宿命のライバルである棚橋とオカダが、IWGP挑戦権利証を懸けて激突するメインイベント。今年の5.4福岡ではオカダが棚橋に勝ってIWGP王座を防衛。また、8.10日本武道館の『G1 CLIMAX』公式リーグ戦では、時間切れで引き分けになっている。
試合開始のゴングが鳴ると、両者へ向けた大コールで場内が二分される。そんな中、オカダがロープ際でクリーンブレイクせず、エルボーで不意打ち。これで2人が至近距離で睨み合い、激しいエルボー合戦を繰り広げる。
そこから棚橋がアームホイップでオカダを投げ、エプロンを利用した膝攻撃をお見舞い。そして、ドロップキックで場外へ落とし、プランチャでプレスする。
ところが、直後に棚橋は自分の左膝を押さえて悶絶。心配した海野レフェリーが様子をうかがう。するとオカダは、躊躇なく低空ドロップキックで棚橋の膝を撃ち抜く。
ここからオカダは棚橋の膝に集中攻撃を敢行し、膝固めでロープエスケープさせる。だが、棚橋はオカダの右脚を取り、軸足(左脚)に低空ドロップキックをお見舞い。さらに、ドラゴンスクリューでなぎ倒す。
これでようやくペースを掴んだ棚橋は、カウンターバックエルボー、ジャンピングエルボードロップ、サンセットフリップ、エルボー連打、ボディスラム、ダイビングサンセットフリップと得意技を連発して行く。
だが、オカダがカウンターバックエルボーで巻き返し、串刺しバックエルボー、DDTで追撃。その後、棚橋が低空ドロップキックを見舞うが、オカダはすぐにリバースネックブリーカーで巻き返す。
ダブルダウンを挟み、オカダが低空ドロップキックで棚橋を吹き飛ばす。そして、ニュートラルコーナーへ乗せてドロップキックを食らわせると、棚橋はコーナーで宙づりになってしまう。すかさずオカダは左膝をエルボーで滅多打ちにし、ニークラッシャー、足4の字固めで追撃。
たまらず棚橋が場外へ転落すると、オカダが追いかけ、膝を場外マットへ打ちつける。ところが、棚橋がツームストンパイルドライバーでオカダの脳天を場外マットへ突き刺し、逆転に成功。
これでオカダがフラフラになると、棚橋はコーナー最上段からボディアタック式ハイフライフローを敢行。そして、オカダをリングへ押し込み、スリングブレイドを繰り出す。これをオカダが回避してレインメーカーを仕掛けるが、棚橋がツイスト&シャウトへ切り返す。
さらに棚橋は、今度こそスリングブレイドでオカダをなぎ倒す。これでオカダが大の字になると、棚橋はニュートラルコーナー最上段からハイフライフローを敢行。だが、オカダが両膝でブロックする。
そこから両者がツームストンパイルドライバーを仕掛け合うが、いずれも不発。続いて両者がエルボーを打ち合い、オカダがエルボースマッシュ3連発。これで棚橋が四つん這いになると、頭を蹴って挑発して行く。
その後、オカダが膝に低空ドロップキックを見舞うと、棚橋はロープへ走れなくなってしまう。それでも棚橋は前方回転エビ固めで奇襲し、グラウンドドラゴンスクリューで挽回。だが、オカダがカウンタードロップキックで吹き飛ばす。
さらにオカダがレインメーカーを狙うと、棚橋が回避してドラゴンスープレックスの体勢に入る。だが、オカダが抵抗し、ヘビーレインに切り返す。
それでも棚橋はスリングブレイドに行くが、オカダが体を受け止めてツームストンパイルドライバーを仕掛ける。これを棚橋が切り返すと、オカダはローリングレインメーカーを狙う。すると、棚橋がいち早く張り手を食らわせるが、オカダが背後から低空ドロップキックを見舞い、またもやレインメーカーを仕掛ける。だが、棚橋がその場飛びスリングブレイドでなぎ倒す。
ここで棚橋はコーナー最上段からハイフライフローを炸裂させるが、膝の痛みでフォールが遅れてしまい、カウント2となる。
すると棚橋は再びコーナーへのぼり、ボディアタック式ハイフライフローを発射。ところが、オカダが下からのドロップキックで撃墜してしまう。
さらにオカダは、今度こそツームストンパイルドライバーで棚橋を突き刺す。そして、レインメーカーを仕掛けるも、棚橋が回避して反対にレインメーカーを狙う。だが、オカダが身をかわし、今度こそローリングレインメーカーを命中させる。
続いてオカダは棚橋を立たせて(正調)レインメーカーに行くが、棚橋が回避してドラゴンスープレックスホールド。これをオカダがギリギリで返すと、両者へ向けた大コールで場内が騒然となる。
そんな中、棚橋はニュートラルコーナーへのぼるが、オカダがドロップキックを浴びせる。そして、雪崩式パイルドライバーを仕掛けるが、棚橋が抵抗してオカダを落とす。
それでもオカダは立ち上がって雪崩式攻撃に行くが、棚橋が再び転落させる。するとオカダはもう1度雪崩式攻撃を狙うが、棚橋が張り手を見舞って動きを止める。そして、オカダが転落すると同時にハイフライフローを繰り出し、そのまま押し潰す。
さらに棚橋は、ボディアタック式ハイフライフローでオカダに追い討ち。そして最後は、(正調)ハイフライフローでオカダにとどめを刺し、激闘に終止符を打った。