第3試合は真壁刀義がトーア・ヘナーレとパートナーに、K.E.S(ランス・アーチャー&デイビーボーイ・スミスJr.)と対峙。K.E.Sは今シリーズ、タッグとしては初の試合となる。
アーチャーはリングに上がると、コーナーに上ってTシャツを客席に投げ入れると見せかけ、マットに叩きつける。
先発はヘナーレとスミス。ヘナーレは『NJC』一回戦で自身が破れたアーチャーに突っかかるが、背後からスミスが攻撃。しかし、ヘナーレはロープで加速してフライングショルダータックル。そしてコーナーに上るも、スミスは豪快なデッドリードライブ。そしてスミスがヘナーレを場外に投げ込むと、アーチャーが鉄柵に二度にわたって叩きつける。
スミスも場外に下り、ヘナーレの腰を鉄柵に打ち付ける。カウント15でスミスはヘナーレをリングに戻す。K.E.Sはヘナーレにツープラトンのボディスラム。
続いてアーチャーがヘナーレに顔面かきむしり。さらに後頭部に殴りつけるようなラリアット。そして串刺しエルボー三連発食らわせると、ヘナーレは前のめりに崩れてしまう。
ヘナーレもエルボーを返すが、逆にアーチャーがエルボー一発でダウンを奪う。次はスミスがブルドッグボムを狙うが、ヘナーレは脚力でリバース。
タッチした真壁はスミス、そしてコーナーのアーチャーに連続でショルダータックル。さらにスミスには串刺しラリアットを見舞い、頭部にナックル。続くノーザンライトスープレックスは不発に終わるも、真壁はスミスにラリアット。するとスミスは真壁にブリティッシュフォールで反撃。
次はヘナーレとアーチャーのマッチアップ。アーチャーの串刺しエルボーをかわしたヘナーレは、串刺しラリアットをヒット。そして気合と共にサモアンドロップを決め、トップコーナーからダイビングショルダータックル炸裂。
だが、スミスが入り、K.E.Sはヘナーレに連携のオクラホマスタンピード。真壁がカットに入るが、すかさずスミスが場外戦に持ち込む。
リング上、アーチャーはヘナーレにチョークスラムを狙う。だが、こらえたヘナーレは打撃のコンビネーションから、突き上げるようなヘッドバット。そしてサモアンドロップの体勢に入るも、スミスがフロントキック。最後はK.E.Sがキラーボムでヘナーレを粉砕した。
試合後、パワーの有り余っているアーチャーは佐藤レフェリーを突き飛ばす。
アーチャー「あの歌を聞いたか? あの歌が何を歌っているか分かったか? K.E.Sが戻ってきた! K.E.Sが戻ってきたんだ! より大きくなって、よりすごくなって戻ってきた! K.E.Sの手で、皆殺しだ!」
スミス「その通り! 俺は戻ってきた! KESが戻ってきた! 今までで一番いい状態で! このまま勝ち続けてやる! 挑戦者は誰だ? 俺たちはIWGPタッグ王座を獲りに来た! 俺たちは勝つ!」
真壁「ダメだ、コノヤロー! ヘナーレの調子が良きゃ、この俺様も調子いいだろ。言ってる意味わかるか、コノヤロー? パートナーがのってれば、この俺だってのってんだよ。オイ、ヘナーレが良い悪いじゃねーんだ。あのヤローが本気で相手を潰す気ならよ、完全に潰してやるよ。いいか、テメェら。久々にやったな、スミス、ランス・アーチャー。オイ、ぶっ潰してやろうか、コノヤロー! オイ、テメェらよ、首洗って待ってろ! それだけだ!」
ヘナーレ「コーラクエン……コーラクエン。いつの日か俺とショータで勝ってやる。俺はランス・アーチャーと、ショータは“エース”タナハシ選手とこの『NEW JAPAN CUP』で当たって既に負けてしまった。このシリーズ中、パワーボムを何度も食らい負けてしまった。昨日、ニュージーランドのクライストチャーチでものすごく悲しい事件が起きた。俺の想いはニュージーランドのみんなとともにある。とにかく、ランス。いつの日かお前を倒してやる!」