第5試合はIWGP USヘビー級王者のCodyが、前王者のジュース・ロビンソンとリマッチ。両者は9.30ロスで対戦し、Codyがジュースから王座を奪取。くしくもCodyとジュースは、Codyの新日本初戦となった17年の1.4ドームでも対峙。そのときもCodyが勝利を収めている。
ジュースはシルクハットにファーのついたガウンで陽気に入場。Codyは妻であるブランディを伴い、USヘビーのベルトを手に誇らしげに花道を進む。
開始のゴング前に、Codyはベルトを手にジュースに襲いかかる。だが、ジュースがよけてナックルを連発。ここで開始のゴング。Codyも打撃を返すが、ジュースはバックドロップを仕掛ける。これを着地したCodyは、ヒザを痛がるそぶり。そしてジュースが近づくと、下からアッパーを食らわせる。そしてCodyは筋肉ポーズ。
だが、ジュースもスピンキックで反撃。ここでエプロンにブランディを上がると、ジュースが詰め寄る。するとCodyがジュースのバックを取るが、切り抜けたジュースはスパインバスター。そして雄叫びを上げ、トップコーナーからフライングボディプレス。しかし、Codyはその勢いをうまく利用して起き上がるとロープへ。だが、ジュースがCodyを担ぎ上げてプリンスズスロウン。
ジュースがもう一度コーナーに上ると、ブランディがCodyに覆い被さり、身をていして攻撃を妨害。すると、ジュースはリングに降り立ち、ブランディに場外に出るように指示。しかし、ブランディは殴ってみなさいよとばかりにほっぺたを突き出す。ここで服部レフェリーがブランディにリングを降りるように指示。
Codyはエプロンでジュースを捕らえると、そこから断崖式のクロスローズを狙う。だが、ジュースは切り抜けて逆にパルプフリクションを仕掛ける。しかし、Codyは鉄柱にジュースを叩きつけて脱出。
Codyは場外でジュースの左腕を痛めつけ、リングに戻す。Codyはジュースの左腕をリングに叩きつけ、リングサイドのブランディとキス。そしてジュースをブレーンバスターで担ぎ上げるが、着地したジュースがCodyを突き飛ばす。Codyはその先にいた服部レフェリーを抱えこむ。そのスキをついてブランディがジュースにスピアーを見舞い、さらに馬乗りになってパンチを連発。慌ててレフェリーがブランディにリングサイドの柵の外に出るように指示。ブランディは海野の胸板を押して八つ当たりし、柵の外へ。
リング上、ジュースがパルプフリクションを狙うも、切り返したCodyはクロスローズを炸裂。だが、ジュースはカウント2でキックアウト。するとCodyは気合を入れ、DEN’S FIREを仕掛ける。しかし、ジュースは脱出しパルプフリクションへ。
これをかわしたCodyはもう一度クロスローズを狙うが、ジュースが逆にクロスローズを敢行。そしてフォールに入るもこれはカウント2。ジュースはCodyに左ナックルを繰り出すが、かわしたCodyはディザスターキック。そして相手のお株を奪うパルプフリクションを炸裂させるも、ジュースはカウント3寸前でキックアウト。
ここでCodyはコスチュームのベルトを外し、ジュースにムチのように一撃を食らわせる。ジュースも逆水平チョップ、ナックルで反撃。Codyもナックルをお返しするが、ジュースが競り勝つ。しかし、Codyもトラースキックを決め、もう一度ディザスターキックへ。しかし、ジュースはカウンターの左ナックル。そして正調の左ナックルをたたき込み、パルプフリクションを炸裂。そしてダメ押しのパルプフリクションを決め、3カウントを奪取。USヘビーのベルト奪還に成功した。
バンドリ! ガールズバンドパーティ! presents WRESTLE KINGDOM 13 in 東京ドーム
- 日時
- 2019年1月4日(金) 15:00開場 17:00開始
- 会場
- 東京・東京ドーム
- 放送
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- 観衆
- 38,162人(満員)
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第5試合 60分1本勝負
IWGP USヘビー級選手権試合(第4代チャンピオン)
(チャレンジャー)
※Codyが初防衛に失敗。ジュースが新チャンピオンとなるレフェリー|タイガー服部
MATCH REPORT
COMMENT
ジュース「(※インタビュースペースに向かいながら)チャッチャとやっちゃおうぜ!
