ヴィラン・エンタープライゼスのスカルとBULLET CLUBのイーグルスが対決するシングルマッチ。

　試合開始直後から両者がエルボーを打ち合い、続いてイーグルスがヘッドシザースホイップ。だが、スカルが追走式バックエルボーでなぎ倒し、変型カベルナリアで絞る。
　するとイーグルスは、スワンダイブ低空ドロップキックでスカルの膝を撃ち抜く。そして、後頭部へのスライディングラリアット、スリーパーホールドなどで追い討ちをかける。
　しかし、スカルは串刺し攻撃に来たイーグルスにカウンターエルボースマッシュをお見舞い。さらに、イーグルスをトップロープへ乗せてランニングエルボースマッシュで場外へ落とすと、エプロンから低空トラースキックを食らわせる。
　続いてスカルは逆さ押さえ込みの要領でイーグルスをひざまずかせ、シャイニング延髄斬り。さらに、パワーボムでフォールするが、カウントは2。
　次にスカルはフェイントから低空トラースキックで膝を蹴ろうとするが、イーグルスが脚を取ってターボバックパックで叩きつける。
　その後、スカルがイーグルスのファイヤーバードスプラッシュを回避し、そこから両者が丸め込みの応酬を繰り広げる。
　ここでスカルは再び逆さ押さえ込みの要領からシャイニング延髄斬りに行くが、イーグルスが回避して低空トラースキックを見舞う。それでもスカルはフェイントから膝に低空トラースキックを浴びせるが、イーグルスがカウンターハイキックで逆転。続いてトラースキック、シャイニング延髄斬りへ繋ぐ。
　だが、スカルがカウンターラリアットでイーグルスを吹き飛ばし、変型パッケージドライバー、ハーフネルソンスープレックスホイップで追い討ち。
　それでもイーグルスは雪崩式攻撃を仕掛け、抵抗されるとトップロープ上から雪崩式フランケンシュタイナーを敢行。そして、胸板へローキック3連発を見舞うと、スカルはツバを吐いて挑発。怒ったイーグルスがローキック4連射で報復に出る。
　それでもスカルは指折り攻撃に行くが、イーグルスが脱出し、ハイキックをお見舞い。ところが、スカルがカウンターローリングエルボーでなぎ倒し、クロスフェースチキンウィングで一気に決着をつけた。

スカル「今日も“ヴィラン”の素晴らしい勝利だったな！ なんといってもあのジュニアの強豪、ロビー・イーグルスを8分で、たった8分で！ 倒してやったんだ！　いいか？ ヘイ、ニュージャパンはもう少しオレに対してリスペクトが必要だし、そもそも今年の『WRESTLE KINGDOM』東京ドームでは前座みたいな扱いだったじゃないか？　今回もROHのスター選手がヤングライオンと試合とはどういうことだ？　しかも、俺は“ヴィラン・エンタープライゼス”のCEOだぞ？　そろそろ本領発揮してやるからな！」

イーグルス「チキンウィングを左肩にやってきやがった。このニュージャパンのリングで俺がどんなレスラーか、俺がいかに素晴らしいかを証明するつもりだった。ニュージャパンでは“ボーンソルジャー”タイジ・イシモリがジュニアのチャンピオンであり、俺は一緒にやってきている。今回初めてのシングルでの試合だったが、“ヴィラン・エンタープライゼス”マーティ・スカルを相手に負けてしまった。オーストラリアでも日本でも負けてしまった。だが、マーティ・スカルに対する負けはこれが最後だ。ROHでもイギリスでもこの左肩が治ったらいつでもやってやる。俺はBULLET CLUBのテクニシャンでスナイパー・オブ・ザ・スカイ。いつかお前を撃ち落としてやる」