第6試合はL・I・J(内藤哲也&EVIL&SANADA&BUSHI&高橋ヒロム)と鈴木軍(鈴木みのる&ザック・セイバーJr.&タイチ&金丸義信&エル・デスペラード)による10人タッグ。4.29熊 本での全面対抗戦では、L・I・Jが全勝。鈴木軍としては反撃の狼煙を上げたいところだが……?
鈴木軍は鈴木みのるを先頭に入場。リングに上がったTAKAはマイクを握ると「鈴木軍vsロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンの10人タッグ。この試合、勝つのは誰ですかー? だ・れ・で・す・かー!?(と叫び、観客の反応を確かめる)。この試合、勝つのはいつ何時どんな体勢からでも関節技、サブミッションホールドが決められるこの男! 無限のサブミッションホールドを持つこの男! ザックの サブミッションホールドが決まれば誰が相手でもジャストタップアウト! ギブアップあるのみ。 He is Submission master! He is ZSJ! He is Zack Sabre Jr.!(場内拍手)。それでは試合を始めましょう。BUSHI、ヒロム、SANADA、EVIL、イ・内藤。ハポン、カモン! オーバーヒア!」と、L・I・Jを呼び込む。4.29熊本で鈴木からインターコンチのベルトを奪取した内藤は、今日もベルトを巻かずに入場。
鈴木軍はゴングが鳴る前に奇襲攻撃。鈴木は内藤を場外で鉄柵に叩きつけようとする。しかし、逆に内藤が振り返して鈴木は鉄柵に激突。リング上、ヒロムがデスペラードにドロップキック。スイッチした内藤は、BUSHIがデスペラードを前方回転エビ固めで丸め込んだところに低空ドロップキック。さらに内藤は場外の鈴木にツバを吐きかける。
内藤はデスペラードに串刺しエルボーを連発。さらにコーナーミサイルを狙うが、鈴木がフロントキックで内藤を場外に落とす。そして鉄柵に叩きつけ、鉄柵やイスで殴りつけていく。ほかの鈴木軍メンバーもL・I・J勢を場外戦で蹂躙。
カウント14で内藤はリングに生還。すると、鈴木が総出で内藤を踏みつけていく。鈴木はサードロープを利用して内藤に腕ひしぎ逆十字。ザックも内藤に同時にヒールホールドを決め、さらに金丸が内藤の頭を踏み潰す拷問攻撃。
金丸は内藤の右ヒザにキックを連発。続いてタイチは内藤のTシャツを脱がすと、それを用いてチョーク攻撃。次はザックと鈴木が同時に、次々と内藤に関節技を見舞っていく。
内藤は鈴木の胸板に張り手を返すが、足元がふらついてしまう。鈴木は内藤をヒザ固めで捕獲。さらにヒールホールドの複合技に連携し、内藤にギブアップを迫る。これはヒロムがカットに入るも、鈴木はボディブロー一発で場外に落とす。
鈴木は内藤をコーナーに振ろうとするも、内藤は走れず。ならばと鈴木は胸板にサッカーボールキックを繰り出すが、内藤はこれを受け止め、立ち上がるとエルボーを連発。だが、鈴木は強烈なエルボーで内藤を追い込む。鈴木は内藤をロープに振ろうとするが、内藤はロープを利用したスイング式DDTで切り返す。
次はSANADAとザックのマッチアップ。SANADAはリープフロッグ二連発から打点の高いドロップキック。さらにカットに入った金丸にはパラダイスロック。続いてザックにも決めようとするが、切り抜けたザックはコブラツイスト。SANADAは力で切り抜けると、パラダイスロックで固められたままの金丸の尻に低空ドロップキック。
ここでザックがSANADAに飛びつきスリーパー。そして前に回るとフロントネックロック。SANADAはスタンドのドラゴンスリーパーで切り返すも、これをしのいだザックはSANADAの左腕にオーバーヘッドドキック。
しかし、SANADAはザックのヒザに低空ドロップキック。続いてスイッチしたBUSHIがザックにミサイルキック。さらに串刺しニーからライトニングスパイラルを狙うも、切り抜けたザックはフロントネックチャンスリー。
次は鈴木軍がBUSHIにトレイン攻撃。そしてザックと鈴木がサッカーボールキック。最後に金丸が低空ドロップキックからフォールに入るが、L・I・Jがカット。ならばと金丸はタッチアウトを仕掛けるも、切り抜けたBUSHIはスピンキック。
