IWGPヘビー連続防衛新記録12を達成したオカダが、史上初の時間無制限3本勝負でケニーと激突するメインイベント。両者の対戦成績は1勝1敗1分けの五分で、昨年の1月4日東京ドームではオカダが勝利、同年6月の『DOMINION』では時間切れ引き分け、同年8月の『G1 CLIMAX』公式戦ではケニーが勝利している。
ケニーのセコンドとして盟友の飯伏幸太が登場する中、1本目がスタート。
序盤、ケニーが低空ドロップキックからコタロークラッシャーを仕掛けるが、オカダが脱出してレインメーカーを仕掛ける。これをケニーが回避して片翼の天使の体勢に入るが、オカダが抵抗し、両者がもつれて場外へ転落。
場外戦になり、エルボー合戦からオカダ鉄柵攻撃、串刺しフロントハイキック。そして、助走をつけて鉄柵越えのフライングボディアタックを放つが、ケニーがカウンタージャンピングニーアタックで迎撃する。
これでケニーのペースとなり、エルボースタンプ連打、ローキック連打、逆水平チョップ連打、バックブリーカー、変型キャメルクラッチ、キャメルクラッチなどで猛攻。
それでもオカダはカウンターフラップジャックで挽回し、カウンターバックエルボー、串刺しバックエルボー、トーキック、DDTと得意の流れへ持ち込む。そして、コブラクラッチホールドを繰り出すが、ケニーが脱出してオカダを場外へ落とし、プランチャを繰り出す。だが、オカダが回避して素早くリングへ戻り、反対にプランチャをお見舞い。
その後、オカダはコーナー最上段へのぼるが、ケニーが立ち上がり、カウンターフランケンシュタイナーで逆転。さらに、背後からのドロップキックでオカダを吹き飛ばし、鉄柵の外へ追いやる。そして、スワンダイブプランチャを命中させる。
続いてケニーは、コタロークラッシャー、蒼い衝動式ショルダーブリーカーで追撃。それでもオカダはVトリガーとジャーマンスープレックスから逃れるが、ケニーはショートレンジニーアタックを命中させる。
次にケニーはリバースフランケンシュタイナーを仕掛けるが、オカダがトップロープを掴んで抵抗。そして、ジャーマンスープレックスからレインメーカーを狙うも、ケニーが後ろ向きに走り、ニュートラルコーナーでオカダを串刺しにする。
20分が経過し、ケニーが雪崩式ドラゴンスープレックスホイップの荒技を敢行。しかしオカダは、エプロン上でツームストンパイルドライバーを繰り出し、ケニーの脳天を突き刺す。
さらにオカダは、エプロン上のケニーをランニングドロップキックで吹き飛ばし、鉄柵へ激突させる。そして、ミサイルキック、ダイビングエルボードロップで追撃。
ここでオカダはレインメーカーポーズを披露するが、ケニーが背後から組みついてドラゴンスープレックス。これでオカダが場外へ落ちると、ノータッチトペコンヒーロを食らわせる。
リングへ戻り、ケニーがオカダの背後へミサイルキックをお見舞い。それでもオカダは片翼の天使から逃れてレインメーカーに行くが、ケニーが脱出してジャンピングニーアタック。そして、クロイツ・ラスで3カウントを迫る。
さらにケニーは、Vトリガーから片翼の天使を狙うが、オカダが回避して背後からドロップキックを見舞う。そして、正面からもドロップキックを浴びせてレインメーカーを仕掛けるが、ケニーが身をかわし、レインメーカー式Vトリガーを食らわせる。
しかし、オカダはフランケンシュタイナーで巻き返し、ツームストンパイルドライバーで追撃。それでもケニーは次のレインメーカーを回転エビ固めに切り返そうとするが、オカダが上から押し潰して押さえ込み、3カウントを奪取した。
2分間のインターバルを挟み、2本目がスタート。オカダが赤コーナー最上段に座るケニーにドロップキックを見舞い、場外へ転落させる。
それでもケニーは鉄柵へ飛び乗るが、オカダが背後から突き飛ばして観客席の床へ転落させる。そして、ケニーの両脚を鉄柵へかけ、DDTで場外マットへ叩きつける。
オカダの攻勢は続き、コブラクラッチホールドで絞り上げる。だが、ケニーが脱出し、バックドロップで逆転。そこから場外戦になり、ケニーがバックドロップの形でオカダをエプロンへ叩きつける。そして、ダウンしたオカダの上にテーブルを乗せ、エプロンからダイビングフットスタンプを投下する。
