THE NEW BEGINNING in SAPPORO ～雪の札幌2連戦～

日時: 2019年2月3日(日) 13:00開場　15:00開始
会場: 北海道・北海道立総合体育センター北海きたえーる
放送
観衆: 6,089人（満員）

第6試合 60分1本勝負
IWGPジュニアタッグ選手権試合

＜第58代チャンピオンチーム＞
＜チャレンジャーチーム＞

※初防衛戦

境界線

18分04秒　リベリオン→片エビ固め

※BUSHI＆鷹木信悟が初防衛に成功

レフェリー｜マーティー浅見

MATCH REPORT

　第6試合はIWGPジュニアタッグ王座を賭けて王者のBUSHI&鷹木信悟組と前王者の金丸義信&エル・デスペラード組が激突。1.30仙台では前哨戦として金丸vs鷹木、デスペラードvsBUSHIが行なわれるも、どちらも反則決着に。遺恨を深めている両チームが、ついにベルトを賭けて決戦のときを迎えた。
　鈴木軍はふてぶてしく入場し、金丸は花道でウィスキーを噴き上げる。L･I･Jはベルトと共に花道を進む。

　先発は鷹木と金丸。金丸はロープに追い詰め、離れ際にエルボー。さらにショルダータックルを決めるが、鷹木は逆水平チョップ。さらに技の激しい読み合いから、鷹木が旋回しながらアバランシュホールドで金丸を叩きつける。
　次はBUSHIとデスペラードのマッチアップ。意地をムキ出しにしたエルボー合戦から、デスペラードがマスクを手にかける。しかし、BUSHIはキックで脱出し、逆にマスク剥ぎへ。
　BUSHIはティヘラを仕掛けるが、デスペラードはこらえる。だが、BUSHIは強烈なドロップキックをヒット。次は鷹木がデスペラードにキチンシンク、ブレーンバスターとパワフルな攻撃を浴びせる。
　スイッチしたBUSHIはデスペラードにストンピングを連発。そして、鷹木と連携の低空ドロップキック。ここからBUSHIはTシャツでデスペラードにチョーク攻撃。
　BUSHIが突進してくると、デスペラードはうまく場外に落とす。金丸はフェンスを利用してBUSHIの後頭部に攻撃。そして、BUSHIをリングに投げ入れる。
　デスペラードはまたもBUSHIのマスクに手をかけるも、鷹木が阻止。そしてデスペラードにヘッドバットを連発するが、金丸が鷹木に低空ドロップキック。ここから鈴木軍は場外戦に持ち込む。
　金丸は鷹木の左足をフェンスに固定し、そこめがけてドロップキック。さらに左足に踏みつけ攻撃。デスペラードはBUSHIを観客席に投げ入れる。
　BUSHIがリングに戻ると、金丸はノドを踏みつける拷問攻撃。続いて後頭部にエルボーを落としていく。スイッチしたデスペラードはBUSHIをエプロンに固定し、そこに金丸がキックをお見舞い。
　デスペラードはBUSHIに「どうした、オイ？」とストンピング。しかし、串刺し攻撃はBUSHIがかわし、セカンドロープから飛びついてティヘラ。さらにカウンターの延髄斬りを決め、鷹木とスイッチ。
　鷹木はデスペラードにショルダータックル、金丸にはボディスラム。さらに二人に交互に串刺しラリアットを炸裂。そして、二人同時に技を決めるが、ヒザの痛みで顔をしかめる。
　鷹木はラリアットを繰り出すも、かわしたデスペラードはスピアー。さらに左ヒザにニークラッシャー。だが、鷹木はパンチの連発からショートレンジのラリアット。
　タッチしたBUSHIはデスペラードにミサイルキック。さらに串刺しダブルニーから、鷹木と連携バッククラッカー。すかさず金丸がカットに入り、鷹木にデスペラードと連携バックドロップ。
　続いてBUSHIに対してデスペラードがスピアー、金丸が追撃の低空ドロップキック。ここでデスペラードはギターラ・デ・ラ・ムエルタを決めるが、BUSHIはカウント2でキックアウト。
　ならばとデスペラードはピンチェ・ロコの体勢に入るも、BUSHIはこらえる。ここから両者は張り手合戦。BUSHIはスピンキックを決め、ライトニングスパイラルを炸裂。
　次は鷹木と金丸のマッチアップ。金丸は顔面にキックを連発。だが、鷹木はダブルチョップでダウンを奪い、豪快なバックドロップ。しかし、フォールは金丸がカウント2でキックアウト。
　続いて鷹木は熨斗紙を狙うも、金丸は切り抜けてヒザにキック。だが、鷹木もエルボーで応戦し、パンピングボンバーを狙う。しかし、金丸はレフェリーと突き飛ばしてピンチを逃れる。そして金丸は鷹木に強烈な旋回式DDT。続いて金丸は鷹木にムーンサルトプレスを投下するが、鷹木は必死に跳ね返す。
　すると金丸はディープインパクトを狙うも、キャッチした鷹木はフロントスープレックス。さらに投げっぱなしジャーマンを炸裂。。
　鷹木はパンピングボンバーを繰り出すが、金丸は寸前でかわす。しかし、鷹木はデスバレーボム。そして鷹木はラスト・オブ・ザ・ドラゴンを狙うも、金丸は丸め込みで切り返す。だが、鷹木も意地を爆発させ、熨斗紙を炸裂。しかし、ヒザのダメージが大きく、なかなか立ち上がれない。
　鷹木は気合を入れると金丸にパンピングボンバーをヒット。しかし、フォールはデスペラードがレフェリーの足を引っ張って阻止。
　ここでデスペラードが鷹木にイス攻撃。BUSHIはそのイスを取り上げるが、そこに金丸がウィスキーを噴射。しかし、BUSHIはイスで阻止し、金丸に毒霧。このスキに鷹木はパンピングボンバーでデスペラードを場外に排除。すかさずBUSHIがデスペラードにトペ・スイシーダを敢行。
　鷹木は金丸に串刺しラリアット、そしてパンピングボンバーを決め、フォールに入るが、金丸はカウント3寸前ででキックアウト。
　ならばとL･I･Jタッグは金丸にリベリオンを炸裂。この一撃で鷹木がフォールを奪い、L･I･Jタッグが初防衛に成功した。

