戦国炎舞 -KIZNA- Presents G1 CLIMAX 28

日時: 2018年8月1日(水) 17:00開場　18:30開始
会場: 鹿児島・鹿児島アリーナ
放送
観衆: 3,490人（満員）

第4試合 20分1本勝負

境界線

レフェリー｜佐藤健太

MATCH REPORT

　7月30日の高松大会でYOSHI-HASHIを破り勝ち点10とAブロック単独首位に躍り出た棚橋と、同じ高松大会で鈴木に敗れて一歩交代してしまった勝ち点8のEVILが前哨戦で激突だ。

　ゴング前から棚橋とEVILが睨み合い。当然のようにこの2人が先発だ。しかし、EVILは何もせずにBUSHIとタッチ。ならばと、棚橋もフィンレーにスイッチだ。まずはフィンレーがロープを走るBUSHIをリープフロッグでかわしてドロップキック。そしてBUSHIを捕獲。棚橋と代わる代わるBUSHIの腕をいためつける。
　さらにフィンレーはコーナーのBUSHIにショルダータックルを連発。しかし、場外からEVILが足を引っ張って動きを止める。さらにEVILは棚橋も襲撃。鉄柵に叩きつけていく。BUSHIもTシャツを使ってのチョーク攻撃でフィンレーを攻撃。その間、EVILは棚橋を花道に連行し、逆水平チョップでいためつける。
　そして、いつの間にかリング上にEVIL。フィンレーをサイドバスターで叩きつけると、BUSHIにタッチ。そのBUSHIはミサイルキックをフィンレーに炸裂させる。しかし、フィンレーもエルボーで反撃。エルボースマッシュを炸裂させてから棚橋にタッチだ。
　勢い良く入ってきた棚橋はコーナーから反転してのボディアタック、ローリングセントーンで攻め込んでいく。ロープに走ったところをEVILに襲撃されるが、続く合体攻撃は阻止。ドラゴンスクリューを連発して、EVIL、BUSHIを捻り倒していく。そしてフィンレーとタッチしてトレイン攻撃だ。
　フィンレーはバックブリーカーでBUSHIに追撃。棚橋はEVILを連れて場外へ。しかし、フィンレーはBUSHIの反動を利用してのキックを被弾。代わったEVILからローリングしての串刺し式ラリアット、フィッシャーマンズバスターも食らわされてしまう。
　しかし、フィンレーはEVILのEVILを阻止して、ロープに振る。ここで待ち構えていた棚橋がエルボーで一撃だ。そして戻ってきたEVILにフィンレーはスクールボーイ。これがキックアウトされるとPrima Noctaを仕掛けたフィンレー。
　EVILがこれを背中合わせでこらえると、すぐさまバックスライドに切り替える。そして、起き上がってきたとろにPrima Noctaだ。だが、EVILはこれをこらえて逆にEVILに切り返し！　これがズバリと決まり、EVILがフィンレーから3カウントを奪って勝利をあげたのだった。

　試合後、棚橋とEVILはリング中央でフェイス・トゥ・フェイスで睨み合い。緊張感を漂わせて、両雄はリングから去っていったのだった。

COMMENT

EVIL「棚橋と久しぶりの再会だな。誰かが言った“四強”とか、誰かが言ったユニットのリーダーが誰かだとか、そんな既成概念は、この俺がぶっ壊す。そして、５月の福岡で再び光を放った棚橋を、この俺が、その福岡の地で、ダークネスに染め上げてやる。俺は俺自身、EVILの力を誰よりも信じて、この俺が時代を作らないと、何も変わらない。もう、決めたことだ。だからこそ、『G1 CLIMAX』を制するのは、この俺だ。よく覚えとけ。This is EVIL。Everything is EVIL。すべては……………………（※２、３度軽くうなずいてから）EVILだ！」
※BUSHIはノーコメント
　
棚橋「いつの間にか、単独トップ。そしていつの間にか、後輩がチャンピオン。明日の相手も……ま、でも、勝敗はわかりそうじゃん。勝敗予想が……。（※ビデオクルーに詰め寄りながら）棚橋、舐めんなよ……」
※フィンレーはノーコメント