第3試合は1.30仙台のNEVER6人タッグ、そして2.11大阪のIWGPジュニアヘビーのダブル前哨戦として、真壁刀義&矢野通&本間朋晃&田口隆祐組とタマ・トンガ&タンガ・ロア&チェーズ・オーエンズ&石森太二組が激突。
　真壁&矢野&田口組は1.30仙台でNEVER6人タッグ王者のタマ&ロア&石森組に挑戦。さらに田口は2.11大阪で石森のIWGPジュニアヘビー級王座に挑む。
　まずは真壁&矢野&本間が入場。続いて田口がラグビー姿で単独リングイン。田口は矢野にボールをパスするが、キャッチした矢野はやや戸惑いながらレフェリーに手渡す。
　続いてBULLET CLUBはG.O.Dとオーエンズが入場。名前の前に“グッドガイ”とコールされたタマは、赤いヘルメットのようなマスクを装着。そして最後は石森が二本のベルトを携えてリングイン。

 

　先発は真壁とロア。ロアはラリアットを放つも、真壁は仁王立ち。そしてラリアットの相打ちを繰り返し、最後は真壁がショートレンジのラリアットでダウンを奪う。
　続いて矢野が登場。すると「ヤノトールー！」と叫びながらタマがリングインし、握手を求める。タマは「グッドガイ！」と叫ぶも、矢野は「バッドガイ！」コールを煽る。そして矢野はコーナークッションを外すが、タマはそのクッションを奪い、「グッドガイ！」と叫んで元に戻す。
　しかし、矢野は「余計なことすんな!」と阻止。そしてタマをムキ出しコーナーに叩きつけようとするが、オーエンズが機転を利かせてクッションで衝撃をカバー。
　ここで矢野が突進すると、オーエンズがクッションを外し、矢野はムキ出しコーナーに自爆。これを観たタマはオーエンズに注意。
　ここから試合は両軍総出の場外戦に突入。BULLET CLUBがラフファイトでペースを握る。リング上のタマは場外でダウンする真壁に「マカベ、ダイジョーブー？」と声をかけ、場内の笑いを誘う。
　リング上、石森が矢野をコーナーに叩きつけ、さらに顔面かきむしり。次はオーエンズが矢野をムキ出しのコーナーに叩きつける。ロアも矢野をコーナーに突き刺し、タマとのツープラトンを狙う。だが、タマは断り、一人でクッションのあるコーナーにハンマースルー。このクリーンファイトに場内は「グッドガイ」コール。するとロアは「バッドガイ！」と咆哮。
　矢野はタマをムキ出しのコーナーに叩きつける。さらにタマのうしろ髪を引っ張ってダウンさせると田口にスイッチ。田口は石森にヒップアタックをヒット、さらにオーエンズにも決め、両者にロープを往復するかたちでヒップバット。さらにギタりながらロアにもヒップアタック。そして3人にヒップバットを連発しオヤァイポーズ。
　石森の低空ドロップキックを読んだ田口は、ブレーンバスターを狙う。これはかわされるもアンクルホールドで捕獲。しかし、石森が返し、その勢いで田口はレフェリーに激突してしまう。
　次はオーエンズが田口に変形のフェイスバスター。しかし、田口もセカンドロープからのヒップアタックをヒット。タッチした本間はオーエンズにエルボーの連発からボディスラム。続いて串刺しラリアットからフェイスバスター、そして小こけしを繰り出すがかわされてしまう。
　ここからBULLET CLUBは本間にトレイン攻撃。さらにG.O.Dは本間にバックドロップとリバースガンスタンの合体攻撃。そしてオーエンズのランニングニーを食らい、本間はピンチに。だが、フォールは田口がカット。
　すると、石森がトップコーナーから田口にジャンピングヒップドロップ。その石森には矢野がマンハッタン・ドロップをお見舞い。
　オーエンズが矢野にフロントキックを叩き込むも、真壁が飛び出す。すると背後からタマが殴りかかるが、真壁はダブルのラリアットで二人を吹っ飛ばす。間髪入れずに本間はタマに小こけしをヒット。さらにロアには真壁のアシストつきでこけしロケットを発射。
　そして本間はロアに追撃のラリアットを決めるが、負けじとロアもエイプシットを狙う。一度は切り抜けた本間だが、ロープに飛んだところで邪道が竹刀攻撃。ひるんだ本間に対し、最後はロアがエイプシットを決めて勝利を収めた。

 

　試合後、石森にアンクルホールドを仕掛けられた田口は、あわてて場外にエスケープ。BULLET CLUBは堂々の勝ち名乗りを受けてリングをあとに。