第5試合は内藤哲也&鷹木信悟のL・I・Jタッグが、THE KINGDOMのマット・テイヴェン&ヴィニー・マーセグリア組と対戦。
テイヴェンは2015年4月、マイケル・ベネットとの“旧KINGDOM”としてIWGPタッグ王者に君臨。高い身体能力でインパクトを残した。その後、テイヴェンはオライアン&マーセグリアとの“新生KINGDOM”として、ROH世界6人タッグ王座に三度戴冠し、同マットを席巻している。
“ザ・ホラー・キング”の異名を持つマーセグリアは、上半身を覆うタトゥーが不気味な怪奇派。初来日となる今回、新日本マットでどんな爪痕を残すのか、注目が詰まる。
対する内藤は昨年11月にROHに参戦し、BUSHIとのタッグでKINGDOMのヴィニー&オライアン組に勝利を収めているが、今回は大将格のテイヴェンが登場するだけに油断はできない。一方の鷹木は過去にROH世界タッグ王座を戴冠。ROHの選手との遭遇はひさびさとなる。日米の人気ユニット同士による対決、果たしてその結末は?
KINGDOMはROH世界6人タッグのベルトを手にリングイン。L・I・Jタッグも鷹木がIWGPジュニアタッグ、内藤がインターコンチのベルトと共に入場。
KINGDOMはゴング前に奇襲攻撃。マーセグリアは場外で鷹木に襲いかかる。リング上では内藤がテイヴェンにアームドラッグ二連発。
タッチした鷹木はテイヴェンの左腕をロープを利用して攻め立てる。さらにダブルチョップでダウンを奪うと、内藤とスイッチ。
L・I・Jタッグはテイヴェンの左腕に集中攻撃。そして内藤はロープに走るも、テイヴェンはレフェリーを盾にして防御。さらにテイヴェンが内藤をロープに投げると、マーセグリアが捕らえてノドをセカンドロープに打ち付けていく。そしてテイヴェンが内藤にスライディングキック。続いて内藤のお株を奪う寝転びポーズを披露。場内はブーイングに包まれる。
マーセグリアが内藤をリングに戻すと、テイヴェンは馬乗りになってパンチの雨嵐。次にリングに入ったマーセグリアに対し、内藤はエルボーを返していくが、マーセグリアはニーを顔面にヒット。さらに変形のバックドロップを決め、そこにテイヴェンがトップコーナーからダイビングエルボー。KINGDOMが流れるような連携攻撃を見せていく。
テイヴェンはトップロープと自身の右足を利して内藤にギロチン刑。そしてKINGDOMは目を見開くポーズで内藤を挑発。
マーセグリアは内藤の頭部をターンバックルに叩きつけていく。内藤もテイヴェンにエルボーの連発から、コーナーミサイルを狙うが、こらえたテイヴェンは内藤を背中に担いだ状態で走り、そこにマーセグリアが内藤の顔面めがけてキック。
劣勢の内藤だったが、一瞬のスキをついてテイヴェンにトルネードDDT。ここでようやく鷹木にタッチするも、KINGDOMはふたりがかりで出鼻をくじく。しかし、鷹木はマーセグリアにショルダータックル。そしてテイヴェンをヒップトスでマーセグリアの上にホイップし、さらにセントーンをお見舞い。勢いに乗る鷹木はラリアットでテイヴェンを場外に排除。
大立ち回りを見せた鷹木は、テイヴェンをリングに戻す。だが、エプロンに上がったところでマーセグリアを足をつかんで妨害。すかさず、テイヴェンが三角飛びキックを鷹木にヒット。そこからテイヴェンは場外の鷹木にスライディングキックを放つも、鷹木はその足を捕ら、引っ張り込んでラリアット。
鷹木はテイヴェンに豪快なブレーンバスター。しかし、テイヴェンも打撃のコンビネーションからDDT。スイッチしたマーセグリアは鷹木の頭部をターンバックルに叩きつけ、ロープへ。鷹木は風車式バックブリーカーで捕らえようとするも、マーセグリアは切り抜けると河津がけを放ち、すかさずテイヴェンがランニングニー。
続いてテイヴェンが鷹木を変形のフェイスバスターで叩きつけ、マーセグリアはレッドラムを繰り出すが、これは鷹木が間一髪でかわす。
鷹木は内藤にタッチしようとするも、マーセグリアがカット。そしてダブルアームで持ち上げようとするが、鷹木はリバース。さらにショルダータックルを決めて内藤にスイッチ。
内藤はマーセグリアを蹴散らしてから、テイヴェンに低空ドロップキック。さらにマーセグリアのバックを取るも、マーセグリアはエルボーで切り抜ける。ならばと内藤はフライングフォアアームを繰り出すが、こらえたマーセグリアはダブルアーム式のバックブリーカー。
マーセグリアはリバースDDTの体勢に捕らえるが、内藤は切り抜ける。そしてマンハッタンドロップを決め、すかさず鷹木が延髄ラリアット。
そこにテイヴェンが突っ込んでくるが、鷹木は追走ラリアット。そして内藤は低空ドロップキック。今度はマーセグリアに内藤が低空ドロップキック、鷹木がパンピングボンバー。最後は内藤がマーセグリアにデスティーノを決め、L・I・Jタッグが勝利を収めた。