ヤングライオンの同期コンビである海野&成田が、ROPPONGI 3KのYOH&SHOに挑むタッグマッチ。
成田対SHOで試合が始まり、成田がショルダータックルを連発してSHOをなぎ倒す。そして、成田&海野がダブルエルボー、成田がエルボードロップ、海野が低空ドロップキックでSHOに追い討ちして行く。
だが、YOHがカニばさみで成田を倒し、SHOが低空ランニングフロントキックをお見舞い。これで成田は動きが止まり、長時間のローンバトルを強いられる。
しかし成田は、SHOが仕掛けたサイドスープレックスを抵抗し、反対にSHOを投げ捨てて脱出。タッチを受けた海野が、SHOにランニングエルボー、串刺しバックエルボー、SHO&YOHに開脚式ミサイルキックを食らわせる。
その後、両者がエルボーを打ち合い、SHOが連打で海野をダウンさせる。それでも海野はエルボーを返すが、SHOがカウンターキチンシンクでなぎ倒した。
しかし海野は、替わったYOHにカウンタードロップキックをお見舞い。これで成田が登場し、ショルダータックル、カウンターバックエルボー、フロントスープレックスでYOHに追い討ちをかける。
続いて成田がYOHに逆エビ固めを極めると、海野もSHOを逆エビ固めで捕らえてSHOを分断。YOHは自力でロープへ手を伸ばす。
次に成田はブレーンバスターの体勢に入るが、YOHが抵抗し、バックブリーカー→ネックブリーカーの連続攻撃で挽回。そして、逆エビ固めで絞り上げるが、海野がカットへ入る。
すると、YOH&SHOがダブルジャンピングニーアタックで海野を蹴散らし、YOHがファルコンアローの体勢に入る。これを成田が首固めに切り返し、キックアウトされた直後にスクールボーイ、逆さ押さえ込みを繰り出す。
だが、YOHがいずれもカウント2で跳ね返し、カウンタートラースキックで成田を黙らせる。そして、今度こそファルコンアローで撃沈した。
ロッキー「(※拍手しながら)勝ったぞ。まだまだ運は残ってる。去年の10月、プロレス界のゴールドとシルバーのスタンダードになって、YOHとSHOはロッキー・ロメロとROPPONGI 3000を組んだ。そう、みんなが言うROPPNGI 3Kだ。そして今だ。このツアーは試運転でしかない」
YOH&SHO「イエス」
ロッキー「体のキレを取り戻してキープする。すぐ先に迫ってきている『SUPER Jr. TAG TEAM TOURNAMENT(LEAGUE戦)』に向けてな」
YOH&SHO「イエス」
ロッキー「そしてだ、いよいよやってくる『SUPER Jr.(TAG LEAGUE)』では、最高にハッピーな気分に浸るんだ。俺たちには優勝しかない。優勝を逃すことなどない。俺たち以上に優れたチームなどないんだからな」
YOH&SHO「イエス」
ロッキー「お前たちこそが最高に優れているんだ。そして、それを見せつけてやるんだ」
YOH&SHO「イエス」
ロッキー「そうそう、ライガー、タイガーマスク、このあとの試合、ガンバッテ。俺はお前らがデスピ(デスペラード)、カネマルに勝つことを願ってる。デスピとカネマル、スズキグンはスズキウ●コって言ってきたヤツらだからな。おっと、いけない、汚い言葉を使ってしまった。悪かったな。だけどこれは本当のことだ。アイツらは一時的にベルトを持ってるチャンピオンでしかない。あれをずっと持ち続けられるのは、これまで2度、チャンピオンになったSHOとYOHだ。2度だぞ、2度。俺たちは2度、IWGPジュニアタッグチャンピオンになったんだ。それを忘れてもらっちゃ困る。な、そうだろ?」
YOH&SHO「イエス」
ロッキー「お前ら、今夜はビールなしだ。ウイスキーもなし、テキーラもなし、ウォッカもなし。今夜はウーロンチャだ」
YOH&SHO「イエス」
ロッキー「ウーロンチャなら何杯飲んでも構わない」
YOH&SHO「イエス」
ロッキー「今夜は俺がお前らに夕食を奢ってやる」
YOH&SHO「イエス」
ロッキー「それもコーベビーフだぞ」
YOH&SHO「イエス」
ロッキー「コーベで勝ったんだからな。ウーロンチャとモンスタードリンクでディナーだ。それでどうだ?」
YOH&SHO「イエス」
ロッキー「来月は(ジュニア)タッグのシリーズ。タッグを制するシリーズはもうすぐだ。それまで研ぎ澄ませておくんだぞ。俺ら3人以上の者が現れないようにな。ああ、ちょっと疲れちゃったな。でも、まだまだ厳しい闘いが残ってるぞ」
YOH&SHO「イエス」
ロッキー「なぜなら次のシリーズで、SHOU&YOH、ROPPONGI 3Kが最高のタッグチームであるという称号を手にするからだ。悪かったな、トーナメント(『SUPER Jr. TAG LEAGUE』)が迫ってきたから、興奮して長くしゃべってしまった。サンキュー、サンキュー(※と言いながらYOH&SHOと握手を交わす)。スズキグンよ、しっかり聞いておけ。ナカスゾ、コノヤロー。シバクゾ、コノヤロー。なぜなら、ROPPONGI 3K、サイコー、ベストさ」
YOH&SHO「イエス」
ロッキー「よし。サンキュー。よかっただろ? あとは任せた(※と言い残して1人先に控室に戻ろうとすると、YOHがグータッチを求めるポーズをする。それを見たロッキーは怪訝な表情を見せたが、YOHがすぐに3Kサインに変えると笑顔で自身も3Kサインを作って合わせる。そして控室へ)」
YOH「なぁ、SHOくん、わかった?」
SHO「まったくわからなかった。あ、でも、最後の『ナカスゾ、コノヤロー。シバクゾ、コノヤロー』ぐらいはなんとか」
YOH「日本語だもんね。OK! 僕はこう、語りますよ。彼らとの試合はね、何回やっても楽しいですね。すっごい楽しかったです。なんか勢いがガガガって来て、スペシャルな感じがするんですよね。ほんとにガガガってスペシャルな感じがするんですよ。なんかね、人生って、線香花火っていうか、そういうはかないものだって思うんです。だからこそ輝いていたいし、強くありたいし、生きていきたいっていうもんですね。なんか、ヤングライオンとやってると、そんな初心を思い出させてくれるんですよ。なんで、試合してくれてありがとうって感じですね。これを踏まえつつ、次は(10.8)両国、その次はジュニア(タッグ)リーグ戦が控えてるんでね。ま、何が言いたいかっていうとね、僕の歩く道はいい風が吹くってことです」
SHO「まぁ、これでこのシリーズも終わってね。次、両国。そしてその次、ジュニアタッグリーグ。もちろん優勝狙ってるし、そのまた先のベルト、もちろん狙ってるからね。だからこそ、こんなとこでヤングライオン相手に試合してる場合じゃない……なんてない、今日みたいな試合でも、次につながる大事な大事な試合なんだよ。ヤングライオン相手でも、全力で闘い、次につながる。必ず次につながる。今夜の勝ちもね、ヤングライオンからの勝ちも、必ず次につながる。俺たちは必ず、NEXTにつなげてるから」
海野「負けねぇよ。絶対、負けねぇ! SHOさんもYOHさんも、数年前までヤングライオンだったんだろ? そんな人から勝てたら、また一歩、道が開くね」
※成田はノーコメント