現地時間・3月24日、新設された新日本プロレスのロサンゼルス道場にて、『STRONG STYLE SATURDAY』と題して、道場マッチ3試合が行われた。
SHO&YOH、KUSHIDA、ロッキー・ロメロ、ジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレーら新日本プロレスの選手たちと、ロサンゼルスが地元のレスラーとが対戦した。
Photo by Esther Lin
【第3試合 30分1本勝負】
〇SHO&YOH[12分24秒 3K→片エビ固め]KUSHIDA&アンディ・ブラウン×
SHO&YOHが“ROPPONGI 3K”のテーマで登場すると、場内は「ROPPONGI」コール! 一方、KUSHIDAがアンディ・ブラウンを引き連れて入場すると、「KUSHIDA!」コールが発生。
序盤は、SHOとKUSHIDAがグラウンドレスリングの攻防を披露。KUSHIDAはSHOの背中を支点にくるくる回って、余裕を見せつける。
代わったブラウンとYOHの攻防。ブラウンは、YOHの腕、脚をキャッチしてレスリングに移行しようとするが、YOHは厳しいヘッドロックで締め上げる。
YOHのショルダータックルに対し、ブラウンはリープフロッグ、ニードロップ。ここから二人は、ロープ際で逆水平チョップ合戦を見せるが、YOHはドロップキックでペースを崩さない。
さらに3KはWのエルボードロップを放ち、代わったSHOもブラウンに強烈なチョップ攻撃、ここからキチンシンク、非情なサッカーボールキックに場内がどよめく。
苦しい時間の続くブラウン。YOHはゆっくりと逆エビ固めへ。さらにSTFに移行するが、これはKUSHIDAがカット。ブラウンも一瞬のスキからエルボー連射でKUSHIDAにスイッチ。
KUSHIDAは得意のハンドスプリングエルボー。さらに側転してから、SHOに「FUCK YOU」と指を立ててからの低空ドロップキックに場内は爆発! だが、YOHも走り込んでのラリアット。
走り込んできたSHOを場外へ落としたKUSHIDAは、YOHを必殺のホバーボードロックで締めあげる。YOHも逆に丸め込んでフォールを狙うが、腕にダメージを負ってしまう。
ブラウンとSHOの場面。ブラウンが怒涛の勢いで攻め込むが、スーパーキックをSHOにキャッチされ、そのまま抱え上げられるとSHOは渾身の逆エビ固めへ。さらにロープ際でバックをとったが、このスープレックスは不発。
しかし3KはブラウンにWのジャンピングニーアタック。SHOがカナディアンバックブリーカーで抱え上げたところを、YOHが走り込んでのランニングカッター。さらに、コーナーのKUSHIDAを排除して、SHOがバッククラッカーを放ったところにYOHが両足ドロップキック。最後は必殺の“3K”を決めて、勝利。道場マッチのメインをROPPONGI 3Kがシッカリと締めくくった。
【第2試合 30分1本勝負】
〇スコーピオ・スカイ[13分54秒 エース・オブ・スペーズ→エビ固め]ロッキー・ロメロ×
ROHでも活躍し、ロス道場で柴田勝頼とともにコーチを務めるスコーピオ・スカイがリングイン。続いて、新しい入場テーマでロッキー・ロメロが登場。「ロッキー」コールが巻き起こる。
試合は、序盤からロッキーに対し、トリッキーな腕の取り合いを見せたスカイに拍手が起こる。続いてヘッドロックから、スピーディーな攻防。巻き投げ連発から、ドロップキックの打ち合い2連発で場内を沸かせる。
背中から担ぎ上げ、ゴリースペシャルのように固めて行ったロッキー。両者はチョップの打ち合いから、ロッキーのエルボー。これをバックエルボーで反撃したスカイだが、トップロープに上ったところはロッキーがカット。
さらにロッキーはスカイの足首をサードロープに固定して非情な低空ドロップキック。ここで脚に狙いを定めたロッキー。だが、スカイもロッキーの顔面をシューズでかきむしる。
スカイはさらに強烈なバックブリーカーから、ナックル連射。しかし、ロッキーも「んんあああああ!」と吠えてロッキーが反撃。両者はリング中央でエルボー相打ちのあと、ラリアットも相打ちで場内を沸かせる。
ロッキーはスワンダイブ式ボディアタック、ヘッドシザースホイップ、「フォーエバー!」と叫んでからの串刺しラリアット、カウンターのラリアットで一気にペースを握る。さらに、相手をロープに宙吊りにしてのスワンダイブ式ドロップキック!
スカイも一瞬のスキからスタナー炸裂。ロッキーも低空ドロップキックで反撃し、ここからもう一度、脚を集中攻撃し、足4の字固めでスカイを締め上げる。
ここから、「それでもコーチか!」と叫びながら、ロッキーがスカイの頭を踏みつけると、スカイは怒りの逆水平チョップ。スピンキックを見せたが、その場飛びのフットスタンプ。最後は、ダイヤモンドカッターのような必殺技“エース・オブ・スペーズ”でロッキーを沈めた。
■【第1試合 30分1本勝負】
〇デビッド・フィンレー&ジュース・ロビンソン[8分32秒 エース・オブ・スペーズ→エビ固め]ブラディ・キング&タイラー・ベイトマン×
タイラー・ベイトマンは、細身のイケメンレスラー。ブラディ・キングは長いヒゲに全身に刺青を施したワイルドな風貌の若手選手。
試合はまずフィンレーがドロップキックで先制。ジュースとのツープラトン攻撃を決めてペースを握る。
だが、フィンレーを相手に、キングも強烈なチョップ攻撃で場内を沸かせる。ベイトマンは田口ばりにショートレンジのヒップアタックを披露。キングはパワフルな串刺しラリアットを見せるが、ジュースへの串刺しキャノンボールはかわされる。
ツープラトンのブレーンバスターを見せたベイトマン&キングに対し、ジャンピングエルボースマッシュで反撃のフィンレー。ジュースは、場内を煽ってからラリアット。さらにベイトマン&キングのいる両コーナーへ串刺しラリアット、キャノンボールを連発。
試合終盤、場内「ジュース」コールを背に、二人へナックル連射。フィンレーは、バックブリーカー。さらにジュース&フィンレーがWのドロップキック。キングも強烈なニーアタックで反撃する。
最後は、ジュースのサポートから、フィンレーの“必殺”プリマ・ノクタが炸裂。元野毛の道場BOYSの二人が、道場マッチのオープニングを飾って見せた。
■STRONG STYLE EVOLVED
現地時間・3月25日(日) 15:30開場 17:00開始
アメリカ・WALTER PYRAMID
★カード情報はコチラ!
★チケットは完売となりました。
※日本時間3月26日(月)朝9時~、新日本プロレスワールド、CSテレ朝チャンネルにて生中継されます。