新日本プロレス本隊vsCHAOSのタッグマッチ。永田と石井は3月8日（金）後楽園ホールの『NEW JAPAN CUP 2019』1回戦を控えている。

　試合開始前、永田と新日本プロレス沖縄後援会が北山高等学校駅伝部後援会に寄付金を贈呈した。

　そこから永田対石井で試合が始まり、激しいエルボー合戦を展開。ここは永田が競り勝つが、石井はすぐにブレーンバスターで逆襲した。
　海野対矢野となり、海野がショルダータックルで先制。そこから場外乱闘になり、矢野が鉄柵攻撃で海野の動きを止める。
　先にリングへ戻った矢野は、青コーナーのクッションを取り外し、金具をむき出しにする。そして、そこへ海野を叩きつけると、救援に来た永田も同じ目に遭わせる。
　その後も海野は集中砲火にさらされるが、チョップ連打で石井に反撃。だが、石井がすべて受け流し、強烈なエルボーとカウンタータックルで報復する。
　しかし海野は、串刺し攻撃に来た石井を両脚キックで迎撃し、コーナー2段目からのミサイルキックで逆転。ようやくスイッチした永田が、石井のボディにローキックとミドルキックを見舞い、串刺しフロントハイキック、ランニングフロントハイキック、カウンターエクスプロイダーで追い討ちして行く。
　その後、両者が再び激しいエルボー合戦を繰り広げ、永田が競り勝つ。だが、石井がキックを受け止め、ジャーマンスープレックスホイップで挽回。それでも永田は腕固めを極めるが、矢野がカットし、石井がパワースラムで逆転した。
　海野対矢野の場面。海野がエルボー連打、ランニングエルボー、串刺しバックエルボー、ブレーンバスター、腕ひしぎ逆十字固めと一気に攻め込む。
　続いて海野＆永田がトレイン攻撃、海野がコーナー最上段からのミサイルキックで矢野に追い討ちをかける。
　すると矢野＆石井がトレイン攻撃を狙うが、海野が脱出し、ランニングエルボーで矢野、ドロップキックで石井に逆襲。さらに、矢野を突き飛ばして石井と衝突させ、スクールボーイで丸め込む。
　永田と石井が場外で番外戦を繰り広げる中、海野はフィッシャーマンズスープレックスを狙う。しかし、矢野が抵抗して顔面をかきむしり、マンハッタンドロップを食らわせる。
　それでも海野は矢野の突進をかわし、金具へ激突させる。ところが、矢野が海野を突き飛ばして浅見レフェリーと衝突寸前にし、背後から急所攻撃。その直後、赤霧で3カウントを強奪した。

　試合後、矢野が気持ちよくYTRアピールを行なう中、永田と石井は一触即発で睨み合った。

永田「去年も一昨年もエントリーがなかった『NEW JAPAN CUP』に、なぜか出場が決まっちゃったね。（IWGPヘビー挑戦のチャンスが出てきたが）それはオレにとって大朗報。まったく想定しなかったことで。1月、2月と試合がない中ムダにトレーニングばっかりしてたけど、ムダにならないで済みそうだね。試合ができないストレスをトレーニングで発散してたんで。それがムダにならなくて良かったなと。永田裕志の『NEW JAPAN CUP』出場の反響が不思議なぐらいあって。時代の流れにファンは十分納得しているのかと思っていたら、どうやらそうじゃないファンもたくさんいるらしい。見せてやりますよ。本気で、必死で、50オーバーのIWGP王者返り咲きを目指して。久しぶりに、エネルギーが充満している感じがする。主力選手が何人か外に流れても新日本が弱体化することがないということを、オレら（第三世代）の力で、身を持って世の中に証明すればいいだけですから。力が衰えて一線を引いているわけじゃないというのを、身を持って証明してみせますよ。まあ、見ててください」
海野「こんな簡単に負けちゃダメだ。矢野さんに簡単に遊ばれて終わった。『NEW JAPAN CUP』は負けたら終わりだから。“もう1回”も“ワンモアチャンス”もないから。3月10日、尼崎、自分の全力を、すべてをぶつけて、棚橋さんから勝ってみせます。ありがとうございました」

※石井＆矢野はノーコメント