後楽園ホールを舞台にして開催される『飯塚高史引退記念大会』。飯塚の引退試合をメインイベントに据え、全7試合が組まれた。
試合前には場内の大型ビジョンでVTRが流れ、飯塚の32年に及ぶヒストリーが紹介された。
そんな中で始まった第1試合は、3月6日(水)大田区総合体育館で行われるIWGP Jr.戦・石森vsライガーの前哨マッチ。
両者の対決で試合が始まり、グラウンドでライガーが圧倒。そこから上村対イーグルスとなり、上村がエルボーをお見舞い。しかし、次のバックドロップはイーグルスが回避し、後頭部へスライディングラリアットを食らわせる。
これで上村は孤立してしまい、石森がフライングメイヤーからネックツイスト。しかし、カウンタードロップキックで石森に逆襲し、替わったライガーが掌底、風車式バックブリーカー、ロメロスペシャル、変型カベルナリアで追い討ちをかける。だが、石森はライガーにハンドスプリングオーバーヘッドキックを見舞って脱出した。
上村対イーグルスとなり、上村がショルダータックル3連発、串刺しドロップキック、逆エビ固めと畳み掛ける。しかし、イーグルスはローリングソバットで上村の動きを止め、ターボバックパックで追撃。
ライガーと石森が場外で番外戦を繰り広げる中、最後はイーグルスが450°スプラッシュで上村を葬った。
試合後、ライガーと石森はなおも乱闘を展開。そこからようやく離れるも、一触即発で激しく睨み合った。
ロビー「ニュージャパン・プロレスリングに帰って来れて嬉しいよ。(石森のベルトを指して)新しいベルトだね」
石森「獣神サンダー・ライガー、おもしれえな、やっぱりな。まずあの男、ライガー……。新日本ジュニアをリボーンするためには俺はライガー超えをしなければいけない。そのためにもこれからありとあらゆる手を使っていろいろ動いていくよ」
ロビー「僕の役割というのはサポートすること。ここにいるイシモリをサポートすることだ。そしてBULLET CLUBをサポートすることだ。そのためならば僕はいつでもジュニアのカテゴリーにいる選手たちを倒していく。それが僕の役割だよ」
上村「(※肩を借りてインタビュースペースに辿り着いたところで床に倒れ込み)クソッ、こんなんじゃダメだ……。せっかくジュニアのチャンピオンと試合できるチャンスだったのに。上の選手を倒さないと。俺が今狙っているものは、まだまだ遠いっす。ただ、あと3ヵ月、絶対に俺は勝ってみせます」
ライガー「パートナーの上村には悪いけど、今日は自分勝手な試合というか、石森選手の出方をじっくりと。残り何試合かありますけど、きっちりと彼を追い詰めていきます。だから、この後もカードが組まれてますけども、ちょっとタイトルマッチまで自分勝手な試合をするんじゃないかなと思ってますけども、この年齢でタイトルマッチですから、ある意味、最後のチャンスになるかもしれない。それは自分が一番よく感じてる。ファンのみなさんの支持や声援が頼りになりますので、それを背にベルト獲り、この年齢で、このキャリアでやったら面白いんじゃないかと、ワクワクしてます。気合い入ってます」