第4試合ではゲリラズ・オブ・デスティニー(タマ・トンガ&タンガ・ロア)とCody&マーティー・スカル組のBULLET CLUB対決が実現。BULLET CLUBが内紛で揺れる中、両チームはどんな戦いを見せるのか?
入場時、Codyは妻のブランディを従えて入場。リングに上がり、Codyがアピールすると場内は大ブーイング。逆にスカルには大声援が送られる。Codyはやや不満げな表情。そして、リングインしたタマ&ロアには「G.O.D」コールが巻き起こる。
ゴング前、マイクを持ったCodyに大ブーイングが起こる。しかし、Codyがスカルにマイクを渡すと大歓声。だが、Codyはマイクを奪い取り、ふてぶてしく以下のアピール。
「BULLET CLUB is fine.大丈夫じゃないのは、この試合だ。こんな試合はしない。血が見たいヤツらは置いといて、ひとつ教えてやる。この試合は中止だ。なぜなら、俺たちは友達。タマ・トンガはBULLET CLUBの古参だ。G.O.Dは3回もIWGPヘビー級タッグチャンピオンになった本物のレスラーだ。彼らがまずBULLET CLUBをイケてるユニットにしてくれた。そして、スーパースターの俺様がBULLET CLUBを人気ユニットにした。(※ここでF●ck you Codyコールが起こると)え? チーム・Cody? そうだよな。じゃあ、タッグチームチャンピオンのタンガ・ロアにマイクを渡そう」
マイクを受け取ったロアは以下のアピールを展開。
「この試合を見る人、世界中のファン、そしてBULLET CLUBをあざむくことはできないぞ。特に、BULLET CLUBのファミリーを裏切る事はできない。新日本が決めたのなら、この試合は行われる。そして、もし俺がどこかのチームに属しているなら、それはチーム・Codyじゃない!」
すると、Codyがロアにキックを叩き込み、開始のゴング。タマはCodyにパンチを連発し、アームホイップ。そして、ロアがラリアットでCodyを場外に追放。ここでスカルも場外のCodyに何やら激しく抗議の姿勢を見せる。これに場内は大歓声。そして、スカルはG.O.Dにウルフパックのポーズを見せるが、G.O.Dはダブルのショルダータックル。
リングに落ちたスカルがCodyとブランディに抱きつくと、Codyはなんとも言えない表情。場内は「G.O.D」コールに包まれる。リングに戻ったスカルはロアに握手の手を差し出す。しかし、ロアは応じず。すると、スカルはCodyとタッチ。
ロアはロープを開けて、Codyにリングインを促す。Codyはリングに入るも、すぐにスカルとスイッチ。ロアはスカルのリストを取るが、スカルも独特な動きで取り返す。ロアは力尽くで持ち上げるが、スカルは反動を利用してグラウンドへ。ここで両者は一旦離れる。スカルは怪鳥ポーズ。
ロアはパンチを叩き込むと、タマにスイッチ。タマはスカルにボディスラムからエルボードロップ。スカルもキックで応戦し、Codyとタッチ。Codyはタマの串刺し攻撃をかわしてコーナーに走るが、タマは追走して串刺しボディプレス。しかし、ロープワークの攻防の中で、ブランディがCodyの足を引っ張って場外にエスケープさせる。
スカルはエプロンから場外のタマにトラースキック。そして、頬を指差してCodyにキスを促す。Codyがキスをすると、スカルはガッツポーズ。Codyはタマをリングに戻すと、リストを固めてスカルとスイッチ。
スカルはタマのヒジ関節を固め、そこにストンピング。タッチしたCodyは滞空式ブレーンバスターのように担ぎ上げ、前に叩きつける。そして、腕立て伏せで余裕をアピールするが、タマはダウンした状態でCodyの顔面にパンチ。怒ったCodyはキックを見舞い、スカルにスイッチ。
スカルはフェイントから、タマのヒザにトラースキック。そして、大見得を切って両腕を広げると、Codyがその腕にタッチして無理やりリングイン。すかさず場内からはブーイングが巻き起こる。Codyはクロスローズの体勢に入るも、タマがトンガンツイストで切り返す。
