3月9日(土)名古屋で行われる『NJC』1回戦・オカダvsエルガン、3月10日(日)尼崎で行われる『NJC』1回戦・棚橋vs海野、天山vs田口、3月11日(月)高松で行われる『NJC』1回戦・真壁vsカバナの4重前哨マッチ。
棚橋対海野で試合開始となり、海野がロープ際でクリーンブレイクせずにチョップを浴びせる。そして、ヘッドロックを切り返されても怯まず、追走式バックエルボー、カウンターランニングエルボーで追い討ちした。
天山対田口となり、田口がモンゴリアンアクションからグータッチを要求。これに天山が応じようとした途端、トーキックで奇襲する。
さらに田口は、モンゴリアンアクションからヘッドロックを極める。それでも天山はショルダータックルをブロックするが、田口がカウンタージャンピングヒップアタックでなぎ倒した。
これで天山が孤立する展開となり、田口→エルガン→海野→カバナの順でヒップアタックをお見舞い。そして、田口がモンゴリアンアクションからのヒップアタックで続くが、天山がカウンターマウンテンボムで挽回。
タッチを受けたオカダは、田口の尻にエルボーと低空ドロップキックをお見舞い。さらに、真壁がボディスラム、棚橋がヒップアタック、天山がモンゴリアンアクションからのヒップアタック、真壁がヒップアタックで追撃。そして、オカダもヒップアタックで続き、そこからヒップドロップを浴びせる。
苦しくなった田口は、カウンタージャンピングヒップアタックで真壁に逆襲。ここでタッチを受けたカバナは、ヘッドシザースホイップで真壁を投げ、串刺しジャンピングバックエルボー、2段式ジャンピングボディプレスで追い討ち。だが、真壁が右のショートレンジラリアットを放ち、回避された直後に左ラリアットをヒットさせた。
オカダ対エルガンとなり、エルガンが逆水平チョップ、カウンターフロントスープレックス、串刺しラリアット2連発、ファルコンアローと畳み掛ける。そして、パワーボムの体勢に入るが、オカダがバックスープレックスに切り返す。
その後、オカダがリバースネックブリーカーを見舞うと、エルガンはジャンピングハイキックで挽回。そして、オカダのドロップキックから逃れ、カウンタートラースキックでなぎ倒した。
オカダ対海野となり、海野がエルボー連打、ランニングエルボー、カウンターランニングエルボー、串刺しバックエルボー。そして、オカダのスローイングを利用し、控えの棚橋にタックルを食らわせる。
ところが、直後にオカダがフラップジャックで海野に報復。そして、コーナー最上段へのぼるが、カバナが捕まえて変型ストマックブロックで動きを止める。
ここから混戦となり、カバナ&田口が真壁にダブルジャンピングヒップアタック、天山がカバナにニールキック、エルガンが天山にローリングエルボー、棚橋がエルガンにドラゴンスクリュー。
そこから棚橋が海野に張り手を浴びせ、オカダがドロップキックで追撃。そして最後は、レインメーカーで轟沈した。
試合後、棚橋がダウンしている海野を見下ろす。そして、オカダとエルガン、真壁とカバナ、天山と田口が睨み合った。
真壁「オイ、俺様は息一つ切れちゃいねぇよ。えぇ? どういうことか分かるか? 俺たちにケンカ売るのはまだまだ早えぇ、バカ野郎! いいぜ、あの勢いはいいぜ!? ただよぉ、俺から言わせてもらえれば,ダメ出しだバカ野郎、海野! もっともっと試合前からよぉ、挑発してみろこの野郎! あぁ? 他の人間が守ってくれると思ってんのか? この野郎! オイ! オマエ今度の1回戦、棚橋と当たるだろ、オイ! 死ぬ気で行けよテメェこの野郎! あとな、コルトの野郎、オイ! オマエ分かってねぇな! 新日本のこの俺様がよぉ、どういう男か、オメェ分かってねぇようだな! 分かってるぜ!? 初物なんざよぉ、真っ二つにぶっ壊してやる! それだけだ!」
オカダ「始まりましたね、『NEW JAPAN CUP』。いや、これから始まると言ったらいいのかな。まぁ、もう何回も言ってるように……エルガンを久しぶりに感じて、強いよ。すごい力だね。でも、大本命のこの俺が優勝しないと盛り上がらないんすよ、この『NEW JAPAN CUP』は!(※去り際に)俺だ!」
棚橋「(※オカダのコメントを受けて)いいや、俺だな! 俺には野望があるから。『NEW JAPAN CUP』優勝して、マディソン・スクエア・ガーデンのメインイベントに立つ。そしたら俺、一流のプロレスラーって名乗るから」
天山「みんな気合い入ってるよ! もちろん俺だって、マディソン・スクエア・ガーデンなぁ、昔、小さい頃から見てたニューヨーク。行きたいねぇ。もちろんここで『NEW JAPAN CUP』優勝して、さっきもリング上で、1回戦で当たる田口と当たったけども、上等じゃん! 来いって! 尼崎で勝負したろと思ったっすね。もちろん『NEW JAPAN CUP』、誰も注目してないこの俺が優勝して、ニューヨークのね、マディソン・スクエア・ガーデンのリングに乗り込みたいと思います。誰も予想だにしないような結果を出したいと思うんで、見とけよ田口、覚悟しとけよ!」
エルガン「2018年はアップよりダウンの多い1年になってしまった。この『NEW JAPAN CUP』が俺にとっての2019年のスタートになる。できることならアップからスタートしたいものだ。オカダ、あいつはニヤニヤしてプロレスを続けているけれども、もうあんなオカダを俺は見たくないんだ。元とはいえ、あの歴史のあるIWGPのヘビー級チャンピオンに長年君臨したあの男が見たいんだ。そしてそんなオカダと闘って、俺は勝ちたい。オカダに勝つならば最高のオカダに勝ちたいということはみんなわかっているだろう。もし俺が負けるならば、それはそれでもう止められないかつてのオカダ・カズチカに戻っていることを願っている」
田口「旗揚げシリーズから引き続き絶好調ですね。今日の試合も絶好調。聞くところによるとファンの優勝予想は2パーセントしかいないみたいなんでね。2パーセントもいるのかって感じですけどね、完全に大穴でしょう」
カバナ「これが俺の正式な新日本プロレスデビューになった。1999年からプロレスを始めてついにこの日を迎えることができた。そのデビュー戦を勝利で飾ることはできなかったが、タグチに何も文句はない。一夜で終わってしまう勢いではなく、この20年やってきたことを『NEW JAPAN CUP』で見せたいと思う。コメディ要素のあるプロレスも好きだけれども、俺は本来真剣なプロレスが好きなんだ。今はマカベのことを研究し、彼のことを知りつくそうと努力している。凄く集中力が上がっているし、2019年『NEW JAPAN CUP』を俺は手に入れたい」
※海野はノーコメント