現地時間・10月2日(日)イギリス・ロンドンのCrystal Palace National Sports Centreで行われる『ROYAL QUEST Ⅱ』2連戦(2日目)の全カードが決定した。
■メインは母国凱旋のザックが、因縁の相手・内藤と激突!
メイン(第8試合)ではスペシャルシングルマッチとして内藤哲也と、母国凱旋を果たすザック・セイバーJr.が激突。
内藤とザックは先シリーズ、連日にわたりタッグ戦で対決。今年の『G1 CLIMAX』公式戦で内藤の丸め込みの前に秒殺負けを喫したザックが、その怒りをぶつけると、内藤も応戦し、両者は白熱の攻防を繰り広げてきた。
そして前シリーズ最終戦の9.25神戸で、ウィル・オスプレイがデビッド・フィンレーを下してIWGP USヘビー級王座を防衛すると、内藤はその直後にリングに登場し、「ワンモアタイム、内藤vsオスプレイ。どうですか、オスプレイさ~ん?」と、『G1』準決勝で敗れたオスプレイに再戦を要求した。
するとそこにザックが割って入り、「オマエは俺に『G1』で勝ったけど、このバカ野郎(オスプレイ)に負けてるじゃないか! オレはこのバカ野郎(オスプレイ)に『NEW JAPAN CUP』で勝ってる。だから次の挑戦者は俺だろ!」とアピール。
さらに内藤へのリベンジを狙うザックは、「(日本語で)イギリスタイカイ、ナイトー、ザック、シングル、シアイ。勝者が次の挑戦者だ!」と提案。このやりとりを聞いたオスプレイも「ナイトーでもザックでもどっちでもいいぞ。でも、オスプレイがベスト・チャンピオンだ!」と受けて立つ構えを見せ、USヘビーの事実上の次期挑戦者決定戦として、内藤vsザックが実現することに。
内藤は9.25神戸のバックステージで「ザック・セイバーJr.を倒したうえで、ウィル・オスプレイを倒す……、なかなかおもしろそうだね、カブロン!」とニヤリ。一方のザックは「USベルトを持って、ZSJ世界ツアーがいま始まろうとしてるぞ!」と早くも勝利宣言。
これまで幾度となく好勝負を繰り広げてきた内藤とザック。変幻自在のサブミッションを武器とするザックとしては、内藤の口からギブアップを言わせ、『G1』のリベンジを果たすと共に故郷に錦を飾りたいところ。対する内藤は今回、どのような戦法でザック攻略に臨むのか。約3年ぶりのイギリス大会、その大トリを勝利で締めくくるのは果たして?
■セミは石井とJONAHが注目のシングル対決!
セミ(第7試合)では石井智宏とTMDKのJONAHがシングルマッチで激突。前日の10.1イギリスでタッグ戦(オカダ・カズチカ&石井vsJONAH&バッド・デュード・ティト)を行なう両者が、その流れを受けて一騎打ちを果たす。
石井とJONAHは今年4月、IMPACT WRESTLINGで初シングルを敢行。場内を揺るがす肉弾戦の末、最後は石井が巨漢JONAHを垂直落下式ブレーンバスターでマットに突き刺し、辛勝を収めた。その後、JONAHは『G1 CLIMAX』に初参戦すると大暴れを見せ、オカダ・カズチカを撃破。決勝トーナメント進出こそ逃すも、オカダに続くAブロック2位の好成績を残し、一気に存在感を高めた。
10.10両国でオカダとの再戦を控えるJONAHとしては、ここで石井にリベンジし、勢いに乗りたいところ。だが、海外のファンからも絶大な支持を受ける石井の壁を打ち崩すのは、至難の業。アメリカからイギリスに舞台を移し実現する注目の一戦は、今回もド迫力の真っ向勝負が繰り広げられることだろう。
■第6試合はオカダがTMDKのティトと対戦!
