第2試合はジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレーの新日本留学生コンビが、NEVER王者の後藤洋央紀と外道のCHAOSコンビと対決。3.21長岡でタッグ戦ながら後藤からフォール勝ちを収めたジュースが、さらにNEVER王者を追い詰めるのか、注目が集まる。
先発はジュースと後藤。ロックアップからバックの取り合い、そしてリストの取り合いへ。続くロープを使った展開では、ショルダータックルで互角となるが、ジュースがカウンターで前腕を叩きつけてダウンを奪う。さらに後藤にセントーンを叩き込み、逆水平チョップで後退させ、串刺し攻撃を狙う。
これは後藤が切り返すも、ジュースはカウンターのフロントキック。そこから両者はラリアットを二度にわたって相討ち。さらに後藤のラリアット、ジュースのスピンキックをかわしあったのち、後藤がラリアットでダウンを奪う。
ここでフィンレーが入るも、後藤はジュースの上にブレーンバスターで叩きつける。攻防の中で負ったのか、後藤の口には流血が見える。しかし、後藤はお構いなしでジュースの後頭部にエルボーを連発し、チンロックへ。
スイッチした外道はジュースに顔面かきむしり攻撃。ジュースがロープへ逃げようとするも、外道は捕まえて後藤の足にジュースを叩きつける。続いて後藤がジュースにエルボー。ジュースもエルボーで反撃するが、後藤はエルボー一発でダウンを奪う。
CHAOSはすばやいタッチワーク。続いて後藤と外道はダブルのショルダータックル。ダウンしたジュースに対し、外道が顔面かきむしり、そしてリズミカルにナックルパート。しかし、ジュースもナックルで反撃。だが、外道はサミングで動きを止める。そして、ナックルを叩き込もうとするも、ジュースもサミングでお返し。目の見えない外道が相手コーナーにフラフラと近づくと、フィンレーがキックをお見舞い。
タッチしたフィンレーは後藤のラリアットをかわすと、スピードに乗ってランニングアッパーカット。そして、串刺しアッパーを二連発。外道にも串刺しアッパーを叩き込み、セカンドロープからフライングエルボー。
ここでフィンレーは外道にPrima Noctaを見舞おうとするも、切り抜けた外道はフィンレーを後藤にスロー。すかさず後藤は牛殺しを見舞い、外道がトラースキックからフォールに入る。しかし、これはジュースがカット。
ジュースは後藤とのエルボー合戦に競り勝つとロープに走るが、後藤は両形に担ぎ上げる。しかし、ジュースは切り抜けるとフルネルソンバスター。そして、外道には強烈なナックルパート。そして、ジュースはフィンレーに勝負を託し、場外の後藤に豪快なプランチャ。最後はフィンレーが外道にPrima Noctaを見舞い、3カウントを奪取。
ジュース「(※インタビュースペースに用意されたイスには座らずに)イスなんかいらないよ、立ったまま話してやる。ゴトー、お前に向かって話してるんだ。聞いてるか? しっかりと声は拾ってくれよ。今日、お前は自分の血を自分自身で味わっただろう。お前、本当にウザいヤツだな。でも、大人だったらちゃんと俺の話を聞け。俺はお前の腰に巻いているNEVERのベルトを狙っていく。(※フィンレーを残し、先に控室へ戻って行った)」
フィンレー「ゴトーとゲドーに対して、また勝つことが出来たよ。ロングビーチの観客も、すごく盛り上がってくれたと思う。この後も楽しんでくれ」
――これからもタッグチームとして2人でやっていくんですか?
フィンレー「理想的にはできるといいなと思う。でもやっぱり、ベルトを獲ること、そしてそれを守っていくことというのはすごく難しいよね。でも『WORLD TAG LEAGUE』でタッグを組んだことがあって、再びのタッグだから、自分たちは凄く息が合っていると思う。いつも同じスケジュールで動いてるし、(移動の)バスも一緒、自然になんとなく兄弟みたいな感じになっている。」
――デッドリーハロー(映画『ハリーポッター』)のタトゥーを入れているのはなぜですか?
フィンレー「特に意味はないんだけど、ある日、リコシェと一緒に『なんかタトゥー入れない?』と言って入れたものがそれだった。なので、意味はないよ」
――アメリカのファンがもっと日本のプロレスを観るにはどうしたらいいんでしょうか?
フィンレー「でも、アメリカのものよりも自分たちがやっていることはクオリティーも高いし、内容もすごく濃いものだから、とりあえず『新日本プロレスワールド』に入ってちゃんと観てくれよ。そうすれば、より自分たちの良さもわかると思うし、自分たちは特に心配してないよ」
※後藤&外道はノーコメント