第7試合のAブロック公式戦はジェイ・ホワイト（3勝2敗）vsハングマン・ペイジ（1勝4敗）。ジェイは3連勝のあとに二連敗中。ここでその負の流れを断ち切りたいところ。ペイジは星取り的には厳しい展開だが、いずれの試合でもポテンシャルの高さを見せている。

 

　序盤、ジェイはペイジにロープを背負わされると、場外へエスケープ。そしてリングに戻り、バックの取り合いへ。そこからジェイは逆水平チョップを放ち、バックドロップへ。しかし、ペイジはうまく着地してフロントキックを炸裂。
　ジェイが場外に下りると、ペイジは追いかける。しかし、ジェイはヤングライオンを投げつけペイジをひるませ、パンチを連発。そしてリングに投げ入れるが、ペイジはすばやい動きでトペ・スイシーダをヒット。さらに逆水平チョップを連発してから、ジェイをリングに戻す。だが、すぐにジェイは場外へ。ならばとペイジはエプロンからシューティングスターアタックを放つが、ジェイはかわす。ペイジもうまく着地するが、ジェイは低空バックドロップを炸裂。さらにエプロンにもバックドロップで叩きつける。
　ペイジがリングに戻ると、ジェイは相手の痛めた腰にストンピングを連発。さらに変形のコブラツイストの状態からバックブリーカー。そしてペイジを場外戦に連れ出し、腰を鉄柵とエプロンに交互に叩きつけていく。
　戦場がリングに戻ると、ジェイはハンマースルーでペイジをコーナーに叩きつける。しかし、ペイジはショートレンジのラリアットを豪快に決めて、ジェイからダウンを奪う。ジェイも負けじとラリアットを放つが、かわしたペイジは逆水平チョップとエルボー。
　さらにロープワークを使った技の読み合いから、ペイジはジェイをダウンさせるとその場飛びシューティングスタープレス。そしてジェイをハーフネルソンに捕らえ、手首をクラッチしてスープレックスで投げるが、これはカウント2。
　勢いに乗るペイジは強烈な逆水平チョップで快音を響かせる。だが、ジェイはペイジの首根っこをつかんでトップロープ越しに投げ捨てる。だが、ペイジはエプロンに着地し、ジ・アダムスアップルを放つも、ジェイはカウンターのコンプリートショット。さらにぶっこ抜きジャーマンを炸裂。
　そしてジェイはハーフハッチスープレックスを連発。だが、3発目はペイジがコーナーに押し込んで阻止。しかし、ペイジは腰にハンマーパンチを連発し、場外にブレーンバスターで投げ捨てようとするも、ペイジはエプロンに着地。そして突進してきたジェイをキックでひるませると、ジ・アダムスアップルを狙うが、腰の痛みで動けず。
　そのスキにジェイはエルボー。さらにペイジをロープにはりつけ状態にして逆水平チョップ。続いてエルボーアッパーを決め、もう一度ロープに走るが、ペイジは今度こそジ・アダムスアップルを炸裂。
　ペイジは雄叫びを上げるとライト・オブ・パッセージのモーションへ。だが、ジェイはうまくエプロンに着地。そのジェイをエルボーで落とすと、ペイジは三角飛びで空中技を狙うが、ジェイはエプロンへ。そしてコンプリートショットでペイジの顔面をエプロンに強打する。
　さらにジェイはエプロンでのジャーマンを狙うが、ペイジはこらえる。しかし、ジェイはバックドロップのように抱え上げて、トップコーナーに設置。ここからジェイは場外に向けて雪崩式バックドロップを狙うも、ペイジはパンチで阻止する。そしてトップコーナーからムーンサルトアタックを敢行し、場内のどよめきを誘う。
　リングに戻ると、ペイジは強烈な串刺しドロップキック。続いてトップコーナーに上るが、ジェイはレフェリーを突き飛ばしロープを揺らして阻止。さらにエプロンにペイジを落とし、腰を強打させる。
　ジェイはリング下からパイプイスを二つ取り出す。そしてジェイはペイジをエプロンに上げると、イスを手にする。レフェリーが止めにはいると、ジェイはそのイスをリングに投げ込む。そのイスをレフェリーが拾おうと背を向けたスキに、ジェイはもう一つのイスでペイジの腰に一撃。そしてフォールに入るが、ペイジはカウント2でキックアウト。
　ここからジェイはスピニングしてのブレーンバスター。ペイジがフォールを返すと、ジェイは場外でイスを手に入れ、リングに上がる。しかし、これはレフェリーが厳しい抗議。このスキをついて、ペイジが自分のレスリングシューズをジェイに投げ渡す。一瞬、ジェイが戸惑いを見せると、ペイジはすかさず首固めへ。
　だが、返したジェイはブレードランナーの体勢に入る。切り抜けたペイジは強烈なエルボー、トラースキックをたたみかけ、一気にライト・オブ・パッセージへ。これをディフェンスしたジェイはブレードランナーのモーションに入るが、ペイジはツバを吐きかけて脱出。
　怒りのジェイはイス攻撃を繰り出すも、ペイジはかわしてトラースキック。そして自身もイスを手にするが、これはレフェリーが阻止。ならばとペイジはライト・オブ・パッセージを狙うが、切り抜けたジェイはレフェリーのブラインドをついて急所攻撃。そして一気にブレードランナーを決め、カウント3を奪取。ジェイがダーティファイトで4勝2敗に勝ち星を伸ばした。