奪。試合後には邪道&外道と視殺戦を展開した。
第2試合は真壁刀義&永田裕志&獣神サンダー・ライガー&タイガーマスク&デビット・フィンレー組が、BULLET CLUBのケニー・オメガ&バッドラック・ファレ&高橋裕二郎&タマ・トンガ&タンガ・ロア組と総力戦。BULLET CLUBは連係プレーでリズムを作るが、本隊も負けじと応戦。しかし、最後はファレがグラネードでフィンレーを鎮圧。
第1試合は後藤洋央紀&YOSHI-HASHI&外道&邪道のCHAOSカルテットと、鈴木軍の鈴木みのる&デイビーボーイ・スミス&エル・デスペラード&TAKAみちのく組による8人タッグ。鈴木軍の奇襲でスタートした対抗戦は、攻守が激しく入れ替わる中、YOSHI-HASHIがTAKAにバタフライロックでギブアップ勝ち。
第0試合では、岡倫之が中西学の牙城に挑戦。岡はヤングライオンらしく正面からぶつかっていくが、中西がアルゼンチンバックブリーカーで貫禄の勝利。