11.30後楽園大会で3勝目を上げて勝ち点6の真壁＆ヘナーレと、こちらも後楽園大会で勝ち点を8にし勝ち星を五分に戻した鈴木＆飯塚の公式戦。

 

　真壁とヘナーレがリングに上がりかけた瞬間、鈴木と飯塚が奇襲！　まずは場外乱闘で試合はスタートだ。しかし、真壁たちはすぐに巻き返し、飯塚をリングに上げるとダブルのショルダータックルだ。
　だが、試合の権利を持っていたヘナーレが鈴木の挑発に乗って近づくとぶら下がり式の腕十字に捕まってしまう。そして、これを合図に再び鈴木軍が場外に誘い出す。飯塚はリング下からイスを取り出してヘナーレに一撃。鈴木もパイプの柵を持ち上げて真壁に叩きつけていためつける。
　場外で流れを取り戻した鈴木軍。なんとか戻ってきたヘナーレを飯塚と鈴木でストンピングを連打。そしてタッチを受けた鈴木は背中にサッカーボールキック。グロッキー状態のヘナーレの顔を蹴り飛ばしたり、背中を踏んづけるなどやりたい放題の鈴木だ。
　ヘナーレも立ち上がりチョップで反撃。だが、余裕の鈴木はエルボーでお返し。倒れたヘナーレを無理やり立たせて、さらにもう一発エルボーを炸裂させる。そして飯塚のフェイスガードを外してタッチ。口がむき出しになった飯塚はヘナーレ、ついでに真壁にも噛みつき攻撃だ。
　勢い余ってレフェリーにまで襲いかかった飯塚だが、またもヘナーレに噛みつき攻撃。再びタッチを受けた鈴木は、ミドルキックから蹴りによる攻撃を連発。怒りのヘナーレはチョップで反撃すると、サモアンドロップでお返しだ。
　ようやくタッチを受けた真壁はコーナーに鈴木を追い詰めてパンチを連打。さらにノーザンライトスープレックスを炸裂させる。しかし、鈴木もニーリフトで反撃し、串刺し式のフロントキックからPKで蹴り飛ばす。
　さらに鈴木は小馬鹿にするように真壁の頭を蹴っていたが、真壁も立ち上がってエルボーで反撃開始。両者リング中央でエルボー合戦だ。押され気味になった真壁は立ち上がり、ロープを走ってラリアット。鈴木はこれをかわしてフロントキックだ。
　そして、飯塚にタッチ。飯塚はすぐさま真壁に噛みつき攻撃。ヘナーレが救出に入ってくると、そちらにも噛みつきだ。この飯塚を真壁が捕まえて、コーナーに振ってからトレイン攻撃。そして、真壁がデスバレーボムの体勢で飯塚を持ち上げる。
　だが、ここを鈴木がカット。鈴木はヘナーレを場外に追いやる。だが、真壁も2人まとめてラリアットで蹴散らそうとする。これを鈴木と飯塚は食い止め、脇固めと噛みつきの二重奏だ。そして真壁をコーナーに振ると、今度は鈴木軍のトレイン攻撃。
　そして、鈴木は真壁に対して拳を振り上げる。だが、これをレフェリーが食い止める。ならばと飯塚が真壁にマンハッタンドロップを食らわし、鈴木がPKで蹴り飛ばす。なんとかキックアウトした真壁を鈴木が羽交い締め。その間に飯塚はついにアイアンフィンガーを取りにコーナーに戻る。
　だが、その隙きにリングに戻ってきたヘナーレがカット。鈴木を場外に追いやる。この間に真壁は飯塚を左腕のラリアットでなぎ倒し、続けてデスバレーボムだ。ここは鈴木がカットに入るが、ヘナーレもリングに帰還。鈴木の攻撃をしのいでジャンピングショルダータックルだ。
　そして、真壁とサンドイッチラリアットから、ヘナーレがコーナートップからダイビングショルダータックルを発射。倒れた飯塚に最後は真壁がキングコングニードロップをグサリ。3カウントを奪い、勝利をあげたのだった。

 

　これで両チームとも4勝5敗で並ぶ形となったが、怒りが収まらない鈴木はヤングライオンをアームロックでいたぶるなど、荒れながら消えていった。