第6試合は内藤哲也&EVIL&SANADA&BUSHI組と鈴木みのる&ザック・セイバーJr.&金丸義信&エル・デスペラード組の8人タッグ。金丸とデスペラードはIWGPジュニアタッグのベルトを携えて入場。鈴木は「風になれ~♪」の大合唱でリングイン。
TAKAはマイクを持つと「ウェルカム・トゥ・ザック・セイバータ~イム! 鈴木軍vsデ・ハポン軍、勝つのは誰ですかー!? 誰ですかー!? この試合、勝つのはいつ何時、どんな体勢でも関節技・サブミッションホールドが極められるこの男。昨日、この場所で内藤を一撃必殺ザックドライバーで倒したこの男! ザックの技が決まれば、誰が相手でもジャスト! タップ! アウト! 鈴木軍に勝利あるのみ。ヒー・イズ! プロレスリングマスター。ヒー・イズ! ZSJ。ヒー・イ~ズ! ザック! セイバ~~~! Jr.~~~!! BUSHI、SANADA、EVIL、イ・内藤、デ・ハポン! カモン、オーバーヒア!」とアピールと共に、L・I・Jを呼び込む。
試合前、内藤がザックに近づくと、鈴木が内藤に襲いかかり、そのまま試合スタート。鈴木軍は場外戦でL・I・Jをいたぶる。鈴木はイスを持ち出すが、これはレフェリーが阻止。逆に内藤がイスを手に取るが、鈴木もイスを持つ。レフェリーが取り上げると、両者は場外で張り手の応酬。鈴木はヒザ蹴りで黙らせ、本部席の机に内藤の頭部を叩きつける。
戦場がリングに戻ると、内藤は鈴木の串刺し攻撃をかわしてツバを吐きかける。怒りの鈴木は強烈なエルボーを連発。さらにヒザ十字固めを極めるが、内藤はロープエスケープ。すると早くもスリーパーからゴッチ式パイルドラバーを狙うも、これは内藤がこらえる。鈴木はコーナーで内藤の顔を踏みつけていく。さらにストンピングを連発し、エプロンにぶら下がりながら腕ひしぎ逆十字でダメージを蓄積させる。
タッチしたザックは内藤にエルボー。内藤が張り手で応戦すると、その腕を捕らえてオーバヘッドキック。内藤も延髄斬りからネックブリーカーで反撃。鈴木が乱入するも、内藤はジャンピングエルボーをヒット。
内藤はようやくEVILにタッチ。EVILはザックのコブラツイストを返し、ショルダータックルからセントーン。さらにフィッシャーマンバスターを狙うが、ザックは切り返して水面蹴りでダウンを奪う。さらに胸板にサッカーボールキックを見舞ってから、挑発するように顔面蹴り。
だが、EVILザックの蹴り足を捕らえてレフェリーにパスし、ザックの腹部にトラースキック。そしてダークネスフォールズを狙うが、ザックは組み付いてアームロック。しかし、EVILは力尽くでブレーンバスターで投げつける。
次はBUSHIと金丸。BUSHIはティヘラを見舞うが、金丸とデスペラードはすばやい動きから連係のバックドロップで反撃。だが、BUSHIはトレイン攻撃を切り抜け、二人まとめてフランケンシュタイナー。
タッチしたSANADAは金丸にパラダイスロックを仕掛けるが、これはデスペラードがカット。そして鈴木軍はSANADAに対してトレイン攻撃を狙う。SANADAはデスペラードの攻撃を切り抜けるも、ザックと鈴木が捕獲。そこにデスペラードがスピアー。さらに金丸がディープインパクトを炸裂するが、フォールはBUSHIがカット。
リング上、金丸はタッチアウトを狙うも、SANADAが逆に持ち上げる。着地した金丸は延髄斬り。続いて串刺し攻撃を狙うが、SANADAがかわし、間髪入れずにEVILが金丸に串刺しラリアット。そしてL・I・Jは金丸にサンドイッチ式の低空ドロップキック。
リング上では鈴木が内藤を足関節に捕らえる。金丸はSANADAにウィスキー攻撃を狙うが、かわしたSANADAは後方回転エビ固めの体勢からSkull Endに持ち込み、ギブアップ勝ちをスコア。L・I・Jに凱歌が上がった。
試合後も、鈴木は内藤への関節攻撃を続け、ヤングライオンが止めに入る。すると、鈴木はヤングライオンに次々腕ひしぎ逆十字に捕獲。さらにスリーパーからゴッチ式パイルドライバーの体勢に入るが、これは未遂に終わる。怒りの収まらない鈴木は、若手に張り手を見舞い、堂々と花道を下がった。
リング上、L・I・Jは勝ち名乗りを受けると、グータッチで拳を付き合わせてからリングをあとに。
内藤「宝物集めが大好きな王様。あなたが言う宝物、オレは持ってないよ。なのになんで来るの?もしかして宝物以上の輝きをオレが放っていることに王様気づいてしまったのかな?でも残念ながらさ、オレ王様に興味ないんだよね。前回の対戦で勝っているしね。オレは同じ鈴木軍だったらザック・セイバーとやりたいかな。ザック・セイバーにリベンジしたい気持ちもあるし、ザック・セイバーの方が数段良いレスラーでしょ。まあ王様がなんてコメントしたか知らないけどさ、オレにかまってほしいんだろ?かまってほしいならオレを振り向かせてみろよ。王様はだいぶ口も達者だからね。良い言葉出てくるでしょ?ならその言葉でオレを振り向かせてくれよ。じゃなきゃ残念ながらあなたのことはかまわないよ。かまう必要がないからね。そしてそれほどの魅力をオレは感じないからさ。王様…オレを振り向かせてみろよ。カブロン」
EVIL「何度も言うが、4強とかユニットのリーダーが誰とか、そういう既成概念はこのオレがぶっ壊す。そしてやられたらやり返すのがこのオレの心情だ。よく覚えとけ。This is EVIL!Everything is EVIL!すべては…EVILだ!」
※SANADA、BUSHIはノーコメント
デスペラード「この通りジュニアのタッグチャンピオンが1人やられちまった。だが相手はヘビー級だ。そんなことはどうでもいいんだ。いいか?ジュニアのシングルチャンピオン(※ベルト)持っているヤツが出てねぇということだ。出れねぇのか!出る気がないのか知らないがケガしたって聞いたぞ。試合出れないなら返せよ」
鈴木「おい!内藤よ。よそ見してんじゃねぇよ。てめぇとの決着はこれっぽっちもついてねぇんだよ。そうさ、これっぽっちもな。内藤よ、なによそ見してんだよ。お前の首狙っているのは、あいつらだけじゃない。もうお祭り騒ぎは終わりなんだよ。おい、内藤…こっちを見ろ。オレを見よ。このオレ…鈴木みのる。プロレス界の王が貴様のことを許すとでも思ったか。これっぽっちも…これっぽっちも…ただの一度も貴様のことを認めたこともないし、貴様のことを許したこともない。そう、お前はオレの頭を踏んづけた無礼なヤツだ。おい、内藤哲也。そしてロス・インゴベルナブレス。オレの前にがん首揃えて出て来い。いいな…」
※ザック、金丸はノーコメント