第3試合は7.26長岡のBブロック公式戦の前哨戦として、石井智宏(2勝1敗)とザック・セイバーJr.(1勝2敗)が、それぞれSHO、TAKAみちのくを率いて対峙。TAKAはマイクを握ると、以下のアピールを行ない、相手チームを呼び込む。
「ウエルカム・トゥ~・ザック・セイバー・タ~イム! 『G1 CLIMAX』Bブロック前哨戦ザック・セイバーJr.・TAKAみちのくvs石井智宏・SHO、勝つのは、誰ですかー!! …優勝するのは、誰ですかー!! 『G1 CLIMAX 2018』、優勝するのは、いつ何時、どんな体勢でも関節技・サブミッションホールドが極められるこの男。今シリーズ、サブミッションホールドのみならず、一撃必殺の新兵器ザックドライバーを公開したこの男。ザックの技が極まれば、誰が相手でも、ジャスト! タップ! アウト! ザックの勝利あるのみ。ヒー・イズ! プロレスリングマスター。ヒー・イズ! ZSJ。ヒー・イ~ズ! ザック! セイバ~~! Jr.~~~! 石井智宏、SHO、カモン! オーバー・ヒア~!」
ゴング前、石井はザックに先発を要求。だが、TAKAが登場し、CHAOSタッグもSHOが先発を買って出る。TAKAは手四つを誘いながらキックを叩き込む。さらにサミングを決めるも、SHOも負けじとロープワークの展開からドロップキックを炸裂。そしてエルボーを連発するが、TAKAはスネ蹴りで相手の動きを止め、ザックにスイッチ。
ザックは相手コーナーの石井にエルボー。だが、石井は仁王立ち。ザックはSHOの左足に逆片エビ固めを見舞い、続いてTAKAとダブルで股裂き攻撃。ここからTAKAはSHOに串刺しニー。だが、SHOもスピアーで反撃し、石井とタッチ。
相手チームもザックが飛び出し、石井と技の読み合いからコブラツイスト。これを石井が切り返すと、ザックは鋭いエルボー。だが、石井もエルボーを返し、さらにショルダータックルで吹き飛ばす。石井は逆水平チョップの連発からザックの顔面に蹴りを見舞う。だが、ザックもすばやい動きから卍固めへ。石井が切り抜けると、ザックはスリーパー。そして飛びつきフロントネックロックで絞り上げていく。すると、石井はブレーンバスターの体勢で持ち上げるが、ザックは着地して石井の左腕にオーバーヘッドキック。
次はTAKAが石井にブレーンバスターを仕掛けるも、これは逆に石井が投げ返す。次はSHOがTAKAに串刺しラリアット。続いてTAKAと技の読み合いを制し、腕ひしぎ逆十字で捕獲。ここでザックがカットに入るも、すかさず石井が投げっぱなしジャーマン。そして両者は場外戦へ。リング上ではSHOがTAKAに腕ひしぎ逆十字でギブアップを奪い、CHAOSタッグが勝利を収めた。
試合後、苛立つザックはスキをついて石井に腕ひしぎ逆十字。これはヤングライオンとSHOが割って入り、石井は退場するザックをにらみつけた。
石井「ザック……。テメーの関節技でよ、俺を壊してみろよ。俺は簡単に潰れねーぞ? 俺は壊れねーぞ!」
SHO「まあ、昨日も言ったけど、俺は俺のやりたいように闘うってね。でも、それができるのもね、なぜかって言うと、CHAOSの先輩たちが強くて・信頼できるから、こうやって好き勝手やらせてもらえるんだよ。TAKAみちのく……ジャスト・タップ・アウト!」
TAKA「オイ、俺の腕を狙ったってしょーがねーだろ? ザックはピンピンしてんだよ。俺の腕なんていくらでもくれてやるよ? 本番ではな、石井、おまえの腕、足、首、どっか何本かもらうからな?」
ザック「イシイのヤロー。何度、アイツからタップアウトをとれば気が済むんだよ、アホか!」
TAKA「アメリカでよ、ザックに勝ったらしいじゃねーか? その恨み忘れてねーからな。俺らがよ、おまえのホームタウンで恥かかせてやるよ!」