いよいよ日本時間12月13日(日)昼12時~『SUPER J-CUP』が開催! この大会に元WWE NXTクルーザー級王者の強豪、リオ・ラッシュが初エントリー!
世界にその名を知られる26歳の新鋭に、注目の初インタビュー!!
※以下、インタビューの「序盤部分」をWEBで無料公開!
■『SUPER J-CUP』の“8人”の中に俺がいる、この事実は本当に特別なものなんだ。正直、メチャクチャうれしいよ!
――さて、リオ・ラッシュ選手。最近、26歳になったばかりとのことで、まずはお誕生日おめでとうございました。
ラッシュ ありがとう!
――ということは、1994年に第1回『SUPER J-CUP』が開催された時、ラッシュ選手はまだ生まれてさえいないんですね。
ラッシュ そうなるね。
――今回、この歴史的なトーナメント戦に出場することは、ラッシュ選手にとってどのような意味がありますか?
ラッシュ 俺にとっては非常に大切なトーナメント戦だね。だって、過去にこのトーナメント戦に出場したレスラーたちを見てみなよ? 獣神サンダー・ライガー、レイ・ミステリオ、エディ・ゲレロ……、史上最強のジュニアヘビー級レスラーたちが揃っているじゃないか。
――その『SUPER J-CUP』の8選手の中に、ラッシュ選手もエントリーされました
ラッシュ ああ、出場選手に選ばれたヤツらはみんな才能に満ち溢れてるってことだろう。世界中にいるたくさんのプロレスラーから、たった8人が、トーナメント戦の出場選手として選ばれるんだぞ? そして、その“8人”の中に俺がいる、この事実は本当に特別なものなんだ。正直、メチャクチャうれしいよ!
――優勝はもちろんですが、それ以外に今回のトーナメント戦で達成したいことはありますか?
ラッシュ そうだな。まずは、俺の“レガシー”を日本のファンのみんなの心に焼き付けたいね。
――レガシー、ですか。
ラッシュ もちろん、WWEでプロレスをしていた俺を観たことがある人はそれなりにいると思うけど、世の中には、まだ俺を誰だかまったく知らない人がまたくさんいる。だから、今回のトーナメント戦には“第一印象”を作るために出場する。緊張するし、ワクワクするし……、なんたって俺はハングリーなんだ。ここまでの気持ちになったのは、いままでのプロレスキャリアでいまが一番かもしれない。だから、このトーナメント戦は俺にとって本当に大切なんだ!
――ラッシュ選手を初めて観るファンに向けて、リオ・ラッシュとは何者か、簡単に説明してもらえますか。
ラッシュ そうだな。俺は、うるさくて、向こう見ずで、自信に満ち溢れた26歳だ(ニヤリ)。そして「他のみんなとは違う人間になろう」と思って行動している。リング上では、いつも「何か新しいことをしよう」と思いながら闘っているよ。対戦相手よりも優位に立つためにね。そういう意味じゃ、俺のこと、「ペテン師」とも呼べるかな?
――ペテン師ですか?
ラッシュ そうだ。俺は、“頭脳戦”が好きなんだ。そして、リングで闘う時は、ある種のイタズラを仕掛けることが好きなんだ。たぶん、この「イタズラ好き」っていう側面は俺がどんな人間かを物語っていると思うよ。その反面、俺はどんな困難にも立ち向かっていくタイプだし、常に不可能を可能にしようと頑張っているんだ。
■WWEに入団する前、あの頃の俺の目標は、じつはニュージャパンだったんだ。
Photo By Marcus Stevens
――ラッシュ選手はWWEで3年間活動し、今年の初めに退団しました。現在の年齢を考えると、かなり若くしてWWEに入団したということですよね。
ラッシュ その通り。2014年の半ばには、WWEでトレーニングを始めたからね。
――幼い頃からずっと、WWEでプロレスをすることが目標でしたか?
ラッシュ じつは、大学を選ぶときに、わざわざフルセイル大学を選んだんだ。
――WWEのパフォーマンスセンターがある場所(フロリダ州オーランド)ですね。
ラッシュ そこでは教育も受けられるし、大学に通っている間にWWEにも近づけるかもしれないことに気付いてね。当時の俺は、パフォーマンスセンターが誰でもフラッと入って試合に参加できる場所だと思っていたんだ。
――つまり、プロレス学校のようなものだと思っていたと?