タッチを受けたEVILは金丸に串刺しラリアット。そして両肩に担ぎ上げる。金丸が着地すると、EVILはロープへ。しかし、金丸はレフェリーを差し出してEVILの動きを止める。このスキをついて金丸は低空ドロップキック。そしてタッチアウトを仕掛けようとするが、EVILはこらえる。そしてトラースキック。続いて内藤が延髄斬り。
そこからEVIL、ヒロムが金丸に串刺しラリアット。さらに内藤とEVILのアシストを受けて、ヒロムはドロップキックをヒット。最後はEVILが金丸にEVILを決めて3カウントを奪取。L・I・Jが鈴木軍に勝利を収めた。
BUSHI「いよいよだ。このどんたくシリーズ終わったら、次は『SUPER Jr』。誰とどの会場で闘うのか、いまから楽しみにしてるぜ。EN SERIO、マ・ジ・デ」
ヒロム「(※大きく深呼吸して)ウッシャー!!!始まる!始まる『SUPER Jr』が!始まる、あと少しだ。あと少しで一番楽しみな季節がやって来る。A(ブロック)なのか? B(ブロック)か? Aか? Bか? Aか? Bか? どっちだ、Aなのか? Bなのか? AだったらAでさ、なんか先にできる。何て言うのかな? この気持ち高ぶるけど、Bだともったいぶられてるっていうか、何て言うか……何て言うかって感じだよね。Aなのか? Bなのか? そこを早く知りたいな。あと誰が出るのか? まぁ、誰が出てもさ、強敵しかいないのは間違いないんだよ。なぁ、『BEST OF THE SUPER Jr.』だから、世界で一番強いジュニア級を決める大会だからさ。それはわかってるんだけど……AかBかによって、その気持ちのアレも変わってくるよね。Aだったら、さっき言ったように先にアレだし。さっき言ったように、BだったらBでなんか気持ち的にアレされてる感があるから……Aなのか、Bなのか、そこなんだよな。もうどっちだ? 一体どっちだ、オイ……(※と言いながらコメントブースを後にした)」
EVIL「EVIL、SANADAによって支配されたこの最高級の(IWGPタッグの)ベルトに、世界一のタッグ? ヤングバックスが『挑戦したい』って言ってたな。(※ベルトに向かって)お前も世界一のヤングバックスの血が飲みたいだろ? 肉が食いたいだろ? Welcome to the Darkness World.お前らは必ずこのベルトに食われるんだ。よく覚えとけ!This is EVIL.Everything is EVIL.すべては……EVILだ!」
内藤「(※マスコミに向かって)昨日の大分大会、皆様、誰も来てませんでしたが、俺はちゃんと王様のコメント、モバイルサイトでチェックしましたよ。『これで終わりじゃない。これが始まりだ』みたいなコメントでしたね。まぁ、王様はその気かもしれないけど、王様以下の子分の皆様はどうなんだろうね? 子分の皆様の目線は、我々ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンに向いているのか。他に向いてるのか。それとも、王様の首を狙ってるのか。なにかね、地殻変動が起きちゃんじゃないの? 王様、よそ見することも大事だけど、もっと部下たちをまとめ上げた方がいいんじゃないの? なにか、ユラユラと揺らいでるような気がするね、俺には。あとさ、それから『これで終わりじゃない。これが始まりだ』? もう一回、俺とやりたいのかな、王様? だとしたらさ、もっと誰にでもわかりやすい表現方法で、アナタの想いを伝えた方がいいんじゃないの? 『内藤選手、王様である私ともう一回やってください』とか。誰にでもわかる、俺にでもわかるような表現方法で、表現した方がいいよ。じゃないとさ、次から次へと相手が来ちゃうよ。早くしないと順番待ちになっちゃうよ、王様。トランキーロじゃなく、急いだ方がいいよ。俺に構ってほしいんだったらね。じゃあ、王様、マスコミの皆様、そして福岡のお客様、また明日ここ福岡国際センターで、お会いしましょう。アスタ・マニャーナ、アディオス」
※SANADAはノーコメント
※鈴木、ザック、タイチ、金丸、デスペラードはノーコメント