『SUPER J-CUP』大予想企画! 各界の著名人&関係者のみなさんが、大注目の“ジュニアの祭典”を独自の視点で分析! いったいどの選手が支持を集めているのか、興味深い結果をご紹介! 今回はマスコミ編!
村田晴郎
注目の一戦:KUSHIDAvs拳王
有明コロシアムで最後に繰り出される技はエア・サイダルだ! 新日本プロレスにおいてはリコシェとのタッグが印象深いが、シングルでも数々のタイトルを手にしてきた実力者。インディーシーンから最高のメジャーシーンまで磨き上げ、築き上げてきた16年間の集大成を見せつけてほしい。22年前の1st.ステージ、ワイルド・ペガサス以来となる外国人選手の優勝に期待! 注目の試合はかたくなに己を貫きとおす者同士の戦い。試合の経過と共にIWGPジュニア王者、新日本、ノア……という飾りが剥がれ落ちていくような削り合いが見られるのではないかと。
村田晴郎(むらた はるお)
実況アナウンサー、ナレーター、声優。サムライTVを中心にメジャーからインディーまで幅広くプロレスの試合実況を担当、いままで実況した団体、選手の数は本人でも把握できない。新日本プロレスはサムライTV、新日本プロレスワールドにて試合実況を担当中。プロレス以外ではモータースポーツ「インディカーシリーズ」の実況も長年担当している。中学生時にスーパー・ストロング・マシン公認ファンクラブ入会、会員番号2番。プロレス関係者内屈指のPerfumeの大ファン。
Twitter:@MTharuo
三田佐代子
注目のカード:拳王vsKUSHIDA
今回1回戦を勝ち上がった8人のメンバーの中にはいわゆるインディー団体所属のレスラーはいないが、現在ノアのジュニア戦士として誇り高く戦っている拳王は、元はといえばみちのくプロレス出身で、地元の名士であった新崎人生にスカウトされてプロレスラーになった。そんな拳王の有明の最初の対戦相手は現IWGPジュニア王者のKUSHIDA。難敵であることは間違いないが、日本拳法で培った打撃とみちのく、沖縄、そしてノアで身につけた強気なスタイルで一気にてっぺんを狙ってほしい。拳王の活躍はきっと、東北から沖縄まで彼を見守ってきた全国のファンを喜ばせるはずだ。
三田佐代子(みた さよこ)
プロレス専門チャンネル「サムライTV」キャスターとして今年20年目を迎える。5月に初の著書「プロレスという生き方~平成のリングの主役たち」を上梓。
Twitter:@345m
注目の一戦:獣神サンダー・ライガーvsタイチ
グルクンマスク選手との激しい一回戦を制した拳王選手がジュニアの頂上へ! 華やかな飛び技のイメージが強い『SUPER J-CUP』の舞台で、日本拳法仕込みの突き刺さるような蹴りを武器に、新たなジュニア像を築いてくれそうです。メキシコ遠征でルチャに磨きのかかったKUSHIDA選手との闘いは、多彩な攻め合いになること間違いなし! 注目の試合はライガー選手vsタイチ選手。今回で6回目となる『SUPER J-CUP』の歴史の中で、第2回と第3回で優勝を飾っているライガー選手が、「怒り」とはなんぞやを教えてくれることでしょう。
元井美貴(もとい みき)
プロレス専門チャンネルサムライTVキャスター。気象予報士としてTBSや東京MXにも出演中。1992年の「TOP OF THE SUPER Jr.」決勝戦を見てエル・サムライ選手のファンになり、プロレスにハマる。「イケメンより覆面」を座右の銘に掲げ、ルチャ・リブレの研究にも余念がない。
Twitter:@motoimiki
平木太郎
注目のカード:獣神サンダー・ライガーvsタイチ
過去5大会の優勝者はワイルド・ペガサス(第1回)、ライガー(第2、3回)、丸藤正道(第4、5回)の3名のみ。数年後に振り返って、この3人と比肩しうるレスラーが優勝者であってほしい。オスプレイにはそれだけのポテンシャルがありそう。第1回覇者のワイルド・ペガサスは『SUPER J-CUP』を制した翌年に『BEST OF THE SUPER Jr.』も制覇。タイプは違えどオスプレイとダブる。注目の一戦はライガーとタイチの一番。昨年GHCジュニア王者として名勝負を重ね、新日本主戦場時代とは明らかに“何か"が変わった感。その変化を感じ取るには、『SUPER J-CUP』の象徴・ライガーとの久々遭遇はうってつけの舞台。
平木太郎(ひらき たろう)
1978年1月5日生まれ、東京出身の38歳。プロレス・格闘技のモバイルサイト「プロレス/格闘技DX」編集主任。2002年〜2005年まで新日本公式モバイルサイト、2005年から現在までノア公式モバイルサイト担当記者。最近は鈴木軍にハゲしくイビられながら取材を続ける日々。サイト入口はdx-web.gsj.bz/pc/t.html
注目のカード:田口隆祐vs金丸義信
拳王優勝というのは個人的願望もあるが、1回戦でグルクンマスクの持ち味を存分に引き出し、なおかつ自分のスタイルで勝つという懐の深さは、2014年1月からノアに上がって培ってきたものだと感じた。ノアで残ったのは一人。「ノアのとてつもない魅力をよ、クソ野郎どもに味わわせてやるからな」の公約を果たしてほしい。注目する試合は田口vs金丸。両選手ともに煮ても焼いても食えない職人肌。空中戦だけではない、スピードだけではないジュニアの醍醐味を提示してくれるはずだ。
小佐野景浩(おさの かげひろ)
1961年9月5日生まれ、神奈川県横浜市出身。94年8月から99年1月まで日本スポーツ出版社「週刊ゴング」の編集長を務め、04年9月に独立。フリーランスとして執筆及びコメンテーターとしてテレビに出演するなど各媒体で活動している。
佐久間一彦
注目のカード:獣神サンダーライガーvsタイチ
優勝候補は拳王を推したい。ノアではタッグチームとしての活躍が目立つが、もともとはシングルでの実力に定評がある選手。今大会から4日後の8月25日には、金丸義信の持つGHCジュニア王座へ挑戦することが決まっているため、優勝して弾みをつけたいところだ。注目のカードはひさびさとなるこの対戦。この二人といえば、4年前のIWGPジュニアタッグ王座決定戦の記憶がよみがえる。タイチがライガーのマスクを剥ぎ、“鬼神ライガー”が登場して大荒れとなった一戦だ。再びリミッターを外した怒りの獣神が見られるか。危険な香りが漂う。
佐久間一彦(さくま かずひこ)
1975年8月27日生まれ、神奈川県出身。青山学院大学卒業後、ベースボール・マガジン社に入社。2007年から『週刊プロレス』の編集長を務める。2010年に同社を退社し、ライトハウスに入社。野球、サッカー、プロレスなど多数のスポーツコンテンツを制作中。2012年より日テレG+『プロレスリング・ノア中継』の解説者を務めている。
■『SUPER J-CUP 2016』<SUPER J-CUP 2016決勝トーナメント>8月21日(日)15:00〜 東京・有明コロシアム
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※「ロイヤルシート」「アリーナA」が完売となりました。
※「アリーナB」「スタンドA」が残り僅かとなりました。