ロメロ&SHO&YOHのROPPONGI 3Kが、鈴木軍の金丸&タイチ&デスペラードと対決する6人タッグマッチ。SHO&YOHは1・28札幌でマット・ジャクソン&ニック・ジャクソンを破り、IWGP Jr.タッグ王座を奪回している。
鈴木軍が奇襲攻撃で先制し、そのままSHOを捕まえてトレイン攻撃を仕掛ける。だが、SHOがデスペラードと金丸を激突させ、タイチをスピアーで排除。そして、デスペラードをドロップキックで吹き飛ばす。
しかしデスペラードは、カウンタースパインバスターでSHOに報復。たちまち激しい場外乱闘へ突入し、鈴木軍がROPPONGI 3Kを圧倒する。
これでSHOのローンバトルとなり、タイチが木づち攻撃、背中へのローキック、金丸がショルダースルー、逆エビ固めなどで攻め立てる。そして、鈴木軍はSHOを青コーナーへ連れ込み、よってたかって痛めつける。
しかしSHOは、デスペラードをブレーンバスターで投げ捨てて脱出。タッチを受けたYOHが、フライングフォーアームで金丸をなぎ倒し、串刺しジャンピングエルボー、ウルトラタイガードロップへ繋ぐ。
だが、金丸はシャイニング延髄斬りでYOHに逆襲。替わったタイチがローキックを連発して行くが、3発目をYOHがキャッチし、ドラゴンスクリューで逆転。
これでロメロの出番となり、デスペラードのラリアットをかわしてヘッドシザースホイップ。さらに、タイチには連続串刺しラリアットを食らわせる。
そこからタイチが逃れると、ロメロ&SHO&YOHがトリプルジャンピングニーアタックをお見舞い。さらに、SHOのバッククラッカーからYOHがランニングフロントキックを食らわせる。
ここでSHO&YOHは3Kを狙うが、デスペラードがYOHを場外へ落として妨害。さらに、金丸がSHOの顔面にウィスキーを噴射する。
その金丸をロメロが場外へ蹴散らすと、デスペラードがパイプイスを持ってエプロンへのぼる。それをマーティー浅見レフェリーがチェックしていると、タイチが背後から襲撃し、天翔十字鳳で勝利を強奪した。
試合後、デスペラードと金丸がIWGP Jr.タッグベルトを持ち出し、SHO&YOHを挑発した。
タイチ「効かない、効かぬ、効かぬのだ、ハハハ。あんなよ、チビと細っこい兄ちゃん、こんなデケェ俺に通用すると思うか、この野郎? つい最近まで黒パンの小僧だった2人、変わってねぇじゃねぇか。細っこくてよ。で、チビが監督? 笑わせんな。オイ、(IWGPジュニアヘビー級)シングルの方もよ、あの細い兄ちゃんが(ベルト)巻いてんだろ? いいよ、このデケェ俺が、全部(ベルトを)総ナメにしてやるよ。おめぇら、全然効かねぇんだって。俺と重みが違うんだよ。全部、総ナメにしてやるよ……と言いたいところだがな、かわいそうだろ? こんなに体とパワーの違いがある人間がやったら、簡単に(ベルトを)獲っちまうよ、全部。かわいそすぎるよ。せっかくあいつら獲ったのに。それに、この2人(金丸&デスペラード)の立場もなくなっちまうんだよ。だからよ、こいつら行かすから。あんな軽々しい打撃はもういらねぇ。重みがほしいな俺も、そろそろ。重いヤツと……。こないだ(1月)23日(後楽園『タカタイチマニア』)、気持ちよかったな。(内藤に)あんな重いビンタ食らってよ。ああ、もう小せぇヤツらとやってもかわいそうだな。なんか弱いモンいじめになってきたよ」
デスペラード「フフフフ」
タイチ「かわいそうだ。そうだな、そろそろ3月だろ? 3月といえばなんだ? 卒業の季節だな。15年生、ジュニア15年生やったけど、3月、卒業の季節が近いかもしんねぇな。この190cm、150kgの俺が、デケェヤツらと、重い刺激を求めて、やってやってもいいぞ。3月……」
金丸「いいシーズンだな」
タイチ「卒業……。15年生……」
金丸「いろいろあったんじゃねぇか?」
タイチ「卒業のシーズンだな、フハハハ!」
金丸「ま、タイチがああ言ってることだし。なんだ、あのジニアタッグチャンピオン? ただベルト持ってるだけだろ? なにも感じねぇし。俺はあいつらの若造の時は知らないけど、なんも変わってない感じだな」
デスペラード「一応、最後の方はチョロッと触ったけど、なんにも変わってねぇな。何年(海外に)行ってた、あれは? どこにいたか知らねぇけど。ちょっと見ない間、何年? 2年? 3年? ほら……」
金丸「そんだけインパクトねぇんだよ」
デスペラード「誰も知らねぇらしい」
金丸「あんなチャンピオンだったら、いつでも獲りにいくからな。覚悟しとけ」
デスペラード「カビくせぇスポーツみたいにどっちが上とか下たとか、俺は関係ねぇと思ってんだがな、同じクラスでやってる以上、テメェらは俺とノブさん(金丸)の次……どうしよっかなあ……」
ロメロ「(※インタビュースペースにイスを持って来て座り込む)タイチ、カネマル、デスペラード、ワカッタ。俺はあいつらの思惑を理解したぞ。あいつらが何を欲しがってるのかをな。お前らは(IWGP)ジュニアタッグのタイトルマッチがしたいんだろ? ここにいるSHOとYOHがこれまでで最高のタッグチームと言われていた、あの危険なヤングバックスをサッポロで打ち破って最高の座に就いたからな。お前らは次の挑戦者として約束を取り付けたいんだろ?」
YOH「NO」
ロメロ「ほかに誰か次の挑戦に名乗りを上げてるか? お前らは誰を倒したんだ? あんな小ズルイことばかりしやがって。誰も倒してないじゃないか! ズルイことしないで勝ったことがあるか? そのうち、俺たちにふさわしい日がやって来る。その時は神が俺たちに大きな力を授けてくれる。世界中どこにいようともな。SHOとYOHはいつもクリーンな闘いをしている。お前らには考えられないことだろ? お前たちとは違う道を歩んでるんだ。お前らがタイトルマッチをしたいって言うならな、『NO』と答えるまでだ。お前らとは関わらない。オイ、何かしゃべってやれ(※と言って先に控室へ)」
YOH「僕はね、こう語るよ。『未来は僕らの手の中にある』って。鈴木軍? あんときのさ、まだまだ俺らをさ、グリーンボーイとかさ、ヤングライオンと思ったら大間違いだよ。今の未来は、僕らだから。僕ら、ハイスタンダードなチームだから。そして僕はスターなんだ。え? まださ、そんなゴチャゴチャ言うようなヤツら、SHUT YOUR MOUTH(口を閉じろ)。このシリーズ通して、黙らしてやるよ」
SHO「このシリーズね、鈴木軍(と)いっぱい試合できるけど、以前、あいつらがこのベルト持ってた時、なんて言った? 『弱いヤツらとしか防衛(戦)しない』? 『田中、小松としか防衛(戦)しない』? どうだ、今は? ベルト持ってるのは俺たちだぞ。このシリーズでちゃんと俺たちをシビれさせてくれたなら、そして向こうが要求するんだったら、考えてあげてもいいけど、こっちから指名することはない」