3.17後楽園で行われる『NJC』2回戦カバナvs矢野、3.20静岡で行われる『NJC』準々決勝戦オカダvsオスプレイ、YOSHI-HASHIvs石井のトリプル前哨戦。

　オカダ対オスプレイで試合開始となり、オカダがロープ際でクリーンブレイク。ところが、直後にオスプレイがショルダータックルを浴びせる。
　そこから両者が動き回り、オスプレイがリープフロッグからのモンキーフリップでオカダを場外へ追いやり、ハンドスプリング＆バク宙でフェイント。その後、オスプレイがオスカッターを繰り出すと、オカダが受け止めてレインメーカーに行く。しかし、オスプレイが身をかわした。
　YOSHI-HASHI対石井となり、YOSHI-HASHIがエルボー連打をお見舞い。すると、石井もエルボー連打で報復し、ヘッドバットで追い討ち。それでもYOSHI-HASHIは体勢を入れ替え、エルボー連打で挽回。そして、頭を叩いて石井を挑発して行く。
　これに対して石井は、逆水平チョップ連打で報復。しかし、YOSHI-HASHIが再び体勢を入れ替え、エルボー＆逆水平チョップ連打を浴びせる。その後、両者がタックルを打ち合い、YOSHI-HASHIが競り勝つ。だが、石井がブレーンバスターで叩きつけた。
　YOSHI-HASHI対矢野となり、矢野がアームホイップ。さらに、髪を掴んでYOSHI-HASHIを引き倒す。ここでタッチを受けたオスプレイは、オカダを挑発しながらトップロープ越えのセントーンアトミコをYOSHI-HASHIに見舞う。
　YOSHI-HASHIの劣勢は続き、石井が逆水平チョップ連打。これにYOSHI-HASHIも逆水平チョップを返すと、エルボー連打を浴びせて行く。だが、YOSHI-HASHIはフェイント式バックキック、カウンターラリアットで報復した。
　オカダ対オスプレイとなり、オカダがエルボー連打、カウンターランニングバックエルボー。次の串刺し攻撃をオスプレイが回避すると、フラップジャックで叩きつける。
　続いてオカダはボディスラムからコーナー最上段へのぼるが、オスプレイが立ち上がり、サマーソルトキック→シャイニング延髄斬りの連続攻撃で逆襲。
　さらにオスプレイは、スワンダイブフライングフォーアームからオスカッターを繰り出すが、オカダが受け止めてパイルドライバーの体勢に入る。そこからオスプレイが逃れ、バックキックでオカダの顔面を撃ち抜く。しかしオカダは、カウンタードロップキックで巻き返した。
　カバナ対矢野通となり、矢野がラリアットを連続回避。そして、素早くニュートラルコーナーのクッションを取り外すと、直後に反対側のクッションも排除してしまう。
　ここでカバナと矢野がお互いにクッションを持って身構え、睨み合いになる。そして、互いに海野レフェリーにクッションを渡すように求め、大声で言い争う。
　そこから矢野が海野レフェリーにクッションを渡し、隙を見てカバナからもうひとつのクッションを奪う。それを海野レフェリーが没収すると、カバナが背後からスクールボーイで矢野を押さえ込む。しかし、海野レフェリーが背中を向けていたためにカウントは数えられず。
　これにカバナが怒って海野レフェリーに抗議すると、矢野が背後からスクールボーイをお返し。ここはYOSHI-HASHIのカットが間に合うが、すぐに石井がカウンタータックルで吹き飛ばす。
　その後、矢野にバックを取られたカバナが海野レフェリーを突き飛ばし、バックキックで急所を蹴ろうとする。しかし、矢野が回避し、直後に石井がラリアットをお見舞い。そして、矢野が間髪入れずにスクールボーイ（横入り式エビ固め）で丸め込み、3カウントを奪った。

　試合後、YOSHI-HASHIと石井がロープを挟み、一触即発の睨み合いを展開。一方、オスプレイとオカダも、場外で激しく睨み合った。

石井「オイ、YOSHI-HASHI。そんなんじゃ、俺は倒せねぇ。オイ、YOSHI-HASHI。100パーセント以上のものを出してこい。全部受け止めてやる」
オスプレイ「今、何に興味があるかって？　『NEW JAPAN CUP』、それだけだ！」
※矢野はノーコメント

YOSHI-HASHI「あの人の一発一発、重いよ。きつかった。でも、俺はもうそういうのを全部、乗り越えれると思ってるから、静岡、俺が必ず勝ち上がるから」
オカダ「元気だねぇ、オスプレイ。勢いっていうのは感じるけど、お兄ちゃんを怒らせない方がいいぜ、コノヤロー」
カバナ「今日はこんなはずではなかった。今日は負けたが、イシイのラリアットを喰らって負けたんだ。明日の『NEW JAPAN CUP』2回戦、明日はイシイもいないし、ヤノと俺の1対1の勝負だ。明日は自分のキャリア史上、一番の試合になるだろう。そして、俺は自信満々だ。アリガトウゴザイマス」