第6試合でオカダ・カズチカが、TMDKのバッド・デュード・ティトとシングル対決。10.10両国で実現する同じTMDKのJONAHとのリマッチを前に、オカダがその相棒を迎え撃つ。
『G1』二連覇を達成し、来年1.4東京ドームでのIWGP世界ヘビー級王座戦出場が決定したオカダは、『G1』公式戦で唯一黒星を喫したJONAHとの雪辱戦を見据え、先シリーズは連日、TMDKとタッグで対戦。TMDKの勢いの前にパートナーがフォール負けを喫する展開が続いたが、オカダ自身は巻き返しに向けて気合い十分。
『G1』でJONAHのパートナーとして初来日したティトは、先シリーズでもシェイン・ヘイストと共にJONAHを好サポート。荒々しい風貌から繰り出すパワーファイトに加え、セントーン・アトミコも難なくこなす身体能力の高さを見せつけた。
ティトにとって、今回のオカダ戦は大きなチャンス。ただの露払いではなく番狂わせを起こすべく、その鼻息は荒い。JONAH戦を前につまずくわけにはいかないオカダだが、油断大敵の相手となりそうだ。
■第5試合はタマとジェイが最終前哨戦、6人タッグで激突!
第5試合は10.10両国でIWGP世界ヘビー級王座を懸けて雌雄を決する挑戦者タマ・トンガと王者ジェイ・ホワイトが、それぞれ棚橋弘至&ヒクレオ、カール・アンダーソン&ドク・ギャローズとトリオを組んで最終前哨戦。
タマとジェイを中心に、いずれのマッチアップも興味深い6人タッグ。とくに9.25神戸でBULLET CLUBに反旗を翻し、G.o.Dに合流したヒクレオは、アンダーソンのNEVER無差別級王座への挑戦をアピールしているだけに、両者が激しい火花を散らすのは間違いない。
■第4試合はFTR&連合軍とUNITED EMPIREの10人タッグ戦!
第4試合はダックス・ハーウッド&キャッシュ・ウィーラー&海野翔太&ゲイブリエル・キッド&リッキー・ナイトJr.vsウィル・オスプレイ&グレート-O-カーン&マーク・デイビス&カイル・フレッチャー&ギデオン・グレイ。
前日の10.1イギリスの海野vsオスプレイや、IWGPタッグ王座戦(王者FTR<ハーウッド&ウィーラー>vs挑戦者オージー・オープン)の追撃戦となる10人タッグ。強大なユニット力を誇るUNITED EMPIREに対し、FTRを中心としたチームは即席感が否めないが、乱戦に持ち込めば勝機が生まれるはず。とくに今年の8月21日、RPWでオスプレイからブリティッシュヘビーを奪取したナイトJr.の戦いぶりが気になるところだ。
■第3試合はIWGP女子王座決定トーナメント1回戦、ガーベルトvsホワイト!
第3試合はIWGP女子王座決定トーナメント1回戦として、ジャジー・ガーベルトとアバ・ホワイトが対決。
新たに産声を上げたIWGP女子王座を巡り、シード1選手を含む7選手がしのぎを削るトーナメント。その決勝戦は11月20日の新日本×スターダム合同興行『『Historic X-Over』有明アリーナ大会で行なわれ、このイギリス大会からトーナメントの火蓋が切って落とされることに。
ガーベルトは身長185cmから繰り出すパワーファイトが武器の怪女で、かつてアルファ・フィーメルのリングネームでワールド・オブ・スターダム王座を戴冠。イギリスの団体で活躍するホワイトとしては、試練の1回戦となることだろう。
■第2試合ではSANADA&ヒロムがRPWタッグと対戦!
第2試合ではSANADA&高橋ヒロムが、RPWを主戦場とする “The Young Guns”のイーサン・アレン&ルーク・ジェイコブと対戦。
イギリスで活躍中の若きタッグチームを相手に、鉄壁のチームプレーを得意とするL・I・Jが貫禄のファイトを見せるか?
■オープニングはデスペラード&DOUKIがRPWのクルーザーコンビと対決!
オープニングマッチはデスペラード&DOUKIの鈴木軍タッグが、RPWのマイケル・オク&ロビー・エックスと対決。
オクは『ブリティッシュJカップ 2019』覇者であり、かつてブリティッシュクルーザー級王座も戴冠した強豪。ロビーは小柄ながら軽快な動きで人気を博し、イギリス修行中の辻陽太にも勝利を収めている選手。鈴木軍ジュニアとの遭遇は刺激的なものになりそうだ。
■大会名『ROYAL QUEST Ⅱ』
●日時:現地時間
・2022年10月1日(土)開場:16:00 開始:17:30
・2022年10月2日(日)開場:15:00 開始:16:30
●会場:Crystal Palace National Sports Centre(イギリス、ロンドン)
・住所:Ledrington Rd. London United Kingdom SE19 2BB
■チケット情報
※10月1日(土)大会(初日)は、チケット完売御礼!
※10月2日(日)大会(2日目)は、チケット残りわずか!