第5試合はNEVER無差別級6人タッグ王者の真壁刀義&矢野通&田口隆祐組が、初防衛戦としてコルト・カバナ&デリリアス&チーズバーガー組を迎撃。
今月初頭に開催された『THE NEW BEGINNING USA』に続いて登場するカバナは、キャリア20年を数えるベテランで、17年10月にはROHで矢野と抱腹絶倒の戦いを展開しているオールラウンドプレイヤー。
そのカバナとトリオを組むヒョロヒョロ体型のチーズバーガーと、予測不能な動きを見せるデリリアスは、『HONOR RISING:JAPAN』ではおなじみの個性派ファイターたち。
千両役者が揃ったタグチジャパンと、ナイスキャラが目白押しの挑戦者チームがどのような攻防を繰り広げるのか?
王者組はベルトを巻いてリングイン。田口はラグビーモード、矢野はプロデュースしたカレーを手に登場。チーズはライガーをモチーフとしたようなコスチュームを着用。
先発は矢野とデリリアス。ゴングが鳴ると予測不能な動きを見せるデリリアスに、矢野は逃げ回って戸惑う。そしてデリリアスはすばやくカバナにスイッチ。
すると新日本サイドは真壁が登場。ショルダータックル合戦では、三発目でカバナが競り勝つ。しかし、真壁もショルダータックルでダウンを奪い返す。カバナは自軍コーナーに真壁を押し込み、「ワタシハバカジャナイ!」と日本語でまくし立てる。
続いてチーズがフライングクロスボディを放つも、真壁はキャッチ。そして自軍コーナーにチーズを固定し、田口とタッチ。
田口はチーズにブレーンバスター。さらに軽々とボディスラム。スイッチした矢野は相手コーナーを挑発してから、チーズにストンピング。そして「大丈夫か、オマエ?」と怪訝な表情で投げかけ、場内は笑いが起こる。
次は真壁がチーズにストンピングを連発。チーズは必死にパンチを返すが、真壁は一発でダウンを奪う。場内は「チーズバーガー」コールが発生。
続いて田口がチーズにヒップバットを連発。さらにスリーアミーゴを繰り出すが、三発目はチーズがこらえる。そして自軍コーナーに逃げようとするも、田口が捕獲。しかし、チーズはスキをついて必死に逃げるとカバナとスイッチ。
カバナは田口にダブルチョップを連発。さらにリズミカルなナックルパートからエルボースタンプでダウンを奪う。そして軽い身のこなしでセカンドロープに飛び乗り田口にブファドーラ。
続いてチーズが田口にフットスタンプ、デリリアスがダイビングボディプレス。そしてカバナもダイビングボディプレスを繰り出すが、田口は転がってかわす。だが、カバナは着地し、リングをスプリングのように飛んでプレス。しかし、カバーは真壁と矢野がカット。
カバナは田口のヒップアタックをアトミックドロップで迎撃し、尻をひっぱたく。だが、田口も意地でヒップアタックをヒット。
タッチした矢野はターンバックルを外そうとするが、いつもの新日本の仕様と異なるため、時間がかかってしまう。
ようやく外したところにカバナが突進。矢野はかわすも、カバナは金具に激突せずにディフェンス。矢野は対角線のターンバックルも外す。するとカバナもターンバックルを手にし、二人は牽制しあう。
そして、カバナがターンバックルで一撃。続いてデリリアスと共にダブルでターンバックル攻撃。
矢野はデリリアスを金具に激突させるが、続く串刺し攻撃をデリリアスはキックで食い止め、打撃のコンビネーション。さらに変則的なロープワークからフライングラリアット。
デリリアスはコブラクラッチで矢野を捕らえる。切り抜けた矢野を、デリリアスは威嚇。矢野はひるむも、デリリアスを突き飛ばし、そこに田口がヒップアタック。
さらに矢野はデリリアスに急所攻撃。そこに真壁が袈裟斬りチョップを決め、最後は矢野が横入り式エビ固めでデリリアスからフォール勝ち。王者組が王座初防衛に成功した。
リング上では矢野がカバナの右腕を上げ、場内は拍手。そして、カバナはタグチジャパンと同じ花道から退場。