第5試合は内藤哲也（5勝1敗）&SANADA（3勝3敗）vs飯伏幸太（4勝2敗）&高橋裕二郎。8.4大阪のBブロック公式戦で激突する内藤と飯伏の前哨戦となるが、内藤と裕二郎の“NO LIMIT対決”にも注目が集まる。

　裕二郎はダンサーの橋本祐里さんを伴って入場。内藤の入場時には「内藤」コールが巻き起こる。内藤はリングインする際、裕二郎とダンサーを一瞥。

　ゴング前、裕二郎は飯伏に自分が先発で出ることを告げ、笑みを浮かべながら飯伏と握手。先発はSANADAと裕二郎。SANADAはショルダータックルで吹き飛ばし、さらにバックに回るが、裕二郎はバックエルボーで切り抜ける。続いてSANADAが串刺し攻撃を狙うも、裕二郎はフロントキック。だが、SANADAは蹴り足をつかんでダウンさせてパラダイスロックを仕掛ける。しかし、裕二郎は脚力で跳ね除ける。そして逆にSANADAにパラダイスロックを試みるも、かけかたがわからなくなり途中で放棄。
　続いてSANADAはロープに走るが、裕二郎はラリアットで迎撃。ここで飯伏がリングに入り、相手コーナーの内藤をエルボーで場外に落とす。そして裕二郎と共にSANADAにダブルのヒップトス。さらに裕二郎の低空ドロップキック、飯伏のその場飛びのヒネリを入れたプレスとたたみかける。
　リングに戻った内藤にもダブルの攻撃を狙うが、内藤はロープに踏みとどまる。そして同士打ちを誘い、裕二郎にヒップトス。すかさずSANADAが低空ドロップキックをヒット。L･I･Jも連携技で対抗する。
　内藤が場外で飯伏を攻め立てると、ダンサーが笑いかけて場外がどよめく。すると内藤は飯伏を羽交い締めにし、ダンサーに攻撃を促す。ダンサーがこれに応じないと、内藤は飯伏の背中にハンマーパンチ。
　リング上、SANADAは裕二郎の後頭部にキックを叩き込み、内藤にタッチ。内藤は裕二郎にストンピングを見舞い、さらにネックブリーカーの体勢へ。裕二郎はエルボーで脱出し、内藤の手に噛み付き攻撃。
　続いて裕二郎は、突進してきた内藤を抱え上げると、そのノド元をロープに叩きつける。スイッチした飯伏は内藤に打撃のコンビネーション。そしてレッグラリアット、その場飛びムーンサルトプレスとたたみかける。
　飯伏は内藤のバックを取るが、内藤はバックエルボーで脱出。そしてロープに走るも、待っていたのは飯伏のキック。しかし、内藤もマンハッタンドロップを決め、さらにヒザに低空ドロップキック。続いてコーナーミサイルを飯伏のヒザにヒット。なおも内藤は飯伏のヒザにストンピング。
　続くニークラッシャーは飯伏がしのぐも、内藤はフェイントからヒザに蹴りを叩き込み、技の読み合いから延髄斬りをヒット。しかし、飯伏もオーバーヘッドキックでお返し。この攻防に場内は拍手が巻き起こる。
　次はSANADAと裕二郎のマッチアップ。裕二郎はSANADAの蹴り足を捕らえてダウンさせ、顔面に低空ドロップキック。さらに串刺し攻撃を狙うも、SANADAはセカンドロープからトンボを切って着地。そして裕二郎を両肩に担ぎ上げるが、裕二郎も着地し、リバースDDTを炸裂。
　裕二郎はSANADAを担ぎ上げるが、SANADAはバックに着地しSkull End。すると、コーナーから飯伏が飛び込んでくるも、この動きを読んでいたSANADAはかわす。すかさず内藤が飯伏に飛びつき、ヒザ固めへ。SANADAは裕二郎に後方回転エビ固めの要領でバックに回るとSkull Endで捕獲。最後はSANADAがギブアップを奪い、L･I･Jに凱歌が上がった。

 

　試合終了のゴングが鳴っても、内藤はヒザ固めをとかず、ヤングライオンが割って入る。飯伏は左ヒザを押さえて場外で苦悶の表情を浮かべる。L･I･JはSANADAが一足先に花道をあとに。すると内藤は飯伏にグータッチを要求。飯伏はエプロンに立つも、左ヒザを冷やしていた氷のうを投げつけ、背を向ける。
　一方の内藤はリングで寝転びポーズを披露し、場内に内藤コールを巻き起こしてから退場。