第8試合では今大会に特別参戦を果たしたレイ・ミステリオJr.がKUSHIDA、そしてスマホゲーム『戦国炎舞』とのコラボ企画で誕生した「プロレスラー戦国炎舞」とトリオを結成。オカダ・カズチカ&ROPPONGI 3K(SHO&YOH)組と対峙した。
戦国炎舞は武将のような荘厳で勇ましいコスチュームでリングイン。KUSHIDAはホバーボードで入場。そして最後は大物ミステリオが華やかなコスチュームでリングに上がる。対するオカダはひさびさにガウン姿で登場。
ゴング前、オカダはミステリオに近づくと見下ろす。先発はその両雄。場内には「619」コールが巻き起こる。オカダは挑発するようにミステリオの頭を小突く。するとミステリオはローキックからティヘラ。さらにすばやいロープワークを披露し、オカダのレインメーカーをかわすとソバット。さらに肩に飛び乗り、オカダを場外に連れ出す。オカダはそのまま肩車で場外を歩くも、ミステリオはそこからティヘラで投げつける。戦場がリングに戻ると、ミステリオ619を狙うが、オカダはディフェンス。場内はブーイングが起こる。
次はKUSHIDAとSHOのマッチアップ。ロープワークの展開からKUSHIDAがヒップトス、そして低空ドロップキックをヒット。そこからKUSHIDAとミステリオはすばやいタッチワークで、SHOの左腕を攻撃していく。カヤの外だった戦国炎舞だが、ようやくSHOの左手をわたされると、KUSHIDAはそこ目がけてドロップキック。
続いてKUSHIDAはSHOにキーロック。SHOは力尽くで持ち上げ、後方にスープレックス。場外ではオカダが戦国炎舞のマスクをはがそうとし、ブーイングが発生。
リング上、YOHがKUSHIDAにヒップトス。そしてボディシザースでスタミナを奪いに出る。続いてSHOがKUSHIDAの腕を絡め、大外刈り。続いてROPPONGI 3Kが連係攻撃を見せ、SHOが顔面に低空ドロップキックをヒット。さらにSHOが亀状態になり、YOHの踏み台になろうとするも、逆にKUSHIDAは踏み台にし、YOHに一回転しながら体当たり。返す刀でSHOにはハンドスプリングエルボーをヒット。
次は戦国炎舞がオカダとYOHにヒップアタックを炸裂。そしてSHOを延々とロープに走らせたのち、相手のドロップキックをかわす。続いてブルドッキングヘッドロックからその場飛びムーンサルトプレス。この動きに「炎舞」コールが巻き起こる。
戦国炎舞は両肩にSHOを担ぎ上げるも、脱出したSHOはジャーマンを狙う。だが、戦国炎舞は一回転してアンクルホールドへ。SHOは切り抜けるも、戦国炎舞はヒップアタック。だが、SHOはキャッチしてジャーマン。
次はオカダが登場し、戦国炎舞にストンピングの連発からDDT。そしてレインメーカーを狙うが、逆に戦国炎舞はレインメーカー式のヒップアタック。しかし、切り抜けたオカダはレインメーカーの体勢に入るも、戦国炎舞はカウンターのヒップアタック。
次はミステリオがオカダにウェストコーストポップ。さらに低空ドロップキックを見舞い、セカンドロープから振り向きざまにフラングクロスボディを繰り出すも、オカダはキャッチしてツームストンパイルドライバーの体勢へ。
ディフェンスしたミステリオはロープに走るが、オカダはカウンターのフラップジャック。今度はYOHがミステリオにファルコンアローを決める。続いて丸め込み合戦を経て、YOHはトラースキックでミステリオの動きを止めバックドロップ。これを着地したミステリオは、ソバットでひるませロープに走るが、
ROPPONGI 3Kはダブルニー。
続いてSHOがバッククラッカー、YOHはドロップキック。そして3Kを狙うが、ミステリオはYOHに飛びつきDDT。するとSHOがミステリオをパワーボムで抱えるも、ミステリオはウラカンホイップ。そして619を狙うが、YOHが足を捕らえて妨害。するとミステリオは延髄斬りを叩き込み、ROPPONGI 3K二人まとめて619を狙うが、オカダがカウンターのドロップキックをヒット。
