第5試合は内藤哲也(2勝1敗)&SANADA(2勝1敗)組vs飯伏幸太(2勝1敗)&高橋裕二郎(2勝1敗)組。7.26長岡のBブロック公式戦で対峙するSANADAと飯伏にとっては直前の前哨戦となる。また、内藤と飯伏は8.4大阪、内藤とSANADAは8.8横浜で対峙する。
先発はSANADAと飯伏。バックの取り合いから飯伏はリストを取る。だが、SANADAはヘッドロックで切り抜ける。続いてショルダータックルでダウンを奪うが、飯伏は軽快な動きで起き上がり、さらにロープワークの展開でリープフロッグを披露。すると、SANADAはロープ際で立ち止まり、突進してきた飯伏をトップロープ越しに場外に落として空中技を狙う。
SANADAはロープで一回転して踏みとどまるが、すばやくリングに戻った飯伏はエルボーで場外に落とす。そして空中技を狙うも、SANADAがよけるのを見越すように場外には飛ばず、リングでバク転。この動きに場内は拍手と歓声。ここで両者は共にパートナーにタッチ。
内藤と裕二郎、NO LIMITの顔合わせが実現。両者はいきなりエルボー合戦を展開。裕二郎が競り勝ち、さらに内藤のノド元をトップロープに叩きつける。そして裕二郎は馬乗りになるとパンチを落としていく。続いてギロチンドロップを決めてフォールに入るが、内藤はキックアウト。
次は裕二郎と飯伏がダブルのヒップトスから、裕二郎の低空ドロップキック、飯伏のひねりを入れたボディプレスとたたみかける。飯伏は内藤に串刺し攻撃を狙うが、内藤はカウンターキック。そして飯伏をセカンドロープに固定して変形のネックブリーカー。
スイッチしたSANADAに対し、飯伏は打撃のコンビネーション。続いてロープに飛ぶも、SANADAはリープフロッグの二連発からドロップキックを炸裂。そして両肩に担ぎ上げるが、着地した飯伏はハイキックでダウンを奪い、その場飛びムーンサルトプレス。そして投げっぱなしジャーマンを繰り出すが、SANADAは一回転して着地。しかし、飯伏はカウンターのフランケンシュタイナー。
次は裕二郎がSANADAにフロントキック。しかし、SANADAもフランケンシュタイナーで応戦し、内藤にタッチ。内藤は裕二郎にコーナーミサイルを食らわせ、ネックブリーカーの体勢へ。これは裕二郎が切り抜けるも、内藤はトルネードDDTを狙う。だが、裕二郎は噛みつき攻撃。そして裕二郎は内藤の顔面に低空ドロップキックを見舞い、リバースDDTとたたみかける。
そして裕二郎はピンプジュースの体勢に入るが、背後からSANADAがSkull End。すると飯伏がスワンダイブのドロップキックでSANADAを場外追放。そして追撃のプランチャをヒット。
リング上、裕二郎のラリアットを読んだ内藤は延髄斬り。しかし、裕二郎はもう一度ラリアットへ。これをかわした内藤は高角度前方回転エビ固めを決め、3カウントを奪取。L・I・Jタッグが勝利を収めた。
試合後、裕二郎は内藤に指をさして言葉を投げかけてからリングを下りる。リング上、SANADAと飯伏が至近距離でにらみあい。飯伏はSANADAを指さしてから花道をあとに。SANADAはポーカーフェイスを崩さず、内藤を置いて退場。内藤はそれを笑みを浮かべて見送ると、リング上で寝転びポーズ。そして放送席の本間朋晃に向けてツバを吐いてからリングを下りる。
内藤「いや、昨日のリーグ戦も予告通り、なんの波乱もなく俺が勝利しましたよ。ま、おそらく! 次戦もなんの波乱もなく、俺が勝ってしまうでしょう。タマ・トンガ? なにかこのリーグ戦を観てるとさあ、勝敗度外視で乱入を繰り返す。まあ、彼の目的がそれならそれで構わないよ? でも、たとえ勝敗度外視だとしても、なにかしらのインパクトを残さないと。タマ・トンガ、消えちゃうよ……? なにか秘策を練って長岡のリングに、俺の目の前に立ってくれることを俺は願ってますよ(ニヤリ)。
それから、今日ひさびさに対戦した選手がいたけど……いつのまにか小さくなってしまったね? ほとんど俺の視界に入ってこないぐらい小さくなってしまってしまったよ……。かつてはあれほど、大きい存在だったハズなんだけどね。まあ、また対戦する機会があるんでしょ? 言葉はいらないよ。身体で何かメッセージをくださいよ。俺は彼からのメッセージ、待ってるから。じゃあ、みなさま! 次は長岡でお会いしましょう。アスタ・フエべス・エン・ナガオーカ。アディオス!」
※SANADAはノーコメント
裕二郎「負けたけど……、今日はダメージないからコメント出すけど。絶対に許さないから。あのタマ、タンガ・ロア、そしてアイツらのファ〇キン・ファーザーだよ。アイツらに裏切られて、気持ちは変わってるんだよ。ただ、アイツらがやったことだけは絶対に許せねえ!」
飯伏「SANADA選手と初めて当たったんで、ちょっと。なんか、あんまりそんなに触れてないですけど、ちょっと楽しみが広がったかなと。一応『G1』中ですけど、今回はあまり考えずにやってるんで。楽しみながら優勝したいなと思います」
――長岡大会のSANADA戦はメインイベントですけど、そのへんも楽しみですか?
飯伏「それも楽しみですね。長岡ではもしかしたら、シングルは初かもしれませんね。凄い楽しみです」
――もともとSANADA戦は楽しみにしていたと思うんですが、当たってみて感じた部分は?
飯伏「あっ、いろいろあります(ニッコリ)。そのいろいろな部分を当日、長岡で見せたいと思います」