第3試合は矢野通&コルト・カバナvsデリリアス&デリリアス&チーズバーガー。当初、第1試合でカバナ&デリリアス&チーズvs海野&成田&辻が予定されていたが、急遽変更に。
これは昨日の2.22後楽園のNEVER6人タッグ(真壁刀義&矢野&田口隆祐vsカバナ&デリリアス&チーズ)が原因試合はデリリアスが矢野の金的攻撃から丸め込まれて終了。すると試合後、王者組に握手を求めにいったカバナに対し、怒り心頭のデリリアスが金的攻撃を食らわせて仲間割れに。このためカバナは矢野との共闘をアピールし、今回のカード実現に至った。
ROHタッグは入場時、チーズもデリリアスのマスクを被って入場。カバナと矢野の越境コンビはノリノリでリングイン。ゴング前、矢野がプロデュースしたカレーをアピールすると、カバナも懐からカレーを取り出して息のあったところを見せる。
ゴング前、越境タッグは互いに「ユー、ゴー?」「アイ、ゴー!」と先発を巡るやり取りで場内を沸かす。
まずは矢野とデリリアスが対峙。デリリアスは予測不能な動きで、場外へ。そしてリング下からイスを手にして、矢野に向かう。すると矢野も赤いイスを振り上げる。だが、それぞれカバナとチーズが、そのイスを取り上げる。
次はカバナとチーズのマッチアップ。場内が「カバナ」コールに包まれると、すねたチーズはリングを降りる。すると今度は「チーズバーガー」コール。機嫌を直したチーズはリングに戻り、カバナとリストの取り合い。だが、カバナは余裕の動きでチーズを手玉に取る。
チーズも華麗なムーブからヘッドロックに固めるが、カバナは動じず、ショルダータックル。しかし、チーズもティヘラを決める。さらにトップコーナーからクロスボディを見舞うが、これはカバナにアッサリかわされる。
タッチした矢野はチーズに「オイ、大丈夫か!?」と気遣う素振り。ここでダウンカウントが数えられ、チーズはカウント9でギリギリ立ち上がる。矢野は無事を確認してからハンマースルー。するとチーズはロープにしがみついて、矢野のお株を奪うように「ア~ア~ア~」と雄叫び。
すると矢野も負けじと「ブレイク」コールを連発。それをデリリアスが阻止。そしてチーズはダブルブレーンバスターを指示するが、デリリアスは拒否。そして矢野の背中をかきむしり、ターンバックルに頭部をぶつけていく。だが、三発目は矢野が切り返す。さらに矢野は連発で叩きつけるが、デリリアスは自分から何度も頭をぶつけてアピール。
矢野は驚きの表情を見せつつ、ターンバックルをしにかかる。だが、「外れない!」とあきらめてしまう。するとカバナがどこかからコーナーマットを持ち出して、矢野に手渡す。しかし、デリリアスが奪い取り、矢野に一撃。
タッチしたチーズは矢野に回転エビ固め。しかし、矢野は踏ん張る。するとカバナはコーナーマットをわたし、矢野はチーズの脳天に打ち付ける。
次はカバナがチーズに倒れこみのボディプレス。さらにサーフボードストレッチでダメージを与える。チーズは旋回式のDDTで反撃。さらにトラースキックを決め、獣神サンダー・ライガー直伝の掌底をヒット。
続いてROHタッグはツープラトン攻撃を狙うも、カバナはロープにしがみつく。ここで矢野がリングに入ると、ROHタッグは矢野もロープへハンマースルー。しかし、矢野もしがみつき、カバナとともに「ア~ア~ア~」の共演。
そこにチーズが突進するも、矢野が場外に排除。そして矢野もデリリアスに突っ込むが、逆に自分が場外に投げられてしまう。
ここからデリリアスは変則的なロープワーク。だが、カバナは「チョットマッテ!」とデリリアスをストップさせ、両足を持ってテイクダウン。だが、デリリアスの裸足を触ったことに嫌悪感を示し、そのスキにデリリアスが背後から急所攻撃。そして横入り式エビ固めで丸め込むが、カバナはカウント2でキックアウト。
ならばとデリリアスは串刺しラリアットを連発し、カバナに雪崩式攻撃を狙う。だが、こらえたカバナはシカゴスカイラインへ。そして、最後は「スーパーマン!」と叫びながらデリリアスに飛びかかり、そのまま変形エビ固めで押さえ込んでフォール勝ち。