そのオカダに戦国炎舞がヒップアタック。SHOが戦国炎舞に突進すると、SHOはエプロンに追いやる。そこにKUSHIDAが倒立式のキックをたたき込み、SHOを場外に落とす。そしてKUSHIDAと戦国炎舞が場外のオカダとSHOに対し、ノータッチ式トペ・コンヒーロをダブルで敢行。
リング上、ミステリオはセカンドロープからYOHに後ろ向きで飛びつくと、前方に投げセカンドロープに設置。そしてついに619をヒットし、最後はスワンダイブのボディプレスで3カウントを奪取。ミステリオ組が勝利を収めた。
試合後、ミステリオは放送席のライガーと握手をかわした。すると戦国炎舞も同じように放送席のメンバーと握手をして花道をあとに。
戦国炎舞「拙者プロレスラー戦国炎舞で候。今宵ミステリオ、KUSHIDAとの勝ち戦、いとをかし!いとをかし!」
KUSHIDA「ミステリオは昔から憧れていたレスラーなので、今日は一緒に闘えて光栄です。次リング上で会うときは、リング上で1対1で闘いたいですね。日本じゃなくても、どこか世界でね」
ミステリオ「新日本プロレスの一員として闘えたことを光栄に思う。世界中で闘ってきたが日本は本当にレベルが高いプロモーションだと思う。特に新日本プロレスの雰囲気、リスペクトしかありません。今回もこうやって戻って来れた。恩返しが出来るとすれば、今日の様なパフォーマンスを今後も続けていくことだと思うよ。その中でも最高のタッグパートナーで闘うことが出来た。対戦相手も最高だったよ。SHO、YOH、オカダ。オカダとはいつかシングルで闘いたいな。ありがとうございました」
YOH「負けた!負けたよ。でもね、なんか今日はちょっと幸せなんだ」
SHO「今日これでオレの中の『BOSJ VS G1 CLIMAX2018』終わりだけど、まさに完全NEXT」
オカダ「ドロップキックであんなブーイングされると思わなかったね。終わっちゃいましたね」
外道「終わっちゃったね」
オカダ「今年のテーマ笑顔でしたから。なんかオレが今日答えを出すと言ったらね、『なにか重大発表するんじゃないか!?』、『オカダやめちゃうんじゃないか!?』、『CHAOS解散しちゃうんじゃないか!?』オイオイオイオイ、待て待て待て。なんでこんな話が勝手に大きなことになってるの。別にね、こんな大きくなると思ってなかったけど、でもオレの中で答えは出て、もうオレはね、マネージャー外道さんに頼らずに一人でやっていきます。別にね、今回の『G1』、外道さんがマネージャーで付いてた試合0ですかね。あったとしても少しあったくらいです。何かがすごい変わるわけでもないし、オレがCHAOS抜けるわけでもない、もちろん同じチームとしてタッグを組むこともあるだろうし。ただ別になにか変るわけではないですけども、もう6年半ずっとやってきた外道さんとは、もうここで…。別にチームだったわけでもなんでもないけど、この夏で解散という形で…。オレは外道さんとのコンビは笑顔で…、今年の夏のテーマは笑顔なんで。喜んで解散するから笑顔なわけじゃないんで」
外道「おぉ、そうか。それならちょっと安心した」
オカダ「任してください」
外道「もちろん。もうみんな分かっていると思うけど、オレは必要ないよね。レインメーカーには特にね。レインメーカーには必要ないことはずいぶん前から分かってたけどね。まあ良い時期かな。これからは陰ながら応援します。」
オカダ「ありがとうございます」
※オカダと外道ががっちり握手する。
外道「まあタッグ組むからな」
オカダ「え?組むんすか?」
外道「CHAOSやめるわけじゃないだろ!?」
オカダ「やめないです。またタッグ組みましょう」
外道「OK」
オカダ「お願いします。そしてミステリオ…またやりましょう」