天山「やっぱりね、シリーズ後半戦から始まって、コジ（小島）が（シリーズ）復帰してからまだ白星というのが獲れないですけど、まあ徐々にね（巻き返す）。まだこの1週間ありますんで、テンコジでまた一気にブレイク、もう1回、もう2回、もう3回、それぐらいブレイクしたいからね。そのためにはコジにも…俺も頑張らなアカンし。まあ、しっかりと（やる）。今日は若いヤツ、辻がね。まだまだ伸びしろがあるからね。どんどん伸びてくれないと。ああいうヤツらがガンガン前に行かないとね。俺らより前に行かないと、始まんないし。まあ、しっかりと。明日も熊本（大会）ありますんで。頑張ります。ありがとう（※と言って小島と握手して立ち去る）」
小島「ありがとうございました」
天山「（去り際に辻へ向かって）頑張れよ！」
辻「ハイ!!」
小島「今日、組んで闘った、辻と上村。この2人は、たぶんまだキャリア1年にも満たない。ということは、我々テンコジや永田・中西と、四半世紀以上のキャリアの差がある。この、この差っていうのは、ハッキリ言って物凄く大きいと思うよ。ただ、あいつらには、それを覆すだけの実力も、それだけのやる気もあると思ってる。ただ、悪いけどここで上村と辻を見ていられるだけのヒマは、俺にはないからさ。凄くいいモノを持ってるよ。たぶん、将来、きっと、メインイベンターになる、2人ともそれだけのモノを持ってると思うけども、ただ、現時点では、テンコジとか永田・中西のキャリアの足元にも及ばない。そうじゃなきゃ、俺たちがここまでプロレスラーとして生きてる意味がないんだ。俺はこれだけ長い時間プロレスラーとして生きている時間というのは、ホントに貴くて、なんにも例えられない。あまりにも貴いこの時間帯を、俺はまだまだ過ごして行きたいと思ってます。ありがとうございました」
辻「クソ…！ 永田さん、覚えてろよ、オラ。こんな1敗で引き下がる俺じゃない。中西さんも、いつかあなたたちを越えてみせる。そして上村。お前には絶対に負けない。クソ…!!」

上村「いままで、何度かですけど、ヘビー級の大先輩たちの技を食らって来たけど、今日が一番効いた気がします。自分ももっと体を大きくして、ヘビー級の先輩たちに、同期にも、ヤングライオンのみんなに負けないほど、強くなってみせます。今日はありがとうございました！」
中西「やられて当たり前ちゃうぞ」
上村「ハイ！」
中西「倍動け、相手の」
上村「ハイ！」
中西「倍、練習しろ」
上村「ハイ！」
中西「それしかないぞ」
上村「ハイ！ ありがとうございました！」
永田「なんか…バラバラの試合だったなっていうかね。小島さんはやっぱり復帰したっていうのもあって、少しでも長くリングにいたいっていう欲が出過ぎて、長く出てるぶん、かえって試合がバタバタしちゃってる気がしましたね。だから、畳み掛けるところがあまりなかったから、怖くなかったかなと。そういう小島さんの焦りを見ながらも、若い上村とかテラカド（※辻の愛称）なんかの闘いぶりを見てて、そこに冷静でいる自分というのもちょっと（苦笑）。もっと弾けるモンがあればいいんだろうけども。どうしてもああいうのを見ちゃうと冷静になっちゃう俺がいたっていうのが、正直なところでしたね」