(※ベルトを机の上に置くと、立ったままで)タイトルマッチというのは、俺たちにとっては仕事の一環でもあり、このベルトはその一部かもしれないが、今夜、Codyとベルトを懸けて戦うということについては、個人的な感情がこもっていた。このベルトは、ずっと日本で戦い続けられる選手が持っているべきだと、俺はずっと思っていた。年間150試合をしっかりと日本で戦い続けられるヤツが持つ、それこそが、新日本プロレスが有するこのIWGP USチャンピオンシップというものなんじゃないかと思っているんだ。それを、今日は取り返すことができた」
※ここでバレッタがビールを2本持って登場。
バレッタ「(※ジュースにビールを渡しながら)ジュース、おめでとう。飲もうぜ!」
ジュース「ありがとう。カンパーイ!」
バレッタ「お、マイクがあるね。俺もちょっとしゃべっていいかな? 実は俺もCodyとタイトルマッチをする予定があったというのは、みんな知ってるよね? でもCodyが直前にケガをしてキャンセルになってしまったんだ。Codyはあのケガもあったし、以前のアイツとは違ったかもしれないが、何を言いたいかというと、俺はオマエのそのベルトに挑戦したいんだよ」
ジュース「こんなヌルいビールを持ってきてくれて、挑戦したいって?」
バレッタ「いつでもどこでも、そのタイトルに挑戦したいと思ってる」
ジュース「いいよ、オマエなら問題ない。俺だっていつでもどこでもやってやるよ」
バレッタ「ありがとう。ビールも飲み干して、しっかりとコメント終わらせてきてくれよ(※と、立ち去る)」
ジュース「みんな、Codyが日本で何試合したか、知ってるのかな? 知らないにしても、あんまり多くはないということは分かってるよね。前回、戦った時は、俺は負けてしまった。でも今回は、より強い男になって戻ってきて、今日、勝つことができた。この、赤い革でできた素晴らしいベルトは新日本プロレスを代表する選手が持つべき物だと、今一度言っておこう。これを腰に巻いて、チャンピオンとして君臨できるのは、常にこの新日本プロレスで戦っている選手なんだ。日本、アメリカ、世界中どこででもこれを腰に巻いて戦える男、それは俺なんじゃないかと思う。ただただ睨み合いをするだけとか、ふざけたことをするだけとか、あるいは試合当日に棄権するとか、そんな男はこのベルトには相応しくない。雨でも雪でもいつでも戦えるヤツ、肝が据わった男こそが、このIWGP USチャンピオンシップに君臨すべきだと思っている」
──今回、Codyには3度目の挑戦でしたが。
ジュース「そう、これまでに2回やって2回負けている。『WRESTLE KINGDOM 11』では、実は彼と戦うはずだったのは俺ではなかったんだ。これはみんな知っているかは分からないが、本当はマイケル・エルガンが対戦するはずだったんだが、急きょ俺になったんだ。ただ、そのときは俺よりCodyのほうがよりよい選手だった。でも2年経って、今夜、俺はCodyよりも強くなって戻ってくることができた。俺は『元IWGP US王者』だったが、『現王者』に戻ることができた。新日本プロレスを信じて日本で戦い続け、ホテルに泊まって巡業しながら、しっかりとファンの信頼、会社の信頼も得て、ここまで来た。それが俺なんだよ。ジュースは、以前のジュースじゃない。より強くなって、よりSEXYになって戻ってきたんだ。この新しいコスチュームもイケてるでしょ?(※と、後ろを向いて尻の部分を報道陣に見せる)」
※Codyはノーコメント。