第6試合ではROH世界王者のダルトン・キャッスルにバレッタがチャレンジ。バレッタの右肩と左腕にはテーピングが見える。キャッスルは孔雀ボーイズを引き連れ、紫の優美なコスチュームに身を包み、ベルトとともに入場。

 

　すると第1試合でヘナーレを下したビアシティ・ブルーザーが登場し、リングアナのマイクを奪って「お前らが試合をスタートする前に、一つ言わせろ！俺様はわざわざあの偉大な国、アメリカから来たんだぞ。だから、ROH世界のベルトにいまから挑戦させろ！」と挑戦をアピール。そして、パンチでバレッタを場外に落とす。そのままキャッスルにも襲い掛かり、二人は激しく乱闘を展開。
　ここでキャッスルも「なんだよ。いま、やりたいのか？　やってやる！まとめて相手にしてやる！」とマイクアピールを行ない、急遽ブルーザーを加えた3WAYマッチでベルトを争うことに。開始のゴングと同時に3人は場外戦を展開。バレッタとキャッスルは二人でブルーザーに打撃を見舞う。さらに鉄柵に叩きつけるが、ブルーザーはひるむことなくバレッタをラリアット、キャッスルをタックルで吹き飛ばす。
　ブルーザーはキャッスルをリングに戻す。すると、キャッスルはブルーザーを場外にパンチで落とし、トペ・スイシーダを敢行。今度はバレッタがキャッスルとブルーザーにイス攻撃。そして、キャッスルを鉄柵に叩きつける。続いてバレッタはブルーザーを場外に設置したイスに座らせると、エプロンサイドを走り抜けてドロップキック。
　バレッタはキャッスルをリングに戻して串刺しエルボー。だが、キャッスルはこれを受け止めるとジャーマン。続いてブルーザーにもジャーマンを狙うが、ブルーザーはうしろに体重を預けてコーナーにキャッスルを叩きつける。そして、バレッタとキャッスルに交互に串刺しボディプレス。
　キャッスルはスキを見てコーナーに上るが、ブルーザーはパンチで場外に叩き落とす。リング上、ブルーザーはバレッタの左腕にアームロック。さらに左腕に集中攻撃を見舞っていく。ここでキャッスルがカットに入るが、ブルーザーは首根っこをつかんで場外に投棄。
　ブルーザーはバレッタも場外戦に誘うが、バレッタは逆水平チョップで応戦。しかし、ブルーザーはバレッタの左腕を鉄柵に叩きつけて動きを止める。さらにブルーザーはトップコーナーに上るが、これはキャッスルがカット。そして、エプロンサイドを走り抜けてブルーザーの顔面にジャンピングニー。
　ブルーザーとキャッスルは場外で殴り合い。ブルーザーはキャッスルをリングに投げ入れようとするが、その勢いをうまく利用して、キャッスルは場外でティヘラ。返す刀でバレッタにはパンチ。
　キャッスルはブルーザーをリングに戻すと、串刺しニーを連発。そして立ち上がらせてジャーマンを狙うが、ブルーザーは切り抜ける。しかし、キャッスルはタックルでテイクダウンし、パンチを連発。
　両者が再び立ち上がってやりあうと、バレッタが飛び込んできてキャッスルに串刺しエルボー。そして、ブルーザーを利用してトルネードDDT。しかし、ブルーザーも豪快なタックルでバレッタからダウンを奪う。
　ここでブルーザーはトップコーナーに上るが、バレッタが阻止。そして、雪崩式ブレーンバスターを狙う。すると、キャッスルもコーナーに上り、バレッタと二人がかりで雪崩式ブレーンバスター。
　バレッタはブルーザーにエプロンでパイルドライバーのかたちで持ち上げようとするが、腕に力が入らず。すると、ブルーザーがバレッタを両肩に担ぎ上げてデスバレーボムを敢行。そのブルーザーにキャッスルが襲いかかるが、ブルーザーはエルボーで迎撃。そして、ブルーザーはラリアットを放ち、その勢いでキャッスルと同時にリング下に転落。
　ブルーザーはバレッタをリングに投げ入れると、トップコーナーに上ってダイビングボディプレス。しかし、間一髪でバレッタがかわす。そして、ブルーザーの後頭部にランニングニー。続いてパイルドライバーからフォールに入るが、これはブルーザーがカウント2でキックアウト。
　ここからバレッタとブルーザーはエルボー合戦。するとキャッスルが登場し、打撃で二人を蹴散らす。そして、ブルーザーに串刺しニーを狙うが、かわされてしまい場外に転落。リング上、ブルーザーはバレッタに低空ドロップキックを放つと、バレッタにダイビングボディプレス。しかし、バレッタはカウント2で必死にキックアウト。
　ブルーザーはバレッタを起き上がらせるが、バレッタはスキをついてヘッドバット。しかし、ブルーザーもパンチを返してからロープへ。すると、キャッスルがカウンターのニー。そして、バレッタにバン・ア・ランを狙うも、バレッタは丸め込みで切り返す。
　これを返したキャッスルはバレッタに変形のスープレックス。さらにブルーザーも投げようとするが、ディフェンスされてしまう。しかし、キャッスルはしつこくバックに回ると、意地でジャーマンスープレックスを決め、見事にカウント3を奪取。キャッスルが3WAYマッチを制し、王座防衛に成功した。