第5試合は飯伏幸太&ウィル・オスプレイ&後藤洋央紀vsザック・セイバーJr.&ランス・アーチャー&TAKAみちのく。『NJC』二回戦が行なわれる3.14奈良(オスプレイvsアーチャー)と3.16後楽園(飯伏vsザック)のダブル前哨戦となる。
リングに上がるとTAKAがマイクを手にし「勝つのは誰ですか~?」と場内を煽ってから、相手チームを呼び込む。オスプレイはNEVERのベルトを巻いてリングイン。ゴング前からオスプレイとアーチャーはにらみ合いを展開。そしてザックが飯伏に奇襲攻撃を仕掛けたところで、試合開始のゴング。
リング上、アーチャーのボディスラムを切り抜けたオスプレイはキック。そして早くもストームブレイカーを狙うが、アーチャーはリバース。するとオスプレイは着地し、エルボーを連発。アーチャーは倒れないが、オスプレイはドロップキックでアーチャーをコーナーに吹っ飛ばす。
オスプレイは逆水平チョップを見舞うも、アーチャーはひるまず前に出る。そして胸板への張り手一発でダウンを奪う。さらにボディスラムでオスプレイを大きく投げ飛ばす。
スイッチしたTAKAはオスプレイにサミング。そして串刺し二ーを叩き込み、ザックと交代。ザックはオスプレイの顔面に踏みつけ攻撃。そしてネックロックを決める。オスプレイが脱出すると、エルボー合戦へ。
ザックはオスプレイをダウンさせ、両足でネックスクリュー。そしてオスプレイをハンマースルーでコーナーに叩きつける。
タッチしたアーチャーはオスプレイに串刺しエルボーを連発。だが、オスプレイは三発目をかわし、自軍コーナーに戻ろうとする。しかし、アーチャーが後頭部を踏みつけて阻止。
次はザックがオスプレイをクロスアームで固めて複合関節を狙う。しかし、切り抜けたオスプレイはハンドスプリング式のスクリューキックをヒット。
ようやくスイッチした飯伏は、軽快な動きからザックにフランケンシュタイナー。そしてその場飛びムーンサルトプレスを炸裂。
飯伏はカミゴェを繰り出すが、切り抜けたザックは丸め込みへ。そしてヨーロピアンアッパーカットからコブラツイストで捕獲。
スイッチしたTAKAは、ザックと共にダブル攻撃を狙うも、しのいだ飯伏は二人まとめて オーバーヘッドキック。
次は後藤とTAKAのマッチアップ。後藤が牛殺しの体勢に入ると、アーチャーがカット。そして鈴木はトレイン攻撃へ。TAKAは後藤の顔面に二ーを炸裂。
続いてTAKAは後藤にトラースキックを繰り出すが、かわした後藤はラリアット。そしてGTRの体勢に入るも、アーチャーがフロントキック。するとオスプレイがアーチャーにスワンダイブのエルボー。
そのオスプレイにザックが蹴りを放つも、オスプレイがその蹴り足を捕獲。そこに飯伏がドロップキックを炸裂。ここから飯伏とオスプレイは場外のアーチャーとザックにプランチャ。
最後に後藤も飛び技を狙うが、これはTAKAがキックで阻止。ならばと、後藤は牛殺しの体勢から、GTRへ。この一撃で3カウントを奪い、勝利を収めた。
試合後、アーチャーはオスプレイに対し、明日の決戦を前にマイクアピール。
飯伏「今日は6人(タッグ)だったんで。自分もちょっと調子が悪いというか、まだ戻ってない感が。回復がですね。後楽園ホールまでには、次のザック・セイバー戦には100%にまた戻して。まあ、最終的には。今日は10%。明日30%まで持っていけば、後楽園ホールまでには100%に。とりあえず、やってやりますよ。優勝してやります。それしかないです。それしかないですよね?」
オスプレイ「いやあ、思ってた以上だ。これほどの闘いが続いたことはなかったよ。でも、負けてられないんだ。このままやられてしまうわけにはいかないんだ。明日は明日。だけど、俺にとっては最高に素晴らしい日になるんだよ。俺の手でそうするんだ。ランス・アーチャーを破ってな。オカダ相手では感じてなかったことなんだけどな。あの時はまだ、俺にとっておきの必殺技がなかったから。いいか、俺のストームブレイカーが決まってフォールを返したヤツは、まだ誰ひとりとしていない。まあ、あれだけ大きな相手を肩に担ぎ上げることは難しい。だけど、肩に担ぎさえすれば、勝利は確実だ。まだストームブレイカーが破られたことはない。ワン、ツー、スリーが待っている。あいつは皆殺しだとか言ってるけど、殺人の山を築いてきたか? 口ばっかりさ。『WRESTLE KINGDOM』で俺がイブシ相手にしたことの方が、よっぽどヤバかったぞ。食事もノドが通らないぐらい、心配したほどだんだからな……」
後藤「やっぱり俺は強いよなあ? まあ、終わったことをグダグダ言うつもりはない。飯伏選手に、そして生き残っているほかのCHAOSのメンバーに優勝はたくしますよ。今回は……残念無念。また来年だ、オラ」
アーチャー「お遊びなしだ。逃さないぞ。やってやる。計算通りにな。明日、負けることなどありえない。ウィル・オスプレイよ、お前は規格外の大きなヤツに勝てると思ってるのか? ヘヘヘ、それが間違ってることを思い知るだけだ。手加減は加えない。俺はただ、お前を叩きつけ、傷つけるだけ。お前が勝つことなんて、あり得ない。俺がエアリアル・アサインを葬る。みんなが見てる前で、お前をもてあそんでやる。お前自身が飛ぶんじゃなくて、俺がお前を天高く飛ばしてやる。お前が望まなくとも。俺の手でな。それに、お前だけじゃないぞ。この『NEW JAPAN CUP』で相手するヤツ、すべて死に送り込んでやる」
ザック「オイ、コータ、ご機嫌いかが? 今日は3対3だったから、それなりの闘いしかしなかったよ。あんまり手ごたえなかったかな? 罠も仕掛けなかったし、お前も踏み込んで来なかった。去年のことは覚えてるか? 去年のコータ・イブシは骨が折れるとタップアウトしたな。お前からは、何がなんでもという闘志や情熱を感じなかった。今回はタップアウトしなかったけど、泣き叫んでたな。去年はどうだったかな? そこまでするまでもなかっただけさ」
※TAKAはノーコメント