“雪の札幌2連戦”の2日目として開催される北海きたえーる大会。BULLET CLUBvsCHAOSの2大タイトルマッチを中心にして、2月10日(土)大阪と2月6日(火)後楽園ホールの前哨戦など、全9試合が敢行される。
大会開始前、阿部誠リングアナウンサーが、棚橋弘至の欠場(右膝変形性関節症)と対戦カードの一部変更を発表した。
そこから始まった第1試合は、「ヤングライオン杯」覇者の北村が「7番勝負」第3戦でジュースと一騎打ち。
序盤から両者がショルダータックルで張り合い、北村がジュースをダウンさせる。すると、ジュースは逆水平チョップを連打で打ち込み、ニュートラルコーナーでトーキックを連発。
だが、北村がショルダースルーでジュースを投げ捨て、変型アバランシュホールドで追い討ち。そして、スピアーを狙って突っ込むも、ジュースが回避してニュートラルコーナーへ激突させる。
これでジュースがペースを掴み、キャノンボール、ブレーンバスター、フライングメイヤーで追撃。そして、リバースフルネルソンを極めるが、北村が脱出し、次のバックスピンキックを回避。それでもジュースはフロントハイキックを放つが、北村が脚をキャッチし、変型パワーボムで叩きつける。
次に北村はエルボー連打でジュースをダウンさせ、強烈な逆水平チョップを浴びせて行く。そして、串刺しバックエルボー、ショルダータックル、俵返しで追い討ちをかける。
続いて北村はスピアーで突進するが、ジュースが馬跳びでかわし、カウンタースパインバスターで報復。だが、北村はラリアット2連発とフロントハイキックを受け止め、今度こそスピアーでジュースを吹き飛ばす。
ここで北村はジャックハマーに行くが、ジュースが抵抗して顔面パンチを見舞う。そして、強烈なラリアットで北村を追い詰めると、最後はパルプフリクションで勝負を決めた。
北村「(※八木に肩を抱えられてインタビュースペースに戻って来る。たどり着くなり崩れ落ちるが、両ヒザを着いた状態で上半身を起こしてコメントを始める)今日、闘った相手は、僕がプロレスラーになる前の道場生から、教えてくれた先輩です」
※ここでジュースがインタビュースペースへ登場。
ジュース「(※続けて話そうとする北村を遮る形で)チョットマッテ、チョットマッテクダサイ。(※北村を抱き抱えて立たせる)俺もヤングライオンがどういうものか知っている。ヤングライオンがどうあるべきかも。彼はまだ経験を積み始めたところだ。彼はほんの少ししか経験を積んでいない。よちよち歩きの赤ん坊のようなものだ。彼のハートも知っている。大切なのは、これからもその気持ちを持ち続けていくことだ。スクワットを1回1回積み重ねていくように、これからもハードな練習、経験を積み重ねていくんだ。わかってるよな、ブラザー?」
北村「サンキュー」
ジュース「このまま続けていけ、トモダチよ。ケビン・ケリー(※英語版の実況を担当)にやっとジュース・ロビンソンの2018年初勝利を見せられたよ。これから先、全部の試合で勝ちをもぎ取っていく。“ビッグK”(※北村の愛称)、俺はお前が勝てるようにサポートしていく。そのうちお前は俺をやっつけて、番狂わせを起こすだろう。いや、オーサカ(2・10)までにほかの相手から大番狂わせを成し遂げるかもしれない。オーサカまでに何戦あるんだ? 2試合か? 3試合か?」
北村「セブン……」
ジュース「7試合だったか? 1試合目がジェイで、2試合目がビッグ・マイク(エルガン)。3試合目が俺、ジュースか……」
北村「フォー・モア……」
ジュース「次(の相手)は誰だ? WHO’S NEXT?」
北村「WHO’S NEXT?」
ジュース「ああ、WHO’S NEXT?」
北村「WHO’S NEXT?」
ジュース「ああ、WHO’S NEXT、(ビル・)ゴールドバーグ? テンザンサンだったか? ガンバッテクダサイ。何年か先が楽しみだ。俺もジャックハマーを決められるのかな? 必ずや、とんでもないスーパースターになる。みんな、ありがとう。サンキュー、サッポロ」
北村「リスペクトしてます」
ジュース「“ビッグK”、俺もお前のこと、リスペクトしてるから。サンキュー、ブラザー(※と言って、先に控室へ)」
北村「スピア決めて、ジャックハマー決めて、勝ちたかったですけど、やっぱり、彼はオールラウンドプレーヤー……勝てませんでしたけど、なんとか、少しぐらい苦しませて、爪痕は残せたかと思います。もっともっといい試合できるよう、進化していきます」