第7試合の『NJC』一回戦では矢野通とデイビーボーイ・スミスJr.が対峙。矢野は3月30日発売の新作DVDを手に入場。

 

　ゴング前、矢野はハッピをスミスに投げつけて奇襲攻撃。そして、テーピングでスミスの腕をロープに結びつけようとするが、スミスはディフェンス。続いて矢野はスミスをロープに飛ばすも、スミスはショルダータックル。さらにブレーンバスターで叩きつけ、Tシャツを脱がそうとするが、矢野はレフェリーを巻き込んで逃げる。
　ならばとスミスは串刺し攻撃を狙うも、矢野はかわすとうしろからTシャツをスミスの頭に被せて丸め込みへ。しかし、これはカウント2。すると、矢野はコーナークッションを外し、それでスミスに殴りかかる。しかし、これをかわしたスミスはバックに回る。
　ここで矢野は急所攻撃を狙うが、スミスは冷静にかわす。そして、金具ムキ出しのコーナーに矢野を叩きつけ、セカンドロープに上ると矢野の頭上にナックルを連発。さらにスミスは矢野を逆さ吊りでコーナーに貼り付けて急所攻撃を狙うが、これはレフェリーが止める。
　スミスは逆さの矢野の顔面にストンピング。矢野がリングに落ちると、スミスはニヤリと笑って串刺し攻撃を仕掛けるが、かわした矢野は横入り式エビ固め。だが、これもカウント2。
　続いて場外戦になると、矢野はエルボー。だが、スミスはエルボーでダウンを奪う。そして、矢野を起き上がらせて客席に放り込むとストンピング。さらにスミスは観客のバッグで矢野のノドを締め上げていく。そしてペットボトルの飲み物を口に含んで、矢野の顔面に噴きつける。矢野はカウント19でなんとか慌てて生還。
　リング上、スミスは矢野にストンピングからスリーパー。さらにサイドスープレックスで投げつけるとクルックヘッドシザース。そして右手に噛み付き、その右手をマットに連続で叩きつけて「タップだ！」と自分の勝ちをアピールするが、これは認められず。
　スミスは矢野を起き上がらせると、エルボースマッシュでダウンを奪う。矢野もエルボーで応戦するが、スミスは強烈なエルボーでダウンさせる。そして、スミスは矢野のほっぺたを引っ張り、さらにむき出しのコーナーへハンマースルー。だが、矢野は激突寸前で回避。そしてYTRポーズを決めようとするが、スミスが背後から襲いかかる。
　しかし、矢野は頭を下げてよけると、もう一度YTRポーズへ。その途中で警戒して振り向くと、スミスがフェイントを入れてからボディにキック。矢野も急所攻撃を狙うが、スミスはその手をつかみ、キックを連発。そしてロープに走るも、矢野は海野レフェリーを盾にする。すると、スミスはレフェリーを投げ飛ばしてしまう。
　矢野はスミスにエルボーを連発。スミスもエルボーを返してロープに走るが、矢野はマンハッタンドロップ。そして、スミスをムキ出しのコーナーに投げつける。ここで矢野はレフェリーを突き飛ばし、リングに無法状態を作るとパイプイスでスミスに殴りかかる。しかし、スミスはフロントキックで迎撃。そして、パイプイスをコーナーに設置。
　そこに矢野が突進するも、スミスがよけたためにパイプイスに衝突。さらにスミスはムキ出しのコーナーに矢野を叩きつけ、バックドロップホールドへ。だが、矢野はカウント2でキックアウト。すると、スミスはクリップラーフェースロック。矢野は必死にロープに逃げる。
　スミスは矢野にハンマーパンチを振り下ろし、ブルドッグボムを狙う。だが、矢野は回避すると、スミスをモンキーフリップでムキ出しのコーナーに投げつける。そして、矢野は急所攻撃を狙うが、海野レフェリーが阻止。そこにスミスが突進すると、バックの取り合いから、矢野はレフェリーの死角をついて急所攻撃。そして裏霞を決めるが、これはカウント2。
　矢野は「決めるぞ！」と雄叫びを上げ、ロープに走るも、スミスは抱え上げてパワースラム。だが、スミスも急所を押さえて苦悶の表情。スミスはエプロンに逃げた矢野を捕獲し、トップロープ越しのブレーンバスターを狙う。だが、顔面かきむしりから、スミスのノド元をトップロープに打ち付ける。
　ここで矢野はテーピングを取り出すと、スミスの両足をグルグル巻きにしようとする。だが、キックでしのいだスミスは、場外で矢野にヘッドバットを連発し、鉄柵に叩きつける。そして、フロントキックを狙うが、矢野がかわすと股間を鉄柵に打ち付けてしまう。矢野はその鉄柵を持ち上げ、さらにダメージを与えると、すばやくリングへ。スミスはリングに戻れずリングアウト。矢野がまんまと勝利を収め、2回戦進出を決めた。