第3試合のタッグリーグ公式戦はジュース・ロビンソン&デビッド・フィンレー組(5勝3敗)とハングマン・ペイジ&高橋裕二郎組(3勝5敗)が対決。裕二郎は入場時、ダンサーのピーターさんを伴って入場。
先発はフィンレーと裕二郎。リストの取り合いからフィンレーがヘッドロック。しかし、裕二郎は後ろ髪をつかんでヘッドロック。続くロープワークでは、フィンレーがドロップキックを狙うが、かわした裕二郎は低空ドロップキック。さらに逆水平チョップを放つと、フィンレーもエルボーで対抗。
続いてジュースが登場。フィンレー、ジュースとセントーンの連発で裕二郎に決める。さらに二人がかりの攻撃を狙うが、切り抜けた裕二郎は、ジュースのノド元をトップロープに打ち付ける。
スイッチしたペイジはフィンレーにラリアット二連発。さらにフィンレーの動きを読んでフロントキックを叩き込み、串刺しラリアットを決める。そして、フィンレーを抱え上げてうしろに落とすと、ジュースにドロップキックを叩き込んだ勢いで、フィンレーにムーンサルトプレス。
しかし、フィンレーもペイジに変形のバックブリーカーで反撃。続いてジュースはペイジに串刺しラリアットを連発し、スピンキックをお見舞い。そしてナックルを連発で叩き込み、フェイントからDDT。
勢いに乗るジュースはペイジにキャノンボール。だが、ペイジはジュース組のダブル攻撃を読み、ジュースを場外へ投棄。さらにフィンレーには投げっぱなしのブロックバスター。そして裕二郎とダブルのプランチャを放つが、これはジュース組がかわす。逆にジュース組がプランチャを放つも、ペイジ組も回避。しかし、ジュース組は意地でプランチャを炸裂させる。すると、ペイジ組も負けじとトペ・スイシーダを敢行。
リング上、裕二郎がジュースに串刺しフロントキック。続いてペイジがローリングラリアット。さらにペイジ組はバックドロップ&ネックブリーカーの合体攻撃。
劣勢のジュース組だったが、同時に相手チームにドロップキック。さらにペイジには追撃の合体フラップジャック。しかし、ペイジはジュースのナックルパートをかわし、ジ・アダムスアップルを仕掛ける。だが、ジュースもかわしパルプフリクションを繰り出す。これをしのいだペイジは逆さ押さえ込みを決めるも、カウントは2。
するとジュースがスキをついて左ナックルをペイジにヒット。そこにフィンレーがPrima Noctaを決め、最後はジュースがパルプフリクションでペイジから3カウントを奪取した。
ジュース「オツカレサーン、デビ。オツカレサーン。こっちへ来いよ、デビ」
フィンレー「なんて言ってるんだ?」
ジュース「小さい子供のように、そんなところに隠れてどうした。俺たちこれで12点だぜ」
フィンレー「ジューニ(12)」
ジュース「そう、ジューニ」
フィンレー「ジューニ点」
ジュース「その通り。誰も寄せつけないさ。しかも、これで3連勝」
フィンレー「そうだ、3連勝だな」
ジュース「PIETERの目の前で、いい流れでフィニッシュに持ち込めた。どうでもいいことだけど、あれでPIETERもユージローを見限るじゃないか。まあ、そのへんはお任せするよ。デビ、お前はどうする?」
フィンレー「そんなことより残りの試合だけど……」
ジュース「(※指を立てて数えながら)K.E.Sと……」
フィンレー「K.E.S」
ジュース「L・I・J」
フィンレー「L・I・J」
ジュース「タイチとサブミッションマシンのザック・セイバーJr.、そしてベストフレンズ」
フィンレー「そう、ベストフレンズ」
ジュース「そして、その中でまずはK.E.Sだ。さあ、どう闘おうか。ランス・アーチャーとデイビーボーイ(スミス)Jr.だ」
フィンレー「ほかのヤツの試合を見てだな……」
ジュース「ドージョーでハードにやってきたことをぶつけるしかない。とにかく、かかって来い。結果はやってみないとわからない。やれるものならやってみろ。俺たちが粉砕してやるから。そしてL・I・Jよ。お前らは去年のことを覚えてるか? 俺とサミ・キャラハンとの試合を。サミ・キャラハンがやってきてだな……」
フィンレー「俺はサミ・キャラハンとは違うぞ……」
ジュース「そうだな。今回はジュースとフィンレー、“フィンジュース”で突き進む。俺たちは世界中でも最高の友達だ。この2人で一つひとつのタッグマッチを勝ち進んでいくぞ。この調子でいこうぜ、デビチャン。D・E・V・V・I・Eチャン」
フィンレー「チャンの前にはハイフンを入れてくれよ。“-CHAN”だ」
ジュース「そしてベストフレンズ、ザック……」
フィンレー「もちろん倒すぞ」
ジュース「12点だ、12点。誰も12点には届いてないだろ。『G1』でも俺はそこまでいかなかったからな」
フィンレー「俺とのタッグだからな」
ジュース「さて、そろそろ終わりにするか」
フィンレー「俺から言うことはだな……」
ジュース「(※フィンレーに関係なく、控室に向かって)山の上でまた会おう」
フィンレー「そうなれば言うことなしだ。(※慌てて後を追い)さあ、行くぞ!」
裕次郎「てっきりよ、試合前のPIETERの撮影会が終わって、客が全部帰ったと思ったらよ、まだいたよ。みんな、PIETERの撮影会目的で来てると思ったらよ……」
ペイジ「いやあ、彼女はいい体してるね。特にお尻が。チェーズ(・オーエンズ)とは大違いだ。いやあ、つい目がいっちゃうよ」
裕二郎「(※英語で)チェーズでいいんじゃない?」
ペイジ「まあまあ……」
裕二郎「(※英語で)悪い悪い……。こっちの方がいいだろ?」
ペイジ「イエス、イエス。まあ、チェーズに決めてもらうとするか。そういうことで。でもタッグリーグでは、また“L”(黒星)がついてしまったな。俺たちはこれで終わりか? いま、得点はどうなってる? この負けでどうなったんだ? まあ、とにかくやるしかないな、ユージ(裕二郎)。とにかく気を落とさずにいこう」