続いてケニーは場外にテーブルを設置するが、オカダが鉄柱攻撃で挽回。これで両者がリングへ戻り、オカダがヘビーレインでケニーに追撃。さらに、ランニングドロップキックで吹き飛ばし、赤コーナーに激突させる。
しかしケニーは、雪崩式蒼い衝動で逆転に成功。そして、カミカゼからライオンサルトを繰り出すが、オカダが両膝を立ててブロック。
その後、オカダが場外のテーブルを指差し、フラップジャックを仕掛ける。だが、ケニーが脱出し、飛びつきスイングDDTで逆襲。
続いてエプロン上の攻防となり、ケニーがオカダにジャーマンスープレックスを仕掛けてテーブルへ叩きつけようとする。そこからオカダが逃れると、ケニーは片翼の天使の体勢に入る。それをオカダが回避してレインメーカーを狙うも、ケニーが身を守ってリバースフランケンシュタイナーお見舞い。
場外マットに激しく叩きつけられたオカダがカウント19でリングへ戻ると、ケニーはVトリガーで追い討ち。そして、片翼の天使を仕掛けるも、オカダが脱出して旋回式ツームストンパイルドライバー。さらに、レインメーカーを狙うが、ケニーが切り返してスクラップバスターを見舞う。
エルボー合戦を挟み、ケニーがドラゴンスープレックスホイップ。それでもオカダはショートレンジドロップキックを見舞うが、ケニーがカウンタードロップキックで挽回。
さらにケニーは、カウンタージャンピングパワーボム、低空ランニングニーアタックで追撃。そして、ダブルアーム式パイルドライバーを仕掛け、オカダに抵抗されると回転エビ固めを繰り出す。それをオカダが上から押し潰すも、カウントは2。
するとオカダはエルボースマッシュからロープへ走るが、ケニーが追走式ジャンピングニーアタックで迎撃。さらに、今度こそダブルアーム式パイルドライバーを成功させると、Vトリガーで追撃。そして、片翼の天使を炸裂させて3カウントを奪い、2本目を制した。
再び2分間のインターバルを挟み、決勝の3本目がスタート。オカダは2本目のダメージが深く、完全に動きが止まってしまう。だが、ケニーは容赦なく背後からVトリガーをお見舞い。
その直後、ケニーは片翼の天使を仕掛けるが、オカダが脱出してレインメーカーを命中させる。しかし、そこから動くことができず、フォールには行けない。
その後、ケニーがドロップキックから逃れ、ラストライドの体勢に入る。それをオカダがウラカン・ラナに切り返そうとするが、ケニーがこらえてスタイルズクラッシュで叩きつける。
これでオカダがニュートラルコーナーにもたれかかると、ケニーが背後からVトリガーで撃ち抜く。そして、片翼の天使を仕掛け、オカダに抵抗されると変型パイルドライバーで叩きつける。
ここで飯伏がエプロンから声をかけると、ケニーはコーナー最上段からフェニックススプラッシュを敢行。ところが、オカダが回避して自爆を誘発し、背後からドロップキックで撃ち抜く。
だが、ケニーがジャンピングニーアタックで巻き返し、低空ニーアタックを2連発でお見舞い。しかし、3発目をオカダがキャッチし、ショートレンジドロップキックで逆襲。それでもケニーは次のツームストンパイルドライバーを抵抗するが、オカダが再びショートレンジドロップキックを食らわせる。
ところが、オカダのダメージも深く、レインメーカーを失敗してしまう。その後、両者がエルボーを打ち合い、ケニーの張り手に対してオカダも張り手を返す。すると、ケニーがヘッドバットを浴びせるが、オカダが変型レインメーカーで逆襲。そして、ケニーの右手を握ったまま立ち上がり、2度目の変型レインメーカーをお見舞い。
60分が経過し、オカダが(正調)レインメーカーを繰り出すが、ケニーが回避してロコモーションジャーマンを敢行。しかし、オカダが3回目の投げから逃れ、ジャーマンスープレックスをお返し。そして、クラッチを離さずに変型レインメーカーを繰り出すが、ケニーが回避し、またもやジャーマンスープレックス。そのままクラッチを離さずに立ち上がるが、オカダがバックエルボーで脱出する。ところが、直後にケニーがリバースフランケンシュタイナーを敢行。
続いてケニーはロープへ走るが、オカダがカウンタードロップキックで迎撃。そして、(正調)レインメーカーを狙うが、ケニーが切り返して片翼の天使で叩きつける。
さらにケニーはオカダの正面からVトリガーを食らわせ、最後は片翼の天使でオカダを轟沈。ついに、IWGPヘビー級王者となった。