第4試合はデビッド・フィンレー&真壁刀義&マイケル・エルガン&トーア・ヘナレ組とジェイ・ホワイト&石井智宏&矢野通&YOSHI-HASHI組が対峙。フィンレーとジェイにとっては4.24後楽園でのIWGP USヘビー級王座戦の追撃戦。同大会で一騎討ちを行なったヘナーレと石井、抗争の火が燃え始めている真壁と矢野のマッチアップにも注目が集まる。
試合開始前、矢野は真壁に水をまいて挑発。先発として真壁が登場すると、場内からは「矢野通」コール。それに応えて矢野が先発を買って出たところで試合開始のゴング。
矢野はいきなりコーナーマットを外す。その矢野を真壁が捕らえ、ロープに飛ばすも、矢野はロープで踏みとどまって「ア~ア~」と雄叫び。今度は矢野が真壁をロープに振るが、相手のお株を奪うように真壁もロープに踏みとどまる。そして、真壁は矢野をショルダータックルで吹き飛ばし、さらにブレーンバスター。
スイッチしたヘナーレは矢野にロープに振られるも、その勢いを使って石井にエルボー。怒りの石井はヘナーレに頭突きを叩き込みリングに入る。すると、矢野がヘナーレを捕らえるが、これを振りほどいたヘナーレは石井にショルダータックル。さらにヘナーレは矢野にフライングショルダーを叩き込む。ここでジェイがリングに入り、ヘナーレを金具むき出しのコーナーに叩きつける。
タッチしたYOSHI-HASHIはヘナーレに逆水平チョップ。続いてトップロープに腹ばいで固定すると、その背中にドロップキック。次は石井がリングインし、ヘナーレとエルボー合戦。競り勝った石井はヘナーレにコーナーを背負わせて逆水平チョップ。だが、ヘナーレも身体を入れ替えてお返しの逆水平チョップ。そして、石井を金具ムキ出しのコーナーに叩きつける。
しかし、石井は構わずヘナーレにショルダータックル。そして投げっぱなしジャーマンをお見舞い。ヘナーレもヘッドバット、カウンターのラリアットで石井からダウンを奪う。
続いてジェイがスイッチするも、ヘナーレはスキをついてスパインバスター。そしてフィンレーとタッチ。フィンレーはジェイにすばやいロープワークからヨーロピアンアッパーカット。さらに串刺しエルボー。しかし、ジェイも高速バックドロップで応戦。だが、フィンレーも変形のバックブリーカー。
次はエルガンとYOSHI-HASHIが対峙。エルガンは逆水平チョップでYOSHI-HASHIをひるませる。さらにYOSHI-HASHIのティヘラをパワーボムのように抱え上げて、マットに座らせるとラリアットを繰り出すが、YOSHI-HASHIはかわしてスピンキック。さらにヘッドハンターをお見舞い。
ここからCHAOSはエルガンにトレイン攻撃。そこから石井の投げっぱなしジャーマンをはさんで、YOSHI-HASHIがカチ上げ式ラリアットでエルガンからダウンを奪うが、フォールはヘナーレがカット。ここから両軍は場外戦に突入。
リング上ではYOSHI-HASHIがエルガンにカルマを狙う。だが、エルガンは切り抜けて、YOSHI-HASHIをショルダースルーでエプロンに追放。そこに向けてエルガンが突進するも、YOSHI-HASHIは寸前でかわす。すると、エルガンは機転を利かせて場外のCHAOS勢にトペ・コンヒーロ。
ならばとYOSHI-HASHIはエプロンからエルガンにダイブするが、空中で受け止めたエルガンはエプロンにYOSHI-HASHIを叩きつける。さらにエルガンはリングに戻るとYOSHI-HASHIに豪快なラリアット。続いてコーナーにパワーボムで叩きつけると、最後はエルガンボムで3カウントを奪った。