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番狂わせの連発で大阪大熱狂！
EVILが“超人オカダ”を攻略！
ジュースはケニーに逆転勝利！
8月5日(土)、『G1 CLIMAX 27』第14戦が大阪府立体育会館（エディオンアリーナ大阪）で行なわれ、Bブロック公式戦を中心に激闘が繰り広げられた。
メイン（第10試合）はBブロック公式戦、オカダ・カズチカ（6勝0敗）とEVIL（4勝2敗）がシングルで初対決。ここまで全勝街道をバク進する現IWGPヘビー級王者に対し、戦前から「“超人”オカダの倒し方を見せてやる」と豪語していたEVILは、序盤から着実にダメージを与えていく。だが、オカダも王者の意地を見せるべく、スケールの大きなファイトで対抗。しかし、EVILは場外でイスを並べると、その上にダークネスフォールズを敢行し、場内の度肝を抜く。その後も攻守が激しく入れ替わった熱闘は、EVILがオカダのレインメーカーをEVILで切り返して激勝。ついにオカダが一敗地にまみれた。
第9試合はBブロック公式戦、ジュース・ロビンソン（1勝5敗）とケニー・オメガ（5勝1敗）が対峙。すでにブロック勝ち抜きの道は閉ざされたジュースだが、“新日本最強外国人”相手に爪痕を残すべく奮闘。ケニーの非情なまでの左ヒザ攻めに大苦戦を強いられるも、最後は片翼の天使を前方回転エビ固めに切り返して大逆転勝利。
第8試合はBブロック公式戦として、マイケル・エルガン（2勝4敗）と鈴木みのる（4勝2敗）が対峙。鈴木は徹底した右腕攻め、そしてセコンド介入のなりふり構わぬファイトで主導権を握る。しかし、怒りのエルガンはタイチとデスペラードを二人まとめて排除。そして、強烈なバックブローで鈴木の動きを止めると、入魂のエルガンボムで逆転勝利を収めた。
第7試合はBブロック公式戦、小島聡（0勝6敗）とSANADA（4勝2敗）が対決。全日本プロレス所属時代から5年半振りに対峙した両雄は、シャイニングウィザードやTKOなど、かつての“全日本”を感じさせる攻防を展開。SANADAのSkull Endに苦しんだ小島だったが、最後は渾身のラリアットが唸りを上げ、念願の1勝目をもぎとった。
第6試合はBブロック公式戦として、矢野通（2勝4敗）とタマ・トンガ（2勝4敗）が激突。今年の『NEW JAPAN CUP』で矢野の策略の前に敗れているタマは、ゴング前に矢野を奇襲し、鉄柵に矢野の手首をテーピングで固定してリングアウト勝ちを狙う。しかし、これを切り抜けた矢野は、タマに急所攻撃からのすばやい丸め込みで、わずか3分強で勝利をゲット。
これらの結果、Bブロックは6勝1敗のオカダを、ケニーとEVILが5勝2敗、鈴木とSANADAが4勝3敗で追う展開に。
第5試合は8.6静岡のAブロック公式戦のダブル前哨戦、棚橋弘至&飯伏幸太&デビッド・フィンレー組と後藤洋央紀&石井智宏&YOSHI-HASHI組が対峙。棚橋と石井、飯伏とYOSHI-HASHIが互いを強く意識した6人タッグは、後藤がフィンレーをGTRで斬って取った。
第4試合は8.6静岡のAブロック公式戦の前哨戦として、真壁刀義と内藤哲也がそれぞれタイガーマスク&川人拓来、BUSHI&高橋ヒロムを伴って対峙。内藤は試合前、真壁にツバを吐きかけて挑発。BUSHIが川人と逆エビ固めでギブアップを奪ったあとも、両者は派手に乱闘を展開した。
第3試合は天山広吉が岡倫之をパートナーに、バッドラック・ファレ&高橋裕二郎組と激突。天山にリードされるかたちで岡が発奮、裕二郎を豪快にフロントスープレックスで放り投げて見せ場を作る。しかし、最後は裕二郎のピンプジュースの前に沈んだ。
第2試合は8.6静岡のAブロック公式戦の前哨戦として、永田裕志とザック・セイバーJr.が、それぞれ海野翔太&八木哲太、タイチ&エル・デスペラードを引き連れて対峙。永田とザックが手の内を探るような攻防を繰り広げた一戦は、デスペラードがヌメロ・ドスで海野を仕留めた。試合後、ザックは永田を敬礼ポーズで挑発。
第1試合は規格外のヤングライオン、北村克哉がチェーズ・オーエンズにチャレンジ。北村は筋肉を躍動させてオーエンズを攻め込むも、最後はパッケージドライバーの前に玉砕した。