ラッシュ そうなんだ! だから、「そうじゃない」って気づいた時はちょっとガッカリしたね。メリーランド州にある実家に戻って、そこでトレーニングをしたよ。でも、そのおかげでインディー団体の大会で闘うことができたし、いろんな地域を旅していろんな観客の前でプロレスをすることもできた。どれも貴重な経験だよ。
――つまり、少し目標が変わったと。
ラッシュ イエス。メキシコ、カナダ、ヨーロッパ……、もう世界中を旅してプロレスがしたくなった。そして、あの頃の俺の目標は、じつはニュージャパンだったんだ。
――新日本プロレス入団を、目論んでいた時期もありましたか。
ラッシュ そう。じつは、その方向に物事は動いていっていたんだけど、俺の名前が有名になったタイミングで、WWEからお声がかかったってわけなんだ。
――WWEとの契約に署名するのは、難しい決断でしたか?
ラッシュ あの頃のWWEはクルーザー級に力を入れていて、クルーザー級クラシック・トーナメント戦を開催しただろ。
――そのトーナメント戦にはTJP選手、飯伏幸太選手、ザック・セイバーJr選手が出場していたことがファンの間で話題になりましたね。
ラッシュ 当時、WWEはクルーザー級にスポットライトをあてていた。だから、クルーザー級が大注目されている間が、俺にとってたった一つの輝くチャンスだと思ったんだ。
――ラッシュ選手個人としてもプロレスラーとしても学ぶことが多かったと思いますが、WWEでの環境はどのようなものでしたか?
ラッシュ 忍耐強くあること。それが、WWEで学んだ一番大きなことかな。いつも誰よりも早く先に進みたいと思っていた。けど、WWEではたくさんの選手と一緒に仕事をするから、自分の望むペースでは動けないんだ。それが俺にとっては大きな壁だったんだけど、どうにか乗り越えて前よりも忍耐強くなったし、自分のことに集中できるようにもなった。
――少しスローダウンすることを学んだと。
ラッシュ その通り! 前よりももっと自分自身のことや自分のスキルを磨くことに集中するようになった。あと、何かをする時はちゃんと準備をしてから正しいタイミングでやるようになったよ。
――WWEとラッシュ選手が所属したことのある他団体との一番大きな違いは何ですか?
ラッシュ これを言ったら、みんながどう受け取るか分からないけど、いろんな意味でWWEはプロレスというよりもショービジネス的な側面が強い。でも、ニュージャパンはプロレスをスポーツとして捉えているし、プロレスに対してリスペクトがある。もちろん、ニュージャパンだけじゃなく、ニュージャパンファンのみんなもプロレスにリスペクトがあるんだ。
■ファンタズモのやり方に共感することもなければ、彼をリスペクトすらしていない
――さて、『SUPER J-CUP』のトーナメント表を見てみましょう。世界中のインディ団体の大会にも出場しているラッシュ選手は、今トーナメント戦のほとんどの出場者と顔見知りでしょう。しかし、その中でも1人だけ、ラッシュ選手が初めて対戦するレスラーがいますね。
ラッシュ ああ、エル・ファンタズモのことだね。しかも、アイツとは、1回戦で闘うわけだ。
――ラッシュ選手が抱く、ファンタズモ選手のイメージはどのようなものでしょうか?
ラッシュ ファンタズモは凄く才能がある男だ。だから、アイツはいまの地位にいるんだろう。でも、少し臆病者でもあるようだ。アイツは、目標を達成するためにイージーなルートを選ぶだろ? そこが、俺とアイツの違いだよ。
――ラッシュ選手自身は、イージーなルートが好きではないと。
ラッシュ そうだ。俺は労力を費やしたり、努力をすることをいつも恐れない。だから、ファンタズモのやり方に共感することもなければ、彼をリスペクトすらしていない。でも、簡単なルートを選びとるのはBULLET CLUBメンバー全員に共通した特徴のようだね。今回の1回戦では、アイツを倒すことで自分の強さを証明したいと思ってるよ。
――どうやらファンタズモ選手のことを、ごうまんな人間だと思われているようですね。
ラッシュ そうさ! アイツはごうまんなヤツだし、ズル賢い野郎だ……。
※無料公開はここまで! 続きは有料サイトでご覧ください。
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★月額=330円(税込)
★『SUPER J-CUP 2020』は、12月13日(日)昼12時~新日本プロレスワールドで配信!