タッチしたロアの胸板に、Codyは張り手を見舞うが、ロアはコスチュームを広げて「打ってこい」と余裕のアピール。そして、ラリアットの連発でCodyからダウンを奪い、変形のヒップトス。さらにスカルにはバックフリップ。
ロアはCodyにバックドロップを仕掛けるが、着地したCodyはディザスターキック。そして、トップコーナーにのぼるも、タマがカットして雪崩式ブレーンバスター。続いてタマがトップコーナーに上るが、スカルが妨害して雪崩式ブレーンバスター。続いてスカルがトップコーナーにのぼるが、こちらもロアが雪崩式ブレーンバスター。
ここでリングに一人残っているCodyが、場外への空中攻撃を仕掛けようとロープに走るも、ロアがすばやくリングに戻ってスピアー。しかし、フォールはスカルがカット。
場外のタマがセカンドロープをまたいだところで、Codyがロープを蹴り上げて急所攻撃。そして、エプロンからスカルがキック、Codyがラリアットでタマにサンドイッチ攻撃。そこからCodyはコンプリートショット。
さらにスカルはロアを担ぎ上げるが、ロアは着地して、スカルを突き飛ばす。だが、スカルはエプロンのCodyに激突寸前で立ち止まる。そのスカルにロアが殴りかかろうとするも、スカルはかわす。すかさずCodyはロアをフルネルソンで捕らえ、スカルがパンチを繰り出すが、これはCodyに誤爆。
しかし、スカルもG.O.Dの誤爆を誘う。しかし、G.O.Dはうまく回避し、ロアがスカルをコーナーにスピアーのように叩きつける。続いてタマが串刺しボディプレスで追撃。ここでCodyがリングに入るも、タマはすばやい動きで翻弄してからドロップキック。そして、G.O.Dは合体攻撃を狙うが、切り抜けたCodyは、一瞬のスキをついてロアにクロスローズ。この一発で3カウントを奪い、Cody組が勝利を収めた。
試合後、Codyとブランディは熱い口づけ。そして、Codyは筋肉ポーズで勝利を誇示。
Cody「マーティー来なかったな。マーティーはいない。でも、ブランディはいるぜ。さぁ、座って。(※ふたりで座り)俺の身体が変わったって?そうなんだ、よりいい身体になっただろう? マーティー・スカルは俺の親友かって? マーティーは、近しい友人ではある。でも、親友かどうかはわからないな。メインのヤングバックスvsゴールデン☆ラヴァーズは、どっちが勝つか?(※ふたりで机叩いて)絶対にヤングバックスが勝つ!!タマとタンガのタッグと試合するなんて、本来ならありえない。ノーマッチだ!でも、やるからにはやる。(※ブランディが『より良いチームが勝つの』とコメント)そう、より良いタッグが勝った。そういうことだ。セミではペイジが勝ったらみんなでお祝いしないとな。じゃあ、そろそろちゃんと質問に答えようかな」
――いま、BULLET CLUBはどうなっているのか?
Cody「俺がBULLET CLUBを修復する。BULLET CLUBは大丈夫だ。『Super Card of Honor』もあるし。こんな事になってしまって、お詫びをしたい。でも、いざこざがあるのはケニーと俺だ。大丈夫」
――BULLET CLUB is fineと言ってるが、ケニーとはこのあとまた元通りになるか?
Cody「ジム・ロスも言ってたが、そもそも俺はBULLET CLUBに入るべきじゃなかったのかもしれない。ユニットに入る事で学ぶことも多い。しかし、俺はカウボーイ、ロード・ウォーリアーだ。ユニットに入って落ち着く性分ではない」
――チーム・Codyコールはなかったですが。
Cody「俺はロングビーチと相性が良くないみたいだ。次に大会があっても呼ばないでほしい。ここで試合をするのは心地悪い」
※スカルはノーコメント
タンガ「俺たちは負けた。これ以上何を言わせるんだ。Codyはクソッタレだ!」
タマ「『俺たちは友達だ』みたいなことを言ってたけど、お前は何様だ。いきなりBULLET CLUBに入って、自分中心に指図しまくって、お前なんか不必要だ。自分が俺のことを全てわかったような口をきくのはもうやめろ。リーダーだと思ってんなら、一人でやっておけ。でも、もといた場所でも自分が不必要だと分かったから、ここに来たんだろ。ただ、新しく来たこのBULLET CLUBでもお前は不要な存在だ」