第16代IWGP IC王者・棚橋が、3度目の防衛戦で飯伏と激突。
序盤、棚橋がヘッドシザースで飯伏を倒し、そのまま頭部を締め上げる。これを飯伏が脱出すると、棚橋がヘッドロックで捕獲。そして、2連発でショルダータックルを見舞うが、いずれも飯伏がヘッドスプリングで立ち上がる。
すると棚橋がロープへ走るが、飯伏がカウンタードロップキックで場外に落とす。そして、ニュートラルコーナーへ飛び乗るが、棚橋が青コーナー付近まで退避。飯伏が諦めてエプロンへ降りると、ランニングドロップキックで脚を撃ち抜く。
ここから棚橋は飯伏に右膝に狙いを絞り、インディアンデスロック、エプロンを悪用した膝攻撃などで攻め立てる。そして、ボディスラムからジャンピングエルボードロップを繰り出すが、飯伏が回避してローキックを発射。これを棚橋がかわし、次のその場飛びムーンサルトプレスも回避。それを飯伏が読んで足から着地するも、膝のダメージで倒れてしまう。
その後、両者がエルボー合戦を繰り広げ、そこから棚橋が低空ドロップキックを発射。しかし、飯伏がジャンプでかわし、そのまま棚橋のボディにフットスタンプを食らわせる。
続いて飯伏は打撃ラッシュで棚橋をひざまずかせ、胸板へローキックを浴びせる。そして、その場飛びムーンサルトプレスで追い討ちするも、棚橋が膝を蹴って動きを止め、膝裏にタックルを見舞う。
しかし、飯伏はカウンターフランケンシュタイナーで逆襲。これで棚橋が場外へ落ちると、コーナー最上段からムーンサルトアタックを敢行する。
だが、棚橋がリングインしようとした飯伏の膝に低空ドロップキックを浴びせ、間髪入れずにドラゴンスクリューで追い討ち。さらに、ミドルキックを受け止め、膝にエルボースタンプを落とす。
それでも飯伏はミドルキックを打って行くが、棚橋が脚をキャッチし、ドラゴンスクリューに切り返す。そして、テキサスクローバーホールドで絞り上げるが、飯伏はロープへ手を伸ばす。
棚橋の攻勢は続き、ロープを悪用した膝折り攻撃で飯伏に追い討ち。ところが、飯伏が棚橋をコーナー最上段へ乗せ、ガラ空きのボディにジャンピングニーアタックをお見舞い。
そして、セカンドロープに乗ってジャーマンスープレックスを狙うが、棚橋が脱出し、エプロンからドラゴンスクリューを敢行。これで飯伏が転落すると、コーナー最上段からボディアタック式ハイフライフローを見舞う。
リングへ戻った棚橋はスリングブレイドに行くが、飯伏が回避。すると棚橋はジャーマンスープレックスを繰り出し、飯伏がバク宙で着地すると今度こそスリングブレイド。
続いて棚橋はコーナー最上段へのぼるが、飯伏がオーバーヘッドキックをお見舞い。これで棚橋の動きが止まると、トップロープへ飛び乗って雪崩式フランケンシュタイナーを敢行。
ここで飯伏はカミゴェを仕掛けるが、棚橋が抵抗。だが、飯伏がその場飛びジャンピングニーアタックを浴びせ、槍投げで青コーナーへ叩きつける。そして、今度こそセカンドロープからジャーマンスープレックスホイップを完遂し、棚橋に大ダメージを負わせる。
両者へ向けた大コールで場内が騒然となる中、飯伏はコーナー最上段へのぼってフェニックススプラッシュを敢行。これを棚橋が回避し、直後にハイフライフローを放つが、今度は飯伏がかわす。
ますます両者へ向けた声援が大きくなる中、棚橋が張り手を4連発でお見舞い。これに飯伏が掌底連打で逆襲すると、棚橋は左右の張り手連打で対抗。
しかし、飯伏も負けずに応戦し、フロントキックで蹴散らす。そして、赤コーナーでなおも掌底を連発し、ストンピングで荒々しく踏みつける。それをレッドシューズ海野レフェリーが注意するが、飯伏が腕を握って反則カウントを妨害し、ノールックで棚橋を蹴りまくる。
すると棚橋は、ボクシングスタイルで張り手を連発。だが、飯伏がショートレンジラリアットを食らわせ、シットダウン式ラストライドで叩きつける。
それでも棚橋がフォールを返すと、飯伏は再びラストライドの体勢に入る。だが、棚橋が脱出し、ツイスト&シャウト3連発で挽回。だが、飯伏がすぐに立ちあがり、ハイキックで棚橋をダウンさせる。
さらに両者への大コールが大きくなる中、飯伏は再びカミゴェを狙う。しかし、棚橋が回避し、その場飛びスリングブレイドをお見舞い。さらに、ハイキックをかわし、ドラゴンスープレックスホールドで3カウントを狙う。
それでも飯伏が粘ると、棚橋は飯伏に背中へハイフライフローを投下。そして最後は、(正調)ハイフライフローで激闘を制した。