　試合後、デスペラードが襲いかかるが、BUSHIがコードブレイカー。そしてデスペラードのマスクを剥ぎ取り、怒りのストンピングを連発。L･I･Jタッグは勝利のグータッチをかわし、リングをあとに。

COMMENT

BUSHI「どうだった、結果は？　どっちが勝ったんだ？　どっちが最後、3カウント獲ったよ？　金丸、デスペラード、残念だったな！　勝ったのは俺たちだよ。デスペラード、俺は何度もマスクを剥がされたんだよ。テメェのきたねぇマスク、何度も剥いでやるよ。それだけは覚えてろよ。やられたらやり返す、それまでだ」
鷹木「（※左足を引きずりコメントブースに登場）ハァハァ、勝利のためなら、足一本ぐらいくれてやってもいいんだぞ。甘いんだよ、オイ！　金丸、デスペラード。お前らの目的はベルトじゃねーんだろ？　俺らを潰してぇだけなんだろ？　だから、最終的にはこのベルトがチャンピオンのところに来た。それにしても、金丸は“同郷”山梨だけど、お前は山梨の恥だ、コノヤロー！　それから、デスペラード。最後、マスク剥がされて、チラっと素顔が見えたけど、結構、男前じゃねーか。なんだったら、マスク取ってヤングライオンからやり直した方がいいんじゃねーか？　まぁ、こんなんですべてを発散したわけじゃねーからな。何度でもやってやるぞ。その度に潰してやるからな。最後に一つ、前王者からキッチリ3つ獲ったから、これでホントの意味でIWGPジュニアタッグチャンピオンになれたと思ってる。再スタートだ、再スタート」

デスペラード「チキショー……いいか、ただ1回だ。ただ1回、負けただけだ。ただ1回で終わると思うなよ。ボスも言ってただろ？　俺たち鈴木軍はしつこいぜ。このシリーズ、このタイトルマッチで終わると思うな」
※金丸はノーコメント