内藤はリングから腕時計をさすジェスチャーで、ザックのリングインを促す。ザックがリングに戻り、すばやいロープワークの展開から、内藤は寝そべって左腕を突き上げてポーズ。すると、ザックはその左腕を捕らえて腕ひしぎ逆十字。しかし、内藤はロープエスケープ。ザックはその体勢のまま、内藤のお株を奪うように腕を突き上げる。
内藤は場外に一旦エスケープ。そしてリングに戻ると、ザックはヘッドロックで締め上げるが、内藤はハンマースルーからアームホイップを連発。そしてザックの左腕にアームロック。だが、ザックはクルックヘッドシザースで切り返し、内藤の頭部を両足で挟むとツイスト。
続いてザックは内藤の足を決めてサーフボードストレッチ。そしてジム・ブレイクス・アームバーを仕掛けようとするも、内藤はロープに逃げる。内藤が胸板に張り手を見舞うと、ザックはすばやい低空タックルでテイクダウンし、またも両足で頭部をツイスト。
ザックはネックロックを決めるが、内藤は前方に投げ飛ばし、コーナーミサイルの体勢へ。だが、ザックは内藤がエプロンに降り立った瞬間に、その足を水面蹴りのように払い、相手を場外に落とす。
内藤がリングに戻ると、ザックはまたもネックロックを決め、さらにクルックヘッドシザースに連携。そして立ち上がると、内藤の顔面と背中を踏みつけ、右手を自分の胸に当てるポーズで挑発。
内藤は憮然とした表情で起き上がり、ザックの胸板に張り手。ザックも打撃で返すが、内藤は変形のネックブリーカーから後頭部に低空ドロップキック。
内藤はティヘラを決め、今度こそコーナーミサイルをヒット。そして目を見開き、右腕を上げるパフォーマンスを披露。内藤はネックブリーカーを狙うが、ザックは切り抜ける。しかし、内藤はマンハッタンドロップ。さらにコーナーに身体を預けるザックの左足を捕獲。ザックは右足で顔面を何度も蹴るが、内藤は離さずツバを吐きかける。そして、セカンドロープにザックを固定してネックブリーカー。さらにネックブリーカードロップと徹底的に首を攻め立てる。
内藤はバックを取るも、ザックはフルネルソン。それを内藤が振り払うと、ザックはエルボー。内藤は浴びせ蹴りで応戦するが、その足を捕らえたザックはSTF。そしてロイヤルストレッチに連携。さらにグラウンドの卍固めのように捕らえるが、内藤はロープエスケープ。
ザックは内藤の胸板に前蹴り。しかし、内藤はうすら笑いを浮かべ、首にエルボーを見舞っていく。そして顔面を蹴りつけるが、ザックも張り手からエルボー連発。それをかわした内藤は逆さ押さえ込みのようにザックを後方回転させ、続いてトルネードDDTをエグい角度でお見舞い。
内藤はグロリアを狙うが、ザックは身体を入れ替えて下から三角絞め。内藤は持ち上げようとするも、逆に深くかかってしまう。内藤は前方回転して切り抜けるが、ザックはサッカーボールキックを炸裂。
そしてザックはザックドライバーを狙うが、逆に内藤は抱え上げザックを着地させてリバースのDDT。首を気にするザックに対し、そこ目掛けて内藤はエルボー。ザックも雄叫びを上げて張り手を見舞うが、内藤も強烈な張り手。
ここから内藤はグロリアを決めるが、カウントは2。ならばとデスティーノのモーションに入るも、切り抜けたザックは左腕にオーバーヘッドキック。しかし、内藤も浴びせ蹴りを食らわせる。
続くロープワークの展開から内藤はジャンピングエルボーを放つが、ザックはその腕を捕らえて卍固めへ。ザックは執拗に絞り上げるも、内藤は必死にロープエスケープ。
ザックは内藤の胸板にサッカーボールキックを連発。だが、3発目をキャッチした内藤はジャーマン。そしてジャンピングエルボーをヒットさせ、デスティーノを狙うが、ザックはヨーロピアンクラッチ。これを返した内藤は延髄斬りを放つも、ザックはかわしてジャパニーズレッグロールクラッチホールド。内藤はカウント3ギリギリでキックアウト。
内藤はスキをついて延髄斬りを叩き込み、ランニングのデスティーノ。だが、ザックはこらえると卍固め。これを切り抜けた内藤は旋回式のデスティーノを炸裂。そしてデスティーノを繰り出すが、ディフェンスしたザックは一気にザックドライバー。この一撃でザックが3カウントを奪い、6勝3敗に。内藤も6勝3敗となり、『G1』二連覇の夢は途絶えた。